【国内】帰着しました。添乗員レポート
【国内】帰着しました。添乗員レポート
2021年02月09日
【帰着レポート】50周年記念特別企画「近江の国探訪の旅」
2020年12月11日~12月15日 5日間 添乗員:東京支店 桂智洋
<12/11発・添乗員 桂智洋>
「近江の国」。東日本に暮らす私にとっては、なんとも歴史ロマンを感じる地です。その実、琵琶湖周辺に目を向けると、長浜、彦根があり、そこには、豊臣秀吉、織田信長、浅井長政、井伊直弼、徳川家康、石田三成と戦国時代の名武将の歴史が詰まっています。
近江商人ゆかりの町々に、全国区の知名度の近江牛や鮒寿司など観光に、食に話題は事欠きません。その近江の国を5日間かけて「探訪」してまいりました。
三方よし 近江商人の残した町並みを歩く
日本三大商人(近江商人、大阪商人、伊勢商人)の中でも、近江商人は情報網の広さと堅実な商売で知られます。近江商人を表す言葉として、「三方よし」つまり、「売り手によし、買い手によし、世間によし」があります。己のことだけではなく、周囲への配慮も怠らないという、これは今の滋賀県人の県民性にまで脈々と残されているのだとか。
近江商人のゆかりの町の中で先ず訪ねたのが、五個荘です。
ここは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された「五個荘金堂の町並み」が有名で、白壁と舟板塀が特徴です。船板塀とは船の廃材を壁の材料に使っていて、古びた木材の質感が素晴らしいです。屋敷の中も見学しましたが、大正時代から戦前まで朝鮮半島で次々に百貨店を開設し「百貨店王」と呼ばれた三中井一族の、中江準五郎邸が印象的でした。
屋敷は切妻瓦葺で、蔵が2棟あり、庭は池泉回遊式で池のまわりには石灯籠や巨石を配しています。蔵には、滋賀県唯一の郷土民芸品「小幡人形」が展示されていて、その展示方法は百貨店の面影も感じることができました。
五個荘の町を流れるお堀には鯉が泳ぎ、その鯉に餌をあげる地元の人の姿にも心が和みました。
その後、近江八幡にも立ち寄りました。
近江八幡は、安土城の城下町として発展し、近江商人のふるさととしても知られます。琵琶湖につながる堀割である「八幡堀」の界隈は、近江八幡の四角いお麩「丁字麩(ちょうじふ)」のお店や、佃煮屋が並び、漫ろ歩きにはうってつけでした。
戦いの城でありながら、美しさも兼ね備えた彦根城
築城から400年以上の歴史を持つ彦根城は、江戸時代を通して大名である「井伊家」が城主を務めたお城。姫路城、松本城、犬山城、松江城とともに国宝に指定されています。
彦根城の美しさは、その多彩な様式美にあります。天守をはじめ、重要文化財の各櫓、下屋敷の庭園である玄宮園、内堀・中堀などが往年の姿を留めています。全国的に見てもきわめて保存状態のよい城跡といえるでしょう。城内では急な階段も上り天守閣からの眺望も眺めました。
たっぷりと見学を楽しんだ後、午後は自由時間でしたので、彦根城のお堀をめぐる屋形船に乗ったり、伝統建築の商店街、夢京橋キャッスルロードの散策をして過ごしました。ゆったりご自身で町を歩ける時間をつくれたのは、2連泊ならではでしょう。
この記事に関するキーワード
お気軽にお問い合わせください
電話相談はこちら
受付時間:午前9:30~午後5:30
- 東京
- 03-3501-4111
- 大阪
- 06-6343-0111
- 名古屋
- 052-252-2110
- 九州
- 092-473-0111
- 札幌
- 011-232-9111
- 藤沢
- 0466-27-0111