【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年05月27日

【帰着レポート】地元に根付く佐渡の伝統芸能

<5/3発 添乗員:東京支店 太田勇樹>

鼓童と薪能も楽しむ 伝統と芸能の島・佐渡の旅【4日間】

古くから順徳天皇や世阿弥、日蓮聖人などが流刑され、金山で栄えたことも相まって様々な文化が一般大衆にまで広がった佐渡島。その伝統文化をテーマにした旅から戻りました。

写真撮影NGであったため、写真でご紹介することが出来ないのが残念ですが、世界的に有名な「鼓童」の演奏を観てきました。地元・佐渡ということもあり、アットホームな演出で、養成所に入所2年目の新人パフォーマーの太鼓も披露されました。規模の小さな宿根木公会堂での公演は、ふんどしで大太鼓を叩く勇壮な姿とはまた違う、笑いあり歌ありの地元ならでは特別公演でした。

目の前で演奏してくれるのも魅力
手作り感のあるアットホームな公会堂内

国の重要無形民俗文化財である文弥人形芝居は、木製の棒と紐を組み合わせた簡単な作りの人形で複雑な動きを演出します。佐渡にも縁のある「山椒大夫」を鑑賞しました。浄瑠璃のもの悲しい語りとともに繰り広げられる芝居は、初めて人形劇を観る方にも馴染みやすい不思議な魅力があります。上演後に演者との歓談の場も設けられました。人形の操作方法や後継ぎ問題など、観ているだけでは分からないような裏話も聞くことができ、人形芝居の奥深さを知ることができました。

常盤座にて文弥人形芝居を鑑賞

椎崎諏訪神社で行われた薪能も鑑賞しました。ホテルから提灯を片手に歩いて神社の境内へ。座席は橋掛かりの近くで舞台との距離も近く、上演を間近に観ることが出来ました。焚火の灯る神社境内で行われる薪能は、有形文化財である能舞台の歴史ある雰囲気と相まって、幽玄な空気が流れ独特な空気感の中上演されます。格式のある能とはまた違う、庶民の楽しむ芸能として広まった佐渡ならではの能をご覧いただくことができました。

今回の演目は「羽衣」でした
上演前には佐渡と能の深い関係についてのレクチャーもありました

地元の方曰く、佐渡の人は芸能を何か一つは身に付けているとのこと。歴史とともに様々な文化が混ざり合い、発展してきた伝統芸能を今も大事に受け継ぎ生活する、佐渡の数多くある魅力の一つをじっくりとご覧いただける旅でした。

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