視察レポート

視察レポート
2021年03月16日
140年の時を越え、その物語は未来へ。
富士屋ホテルがリニューアルオープンしました。
箱根視察レポート
東京支店 酒井康行

明治11年(1878年)、日本初の本格的リゾートホテルとして、箱根・宮ノ下に誕生した富士屋ホテル。創業者の山口仙之助が築いた一棟の洋館は、数々の増改築を経て、箱根を象徴する壮大な建築群のホテルとなりました。
自然災害を含む幾多の大難をも乗り越え、平成9年(1997年)には建物の多くが登録有形文化財に。そして、2年以上に及ぶ大改修を経て、令和2年(2020年)、〝新生〟富士屋ホテルが誕生しました。
いにしえの趣や意匠、お客様をおもてなしする心はそのままに、より心地よい、くつろぎの時間を。これからも、クラシックホテルの先駆者として、富士屋ホテルは新たな歴史を刻んでまいります。
このたびは、リニューアルオープンした富士屋ホテルと、「富士屋ホテルと箱根美術探訪 3日間」でもご案内する箱根に数多く点在する美術館や博物館の中から選りすぐりの箇所を、さらに周辺の見どころと共にご紹介します。
140余年の時を超え、宮ノ下の地にあり続ける価値 富士屋ホテル
初代・山口仙之助がこの地に洋館を建設してから140年余り。ホテル創業の熱き思いは歴代のホテリエに代々受け継がれ、リニューアルされた施設とともにお客様をお迎えくださいます。













印象派から現代アートまで
約10,000点のコレクションを誇る「ポーラ美術館」
神奈川県箱根町に2002年に開館したポーラ美術館。コレクションは、ポーラ創業家2代目の鈴木常司氏が40数年間にわたり収集したもので、印象派からピカソ、カンディンスキーなどの20世紀絵画までを中心とした西洋絵画、日本洋画、日本画、版画、東洋陶磁、ガラス工芸など、総数1万点にものぼります。
美術館の建物は「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトにした建築設計で、
周囲の自然環境と調和し、「富士箱根伊豆国立公園」の立地を生かした遊歩道には、彫刻家・青木野枝氏をはじめとした現代彫刻作品も設置されています。
4/17(土)~9/5(日)の期間では、「フジタ-色彩への旅」というレオナール・フジタ(藤田嗣治)の特別展も開催されます。フジタの旅とそれにともなう色彩の変遷に焦点をあて、フジタの画業の展開と生涯の旅路をあらためて知ることが出来ます。是非、お楽しみください。







極上の美の殿堂「岡田美術館」
2013年10月、箱根・小涌谷に誕生した岡田美術館では、時代の流れや流派にそって、日本や東洋の美術品を約450点展示しています。
1階には中国磁器や青銅器の数々、2階には喜多川歌麿の作品や日本の陶磁、3階には特別展、4階には日本絵画や書籍、そして5階には仏教美術と、実に多岐に及ぶ逸品が目白押しで、お好きな方であれば、1日いらっしゃっても飽き足らない程の規模を誇っています。館内は写真撮影禁止ですので、是非、ご自身の目で逸品をご覧ください。


ルネ・ラリックの生涯と出会う「箱根ラリック美術館」
アール・ヌーヴォーとアール・デコの時代を駆け抜けた宝飾とガラス工芸作家、ルネ・ラリック。彼の生涯を綴った「箱根ラリック美術館」は、自然とアートが響きあう心豊かになれる場所。ラリックがこよなく愛した草花や、四季折々に表情を変えるガーデン。小川から流れるそよ風をうけながら極上の休日が楽しめる、それが箱根ラリック美術館です。
このたびは、美術館入口にある青いプリマドンナ「オリエント急行」ル・トランにて、ティータイムもご用意しております。また、ツアー中には特別展「ルネ・ラリック 水のかたち」も実施されていますのでご期待ください。






ご旅行ついでに訪れてみてはいかがですか?
秩父宮記念公園や成川美術館も訪ねました。











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