【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年12月25日

大津百町・長期滞在の旅⑦古き街並み巡り近江八幡と五箇荘

2020年12月10日~14日 大津百町・長期滞在の旅 添乗員:東京支店 原悠希

これまでワールド航空サービスでは、インスブルックをはじめとするヨーロッパ各地を滞在地に長期滞在の旅が出発してまいりましたが、今回の大津が私自身初めての長期滞在の旅となりました。

今回8日間のAコース、5日間のBコースの最大10名の添乗員が役割分担をしてそれぞれの琵琶湖周辺の選べる観光にご案内させていただきました。全10の選べる観光プラン中1、2の人気であったのが「⑦古き街並み巡り近江八幡と五箇荘」でしたが、私個人としては、近江八幡の町が非常に気に入りました。

大津の町から1時間ほどの琵琶湖の中部に位置する近江八幡。近江商人ゆかりの地として有名ですが、この町の魅力はそれだけではありません。かつて豊臣秀吉の寵愛を受け次期後継者になる予定であった甥、秀次の八幡山城が建っていた八幡山にロープウェーで上がると、丁度紅葉が見頃を迎え山頂からの展望とともに一周30分ほどの散策を楽しめました。しかし、秀次にとって悲劇の場でもあります。秀吉に秀頼ができたことで、最終的には謀反の罪を被せられ一生を閉じることとなった秀次。今では、菩提寺の村雲御所瑞龍寺(むらくもごしょずいりゅうじ)が京都から移築されております。散策を楽しみながらも、秀次が歩んだ人生に同情を覚えました。

ロープウェイで4分ほどで登ることができます
この先に豊臣秀次の菩提寺があります
今では八幡山城の名残は石垣くらいしか残っておりません

また麓に戻ると、江戸時代には多くの近江商人たちで賑わった八幡堀が巡らされております。ヨーロッパの運河同様にここを道としてたくさんの人や物が行き来しました。今でこそ、映画のロケ地として使用される静かなお堀を、ゆったり木船に乗って当時の栄華に想いを馳せました。

ゆっくりと八幡堀巡りを楽しみました

そして、旧市街地には異国情緒ある洋風建築があります。それらの多くは、英語教師としてアメリカから来日したウィリアム・メレル・ヴォーリズという人物によるもの。メンソレータムを日本に輸入した人物と言えば、親近感がわきやすいかもしれませんね。彼は「近江八幡は世界の中心」との思いで、病院や教育機関を設立するなど、多岐に及ぶ社会貢献事業を行い、彼の想いが今も町の中で発見することができます。

江戸時代から残る古い建物

何の因果か時代を超え、この地に縁を持つ人々。そんな歴史に想いを馳せながらの散策は、視覚だけでなく感情面でも楽しめ、ヨーロッパの旧市街に引けを取らないものでありました。日本もまだまだ面白い。そう感じさせてくれる町でした。

白雲館‐ヴォーリズが来日する前に建てられた当時の学校
今を生きる子供たち

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