【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート

2022年04月07日

【帰着レポート】青き秘仏 蔵王権現特別開帳と奈良のまち歩き 5日間

<4/3発 添乗員:東京支店 笹島侑弥>

日本中で桜が花開く4月上旬、歴史ロマン溢れる奈良、そして秘仏「蔵王権現」を訪れる旅に同行いたしました。暖かな陽気の中、各地で素晴らしい景色や文化財、美味しい料理に出会ってまいりましたので、その様子をお伝えします。

旅の2日目、いよいよ吉野・金峯山寺へ

吉野の下千本。蔵王堂までの道中では眼下に桜を見下ろします
昼食は明日香村の料亭「萩王」へ。奈良野菜を使った懐石料理を楽しみました

金峯山寺は1,300年前に役行者が開いた修験道の根本道場として栄えました。
役行者が感得され蔵王権現の姿を桜の幹に刻んだというエピソードが由来となり、古来から信仰の証として桜が植えられ、現在は一目千本と呼ばれるように桜の名所となっています。
そしていよいよ蔵王権現の特別開帳へ。蔵王堂に入り、まずは僧侶の方から説明を受けました。三尊の蔵王権現はそれぞれ釈迦如来、観音菩薩、弥勒菩薩を意味しておりますが、そんな彼らの特徴はその色と表情です。深い青色はその「大慈悲」と、人の心を「恕(ゆるす)」ことを表しているそうです。怖く見えるその顔も、誰かに怒っているわけではなく、私たちの心に巣食う魔を振り払ってくれている様子を意味しているのです。

人気の案内人と行く、飛鳥時代の旅

人気の案内人と共に行く法隆寺の見学。写真の柱も飛鳥時代から修繕を繰り返し現代まで残ったものです
日本で初めて本格的な伽藍が築かれた飛鳥寺。ご本尊の釈迦如来像(飛鳥大仏)は日本最古の大仏と言われています

2日目の宿は法隆寺から徒歩1分のホテル「和空法隆寺」へ。和空の人気の理由は、ワールド添乗員の中でも話題になる「日本史講座」。日本史に精通した和空のスタッフさんが講師をつとめます。今回は飛鳥時代にテーマを置き、教科書に載っている基本的なことから、学校では教えてくれない裏事情、これまで間違えていた認識など、大変ユーモラスに教えていただきました。
翌日は法隆寺の見学へ。有名な「法隆寺式伽藍配置」は西暦607年に聖徳太子や推古天皇によって創建したと伝えられ、670年に一度焼失しますが、8世紀に再建された紛れもない世界最古の木造建築です。

昨年オープンのホテル『MIROKU』に連泊し、快適な奈良観光へ

二月堂からの眺め。毎年2月の催事「修二会」では、この舞台から松明を掲げます
ホテルMIROKUの朝食は奈良の人気レストラン「くるみの木」監修
ならの人気者・鹿もお出迎え
旅の終わりは京都へ。醍醐寺では桜吹雪になっていました

ジャンボタクシーを利用しての奈良散策へ。堂不空羂索観音立像(ふくうけんさくかんのんりゅうぞう)や修二会などで有名な東大寺の三月堂や二月東、大仏殿も拝観しました。
夕食はならまちの料理屋「つる由」へ。大和野菜や季節の食材を活かした懐石料理は品数も多く、お酒に合うものばかりで、旅の話に花が咲く楽しい夜になりました。

年に2度しかない蔵王権現特別開帳の機会、そしてそれに合わせて各地で地元の食材を使った美味しい料理や、日本史の奥深い魅力に出会う旅。多くの方が訪問された地域であるとは思いますが、だからこそ、改めて訪れると新しく多くの発見があると感じました。ぜひまた蔵王権現に出会える機会においでください。

この記事に関するキーワード

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
藤沢
0466-27-0111