【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年03月04日

【帰着レポート】四国お遍路ハイライト

<2/17発・添乗員:東京支店 桂 智洋>
「お遍路」とは、約1200年前に弘法大師が修行した88の霊場をたどる巡礼のことで、お遍路する人のことを「お遍路さん」と呼びます。巡礼の旅は徳島からはじまり、高知、愛媛、香川の順にめぐるもので、世界的にも珍しい「回遊型」の参拝ルートが特徴です。人は心に秘めた願い叶えるため、また弘法大師の功徳を得るためにこのお遍路を辿るのです。地元の人の笑顔や温かいもてなし「お接待」も魅力のひとつで、四国遍路ならではの風習に心が癒されました。

先達さんに導かれて
ワールド厳選の31寺を心込めて参拝

88の霊場をすべて巡るとなるとそれはとても大変です。このたびは、88箇所の中でも特にご覧いただきたい、例えば奥深い山中にあり下界とは隔絶された雰囲気を持つ山寺や、海が近く潮風を感じる海岸沿いのお寺、地元の方にも信仰を集めるお寺など個性的なお寺を31選びご紹介しました。山寺にはロープウェイやミニバンや細い山道も進めるバンタクシーに乗って、海寺には海岸線のドライブを楽しみながらと、その道中の景色の変化も楽しめるのがお遍路の楽しさです。四国四県に点在するお寺ですが、弘法大師の巡拝の道のりをさして、愛媛を「発心の道場」、高知を「修行の道場」を、愛媛を「菩提の道場」そして香川を「涅槃の道場」と呼びます。そんなお遍路の旅に欠かせないいのが、「先達さん」の存在です。先達さんは、いわば巡礼の水先案内人。四国霊場の認可を受け、その上、巡礼に回る人々を指導できること、そして仏教や四国お遍路に関すること、その土地の説明などあらゆる知識をお持ちです。このたびの先達は白山福義さん。10代の頃からお遍路を歩いていた大ベテランです。8日間で31寺ですから、1日の参拝したお寺は4か所~6か所。清々しい朝の参拝から、西日の中での参拝など白山先達に導かれて心を込めて参拝してきました。

山深いお寺も参拝しました(71番祖弥谷寺)
心を込めてお経を奉納します(75番善通寺)
白山先達 優しく力強く私たちを先導してくださいました


同行二人 お遍路参拝の作法を紹介します

「同行二人」とは、霊場巡りにおいて、常に自分には弘法大師がついていてくれる、弘法大師が共にいてくれるという意味です。この言葉を心に刻んで参拝をします。白衣、袈裟、金剛杖などお遍路の正装はもちろんありますが、服装については基本的に自由。特にワールドのお遍路ではカジュアルな普段着、動きやすいアウトドアな服装でも大丈夫です。参拝には7つの手順があります。

参拝の7つの手順

1)山門で一礼・・・境内に入る前に、感謝を込めてまずは一礼。帽子は脱ぎ、敷居を踏まずにまたぐのがマナーです2)手水舎(てみずや)で心身を清める・・・手を洗い、口をすすぎ、参拝前に清浄な心身に清める
3)鐘楼堂で鐘を撞く・・・鐘をゆっくりと1回撞く。帰りに撞くと縁起が悪いといわれている
4)本堂に参拝・・・ろうそくと線香(3本)をあげ、納札を納札箱に入れる。お賽銭を納めて拝礼し、お経(読経)を奉納する。※数珠、ろうそく、線香はご自宅から持参された方が多かったです。現地でも買求めることもできます。5)大師堂に参拝・・・大師堂とは、弘法大師を祀るお堂のこと。本堂と同様の手順で参拝を。※31寺で本堂と太子堂で2回の読経をしますので、皆様最後の方はほぼ空で暗唱されていました。
6)納経所で御朱印をいただく。各霊場のご本尊の絵姿が印刷された御影(おみえ・おすがた)も授かる。

この手順を忠実に再現することよりも、心を込めて参拝することが何より大切です。

四国の味覚も絶景も
四国一周の旅としても満喫しました

せっかく四国四県を巡るのですから、各地の魅力的な見どころの訪問や、郷土色豊かなお料理など、お楽しみも満載の旅でした。高知県では土居廊中、高知城、桂浜、四万十川、足摺岬をご案内。愛媛県では大洲城、臥竜山荘、内子、最終の香川県では栗林公園と、魅力的な訪問地を巡ってゆきます。郷土料理も旅の醍醐味。徳島では鳴門鍋の名店「とと喝」の鯛めし、高知は土佐料理の名店「司」皿鉢料理や金目鯛。愛媛では郷土料理「五志喜」で愛媛郷土料理、香川「天勝本店」の瀬戸内穴子料理と、各々特徴ある、各地の料理を楽しんでいただきました。

室戸岬近海で獲れた金目鯛は美味でした

 

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