【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年10月07日

蓼科高原を歩く 北八ヶ岳の秋を楽しむ旅

2020年9月28日~9月30日 3日間 添乗員:藤沢支店 長谷 栄作

ツツジ科の植物がほのかに色づいていた坪庭自然園

先日、信州長野県蓼科高原に行ってまいりました。9月28日からの3日間の旅は、ちょうど台風の去った後でもあり、天候も安定しておりました。

また、9月の4連休明けの平日とあって混雑することなく、ゆったりと自然風景を満喫いただけました。紅葉がちょうど始まったばかりで、とくに白駒池での青々とした木々の中に浮かび上がる鮮やかな紅葉が印象的でした。

国定公園で日本アルプスの絶景を目の当たりに

北八ヶ岳ロープウェーで八ヶ岳の北端・北横岳と縞枯山(しまがれやま)に位置する坪庭自然園へ。標高1771メートルの山麓駅から、標高2237メートルの山頂駅へ。標高差466メートルを7分で移動するゴンドラリフトからはダイナミックな景観が楽しめました。

溶岩台地で覆われた散策道には3ヶ所の展望ポイントが有り、1周約30-40分で周遊できます。訪れる観光客も少なく秋晴れ中、のんびりと散策いたしました。午後は逆光でしたが、雲の間から美しい日本アルプスの絶景が目の前に広がりました。

オゾン除菌装置を設置しているゴンドラリフト
展望台「スカイアイ2237」からの眺望
一面に広がる青く輝くような白駒の苔は485種類といわれます

北八ヶ岳の麓の紅葉名所と苔の森

その後、長野県茅野市と佐久穂町の間にある麦草峠に位置する白駒池へ。北八ヶ岳の麓、八千穂高原の紅葉の名所として知られており、国道299号(メルヘン街道)の麦草峠(標高2127メートル)の近い、日本最大の天然の湖です。 一歩森に足を踏み込むと苔で覆われた原生林が広がっていました。

白駒池には10ヶ所の森があり、歩きやすい散策道が整備されています。多少アップダウンはありますが、苔専門のガイドさんの説明を聞きながら、歩きました。ガイドさんの苔の説明を聞きながら歩くこと30分、標高2115メートル、透明度の高い水深約8メートル、周囲約1.8キロの白駒池に到着しました。

日本蘚苔類学会より「日本の貴重な苔の森」に選定
苔の魅力を体感
紅葉が始まった白駒池

大好評だったフレンチレストラン「エスポワール」

地産地消にこだわる1998年オープンのオーベルジュ「エスポワール」でのお食事も好評でした。当日はレストラン側の計らいで私達の貸し切りでした。その時期に最も旬な長野産の野菜や食材を使用した、見ても楽しい、食べてもおいしいお食事でした。コース料理にはすべて長野産の新鮮なお野菜がふんだんに使用されていました。彩りも豊かで食べるのが惜しいくらい。自家製の鹿の燻製サラミ、豚肉のテリーヌにはドライフルーツの杏、ゼリー状の1品は真鴨の砂肝入り、飾りのような花も無農薬栽培の食用花です。

北海道十勝産のビーフが本日のメイン。お肉もさることながら、にんじんとポテトのミルフィーユ状に重ねた付け合わせも細かな仕上がりで美味でした。デザートは、南信州産の渋皮煮の栗も添えられており秋を感じさせてくれました。最後まで視覚と味覚を楽しませてくれるお食事でした。

セロリのポタ ージュとエビのシブースト
デザート「栗のモンブラン」
前菜「パテアンクルートと高原野菜とシャルキュトリのヴァリエ」

東山魁夷の作品のモデルとなった美しい風景

ゆったりとお食事をお楽しみいただいた後、昭和を代表する日本画家、東山魁夷の作品『緑響く』のモデルとなった場所、御射鹿池(みしゃがいけ)へ。周辺はカラマツ林があり、このあたりも黄葉が始まっていました。

そして旅の締めくくりに訪れたのが蓼科大滝です。高さ25メートル、幅10メートルと規模としては大きくありませんが、水量も多く迫力ある滝をご覧いただきました。この大滝もさることながら、辿り着くまでの山道も苔の緑が豊かな神秘的な原生林の遊歩道を進みます。

一般的なツアーではあまりご案内されることのない場所だけに、私たちグループ以外に出会う人もいませんでした。 自粛が明けてから今回初めての旅行する方もおられました。清々しい自然の中でお過ごしいただき、温泉のあるリゾートホテルでのんびりと心身共にリフレッシュできた様子でした。

大滝までの道
静かな水面に木々が反射して幻想的な御射鹿池
ビューポイントから蓼科大滝を望む

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