【国内】帰着しました。添乗員レポート
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2020年12月25日
大津百町・長期滞在の旅⑤MIHOミュージアム&佐川美術館
2020年12月10日 添乗員:東京支店 鈴木洋
琵琶湖周辺というと織田信長や明智光秀など戦国時代の武将ゆかりの史跡がクローズアップされがちですが、見応えのある美術館や博物館なども数多くあります。今回の「大津百町・長期滞在の旅」のエクスカーションでは滋賀県・信楽の大自然の中に抱かれるように建つMIHOミュージアムと、琵琶湖の程近くにある佐川美術館にご案内してまいりました。
MIHOミュージアム
MIHOミュージアムは神慈秀明会の創立者の小山美秀子さんが「美術を通して、世の中を美しく、平和に、楽しいものに」というコンセプトをもとに蒐集した個人コレクションが基になっており、信楽山中の30万坪という広大な敷地を利用して建てられました。設計のテーマは中国の古典の「桃花源記」。道に迷った漁夫が洞窟を抜け、桃源郷を見つけるという物語をこの地に現すかのように、レセプション棟から少し歩くとトンネルがあり、そこを抜けると美術館が現れるという設計になっています。
博物館内には茶道具、仏教美術、書画、陶磁器、そして漆工などの日本美術のほか、エジプト、西アジア、ギリシア、ローマ、南アジア、そして中国各地の美術品が約3000点あり、そのうち500点ほどが常設されています。特にペルシャの展示室には世界遺産のペルセポリスと同時代の壁画彫刻のコレクションがあり、レベルの高さに驚きました。
佐川美術館
次に訪ねた佐川美術館は、遠くに比叡山や比良山系を臨む琵琶湖東岸にあり、琵琶湖の自然景観を楽しむのにも絶好の立地にありました。佐川急便の創立40周年を記念して造られた美術館で、建物のデザインが素晴らしく、まるで水に浮かんでいるかのように設計されていました。館内は日本画家の平山郁夫館、彫刻家の佐藤忠良館、陶芸家の樂吉伊左衛門館の3つのエリアに分かれており、特に樂吉伊左衛門館の展示方法が素晴らしかったです。現在はコロナの影響で入館が出来ない茶室のある樂吉伊左衛門館の地下には、千家に仕えた茶碗師の樂家15代目の当主、樂直入氏の作品が展示されていました。漆黒の釉薬と独特の「わび・さび」がモダンに表現されており、新しい陶芸の美の形を体験することが出来ました。
琵琶湖周辺を訪れた際は是非、MIHOミュージアムと佐川美術館にお出かけください。
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