視察レポート
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2023年06月26日
【宝塚星組公演&帝劇「ムーランルージュ!」有楽町・日比谷満喫の旅】 視察レポート第2回 いよいよ開幕!「ムーラン・ルージュ!」を鑑賞してきました。
8月22日発 宝塚星組公演と帝国劇場「ムーラン・ルージュ!」有楽町・日比谷満喫の旅はおかげさまで全国のみなさまよりお申込を頂戴しております。東京・日比谷に本社をおくワールド航空サービスが地元でお出迎えする特別企画を盛り上げるべく、東京支店の社員が視察レポートを連載します!
第2回:東京支店 吉田義和
第2回は、「ムーラン・ルージュ!」の魅力をご紹介します。プレビュー公演初日を前にした6月23日、帝国劇場より、「ムーラン・ルージュ!」プレビュー公演を鑑賞してみませんか?との嬉しいご提案をいただき、早速に鑑賞してきました。
ワールド東京支店のある日比谷交差点から帝国劇場までは徒歩5分ほどですが、その間の丸の内仲通りには開幕前からたくさんのフラッグがはためき「いよいよ始まるんだ。」と町全体で期待が高まっていました。なにせアメリカ公演は2021年のトニー賞ミュージカル作品賞をはじめとし、演出賞、オーケストラ編曲賞、衣装デザイン賞など全10部門を受賞するという栄冠に輝いた超大作の日本初公演。ミュージカルファンならずとも、ぜひ観てみたいという注目作です。
いざ帝劇に到着し場内に入ると、赤のカーテンがお出迎え。内部はまさにフランスの「ムーラン・ルージュ」の世界に迷い込んだかのような華やかな世界になっていて、鑑賞前から気分を高揚させてくれました。舞台も同様にムーランルージュのシンボルで語源でもある赤い風車や、物語にも登場する象徴的なゾウなどが、本場さながらに再現されていました。この舞台は、開演前や休憩などの際は本公演でも写真撮影可能とのこと。ぜひ煌びやかな舞台風景をお写真に収めていただければと思います。
前日に鑑賞する宝塚歌劇と共に舞台は近代フランス・パリ
時代背景にもご注目を。
今回の物語の舞台は1899年のフランス・パリ。若きアメリカ人作家のクリスチャンがモンマルトルに暮らすその日暮らしの画家トゥールーズ=ロートレックやパリ随一のタンゴダンサー、サンティアゴと共に、「ムーラン・ルージュ!」を訪れ、花形スターであるサティーンと激しい恋に落ちる…というストーリー。今回のツアーでは前日に宝塚歌劇星組公演で『1789 ーバスティーユの恋人たちー』を鑑賞いただきますので、ちょうど100年後の物語ということになります。宝塚歌劇はフランス革命前夜が描かれていますが、その後の100年でブルボン朝の終焉、ナポレオンの帝政を経て第三共和政の成立と、民衆の力が高まりを見せていきます。1899年のフランスは、未だに残る貴族階級と、移民や一般民衆の力が拮抗する時代で、その背景を少し頭に入れておくと、サティーンを我が物としようとするモンロス公爵、身分に関係なく愛を貫こうとするクリスチャン、ボヘミアンの力で演劇や芸術を作り上げようとするロートレック、といった登場人物の想いをよりご理解いただけるのではないかと思います。
シーンごとに登場人物の感情を届ける名曲の数々も必聴です。
鑑賞して何より楽しかったのは、随所に聞き覚えのある音楽が散りばめられているということ。「ムーラン・ルージュ!」は登場人物の想いやセリフに合わせて複数の曲を繋ぎ合わせるというマッシュ・アップ方式の曲使いが特徴です。利用される曲は19世紀から21世紀のポピュラーミュージックの傑作揃い。懐かしのミュージカル作品やビートルズ、エルトン・ジョンなど、誰もが知る名曲が散りばめられているので、どんな曲が隠れているのかも見(聞き)どころです。日本語の訳詞も様々なアーティストが参加。ハイライトの「Your Song(エルトン・ジョン)」の訳詞は松任谷由美さんが担当。クリスチャンとサティーンの想いが美しい言葉と声で紡がれてゆくシーンは必見です。
公演は各公演ダブルキャストですが、8月23日の公演は、主人公のクリスチャンを甲斐翔真、ヒロインのサティーンを望海風斗が演じます。甲斐翔真は2020年にミュージカルデビューを果たして以来、「マリー・アントワネット」「ロミオとジュリエット」「エリザベート」など多くのミュージカルに出演する人気ミュージカル俳優(2階席からでもそのスマートさに惹きこまれました。)、望海風斗は宝塚の雪組トップスターと、いずれも素晴らしい経歴の持ち主ですが、共にその完成された歌声と演技は、多くの感動を届けてくれることでしょう。
最後に、鑑賞のイメージをちょっとだけお届けします。ぜひゆっくりと、帝劇で絢爛な「ムーラン・ルージュ!」の世界を体験してください。
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