視察レポート

視察レポート

2024年01月16日

【視察レポート・第2弾】2024年夏企画「ツェルマット滞在の旅」に向けて視察をしてきました

<東京支店 桂 智洋>

前回の視察レポートでは、町の様子や現地からのウェルカムメッセージをご紹介しましたが、視察レポート・第2弾では宿泊ホテルの様子や、町での具体的な過ごし方をご提案します。スイスの中でも晴天率が最も高いと言われるツェルマット。今年の夏は清涼な空気に包まれたスイスの山岳リゾートでお過ごしください。

2つのホテルを視察
客室やベランダからマッターホルンを望めます

このたびのツアーでは、2か所のホテルをご用意しました。ともに鉄道駅至近の便利な立地、かつ客室からマッターホルンを望めるお部屋です。

・アンバサダー・ツェルマット

部屋数88室の世界的なチェーンのホテルです。けっして豪華とは言えませんが、ロビーやレストランなどはモダンで清潔感があり、客室も機能的。私も宿泊しましたが、非常に快適な滞在となりました。また、お部屋のベランダからマッターホルンが望めました。地下にはプールとサウナが完備されているので滞在中にご利用いただけます(客室の設備はシャワーのみです。)

アンバサダーホテルの入り口
落ち着いた客室でした
客室の設備は申し分ありません
ベッドに寝転んでもご覧のようにマッターホルンが見えました
明るく親切なスタッフが迎えてくれます

・ホテル アルカ&ゾーレバート 

アンバサダー・ツェルマットに隣接する、シャレータイプのホテルです。すべての客室にキッチン、オーブンを備え、スーパーで購入した食材を簡単に調理することもできます。また、スパ施設も充実。地下にプールとミストサウナ、ドライサウナの2種類のサウナ、マッサージルームが完備されています。朝食では、ツェルマットではいちばんの品揃えと自慢するチーズが並び、食べ比べも楽しみです。

シャレー(山小屋)風の外観が特徴です

※マッターホルンは客室に併設のプライベートベランダからご覧いただけます。客室内からはご覧いただけないのでご了承ください

温かみのある客室 木材がふんだんに使われています
朝食ブッフェのチーズは20種類ありました
プールやサウナが充実していました
「ツェルマットでお待ちしています」と、フロントマネージャーのポーラさん

無料の町内巡回バス(E‐bus)が便利です
マッターホルンを愛でながらの散策にもうってつけ

町歩きの際にこれは便利だなと感じたのが、無料の巡回バス(E‐bus)です。緑ライン(Grüne Linie)と赤ライン(Rote Linie)の2系統があり、町の中を30~45分間隔で走っています。本数は多くはないのですが、無料ですし、気軽にお乗りいただけ、町歩きの助けにもなることでしょう。専用アプリをダウンロードすると現在の走行場所の確認もできました。

おすすめルート①
皆様のホテルの近くゴルナグラード登山鉄道駅(Bahnhof Gornergrat)から乗車したヴィンケルマッテン礼拝堂(Kapelle Winkelmatten)へ行くルートはいいなと思いました。ヴィンケルマッテン礼拝堂で下車して、趣ある教会と素朴な集落をご覧いただきながらマッターホルン・グライシャーパラダイス(Matterhorn glaciar paradise)行きのゴンドラ乗り場まで、マッターホルンを正面に眺めながら歩いて町の中心へと戻るルートです。中心地から離れると素朴な暮らしが窺えるエリアでした。

おすすめルート②
ゴルナグラード登山鉄道駅からシュピス(Spiss)へもおすすめです。下車後、フィスパ川の上流に向けて10分歩くと、牧草地とマッターホルンが綺麗に眺められる写真スポットがあります(やや傾斜のある道を上ります)。これはツェルマット観光局の金子氏のおすすめの撮影ポイントです。

町中の散策に便利な巡回バスをご利用ください
ヴィンケルマッテンの集落から望むマッターホルン

ツェルマットに滞在するからこそ、足を延ばせる絶景がありました

もうひとつ、今回の視察で訪れておきたかったのは、ツェルマットから地下ケーブルカーで上るスネガ展望台のさらに先にあるロートホルン(標高3,103m)。ここはマッターホルンのヘルンリ稜を正面から捉えることができ、最も美しい姿をご覧いただける展望ポイントです。展望台のカフェでたっぷりとマッターホルンの雄姿を堪能した帰りは、ハイキングでの下山はいかがでしょうか。ロートホルン山頂から途中駅のブラウヘルトまでの5.3㎞、1時間半~2時間の中級者向けのコースで、逆さマッターホルンが見られるシュテリー湖に立ち寄り、マッターホルンを正面に望む絶景ルートです。2~3泊の短い滞在ではここまで足を延ばすことは難しい、長期滞在ならではのご提案です。

1月中旬、スイスの観光局のスタッフが弊社に来社され、さらに綿密な打ち合わせを行いました。パンフレットや、おすすめのカフェやレストランを盛り込んだ「ツェルマット散策マップ」も現在作成中ですので、ご興味をお持ちの方はお気軽にご請求ください。

ロートホルン展望台。マッターホルンを正面に望む展望レストランにて。初夏の景色も見事でしょう。(桂智洋)

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