視察レポート

視察レポート

2023年12月25日

【視察レポート・第1弾】2024年夏企画「ツェルマット滞在の旅」に向けて視察をしてきました

<東京支店 桂 智洋>

 10年以上にわたりご好評いただいている「ヨーロッパ避暑計画」。2024年夏、新たな舞台となるのはスイス南部ヴァレー州の町、ツェルマットです。有名なピラミッド型をしたマッターホルンの麓にあり、標高は約 1,600 m。メインストリートのバーンホフ通りには、ブティック、ホテル、レストランが並び、ハイカーやリゾート客で年間を通して賑わいます。あの氷河特急のターミナル駅もあります。このたびの視察では、通常は2~3泊で去ってしまうことの多いツェルマットの魅力を再発見し、これまでの短い滞在ではご紹介できなかった新たな見どころや、滞在の旅に向けての情報収集をして参りました。道中、ツェルマット観光局の方々や、カフェやレストランの店員さん、ご宿泊いただくホテルのスタッフなど多くの方とお会いし、お話しもしてきました。

視察の様子をレポートいたします。

滞在するにはうってつけ、歩いて見つけたツェルマットの素顔

12月上旬、スイス視察へ。初日、チューリッヒ空港から列車で移動すること約3時間、ツェルマット駅に降り立つとまず感じるのが清々しい空気。この清涼感は、氷点下10度という気温の低さだけが理由ではありません。名峰マッターホルンを戴くツェルマットは、環境に配慮したガソリン車乗り入れ禁止のリゾートで、静かな環境と清らかな空気が保たれています。町中には電気自動車と馬車が行きかっていました。ツェルマットへは入社以降7回目の訪問でしたが、冬の12月に訪問するのは初めてでした。目の前に広がる雪景色を、頭の中で初夏の爽やかな景色に置き換えながら町を見て参りました。

雪に抱かれたマッターホルンを望む
お勧めの写真スポット 左の写真とほぼ同じ位置から撮影©Kaneko.Zermatt

到着と同時に、ツェルマット観光局の日本人スタッフの金子秀樹氏と落ち合い、駅前からバーンホフ通りを歩き、町の外れまで「滞在する」という視点で見て回りました。6泊の滞在ですから、スーパーマーケットの品揃えは気になりますし、寛げるカフェやパン屋、そして気軽に入れるレストランも探しておきました。

雪のシーズンの視察となりました
ツェルマットの目抜き通りのバーンホフ通り
町内には教会があり、ミサも行われます
高床式の倉庫が集まるエリアも散策

お店に入るたびに「今年の6月、7月には多くの日本人がツェルマットに滞在するから、よろしくね」と声をかけると、決まって「それはとてもいいアイデアね。本当に爽やかでいい季節だし、心から歓迎しますよ」と明るく話してくれたのが何とも嬉しかったです。初日、目いっぱい歩き、その感想としては「ツェルマットは品のあるリゾート地で、町の規模は歩いて回れるし、インフラも素晴らしく、親切な方も多く、滞在するにはふさわしい町」という思いを強く抱きました。

スイスチョコレート屋さんも覗いてみました
カフェの店員さんたち「皆様のお越しをお待ちしています!」

ツェルマットで是非、ご覧いただきたい!
朝焼けや星空もとても見事でした

翌朝は少し早起きして、マッターホルンの朝焼けのポイントKirchbrücke(通称:日本人橋)へ出掛けました。徐々に日の光を浴びて、東稜線が染められる様子は荘厳で、それは見事でした!下記の動画を再生してみてください(個人的には日が昇る前の星空にも感激しました)。皆様のホテルの客室からもマッターホルンを望めますが、「この朝焼けのポイントには是非お誘いしなければ」、と思いました。

【動画】 左下の再生を押してください ©Kaneko.Zermatt

 

空気が澄んでいるので星空も見事です ©Kaneko.Zermatt

「マッターホルン・アルペン・クロッシング」
ツェルマットからチェルビニアまでの新ルートが開通します!

いま、ツェルマットで大変話題になっているのが、「マッターホルン・アルペン・クロッシング」です。富士山よりも高い標高3883メートルにあるクライン・マッターホルンと、スイス・イタリアの国境にある展望台テスタ・グリジアを結ぶ新ロープウェイのマッターホルン・グレッシャーライドⅡにより、スイスのツェルマットからイタリアの麓町チェルビニアを7区間で結ぶルート「Matterhorn Alpine Crossing(マッターホルン・アルペン・クロッシング)」が完成しました。マッターホルン・グレッシャーライドⅡのキャビンは、テオデゥール氷河の上空を通るのですが、長さ1.6 キロメートル、標高差は363メートルもありますが、途中に鉄塔はなく、スイスのゴンドラ建築技術の高さが窺い知れます。こちらもツェルマット観光の大きな目玉としてご案内することにしました。

(2023年12月現在の最終メンテナンス作業中とことで、残念ながら今回の視察では試乗は叶いませんでした)

ツェルマットからイタリア・チェルビアまで日帰りでの移動が可能となります
ロートホルン展望台。マッターホルンを正面に望む展望レストランにて。初夏の景色も見事でしょう。

長期滞在に欠かせない情報を視察してきました

充実のスーパーマーケット

ホテルから最も近いのが、「Denner」、また駅前には大きな「Coop」があり便利です。また町の中には「Migros」があり、スイスチョコレートなどのお菓子や日用品など食品以外も品ぞろえは豊富でした。Coopには、テイクアウトの巻き寿司やおにぎりもあり安心です。

巻き寿司やおにぎりも販売されていました
物価の高いスイスですが、果物は比較的安価でした

伝統料理から軽食まで、おすすめレストラン

気になるレストランは、事前に観光局から町中の121のレストランリストをもらっていましたが、極力多くのレストランを試食し、10か所のおすすめレストランを選定して参りました。

モッツァレラチーズのピザ
ランチにお勧めのレシュティ
ラム肉が伝統料理です
ソーセージの屋台もありました
ラクレットチーズを目の前でかけてくれました
ラムチョップは美味でした

タクシーや病院情報も

ガソリン車ではなく、電気自動車ですが、町中ではタクシーも見かけました。町の散策中にお疲れの際はお乗りいただくことも可能です。また、ツェルマットには4か所の医務室(クリニック)があります。万が一の際は、医師の判断により近郊都市シオン等へ搬送となります。ガソリン車が禁止されているツェルマットですが、救急車等の緊急車両はその制限ではありません。実際に視察中に町中で救急車を見かけました。

ツェルマット観光局の局長Daniel Luggen(ダニエル ルッゲン)氏からの皆様へのメッセージをあずかりました。

「私はダニエル ルッゲン、ツェルマット観光局本局の局長を務めています。ツェルマットの町の中でマッターホルンが最も美しくご覧いただける橋の上から皆様にお話ししています。
 皆様、ワールド航空サービスの旅にてツェルマットにお越しください。ツェルマットでお会いできることを楽しみにしています」

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第2弾の視察レポートでは、散策に便利な町内巡回バス(E―bus)や、2箇所の宿泊ホテルをご紹介しますので楽しみにおまちください!

ワールド航空の長期滞在に新たに加わった「ツェルマットの旅」、皆様からのお問い合わせを心からお待ちしています。

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