視察レポート
視察レポート
2022年05月24日
視察報告 岐阜県 小瀬の鵜飼
2022年5月11日(水)・12日(木)視察 大阪支店 長谷 栄作
美しい水面が広がる奥長良の自然と、共に暮らす鵜と人々の絆
日本三大清流として名高い長良川。源を郡上市の大日ヶ岳に発し、多くの支流と合流しながら伊勢湾に注ぎます。「名水100選」にも選ばれている清らかな長良川の中流域では、昔ながらの伝統を守りつづけている鵜飼の里として知られています。
1300年以上の伝統と歴史を誇る長良川の鵜飼が本年度は5月11日から始まり、早速視察に行ってまいりました。岐阜市の長良川鵜飼と違い、あまり知られていない関市小瀬(おぜ)の鵜飼を皆様にご紹介いたします。
小瀬鵜飼は長良川鵜飼と同様に、皇室御用の鵜飼として知られており、明治23年から宮内庁直轄のもと、式部職の鵜匠として3名が所属しており、伝統的な漁法を守り脈々と鵜飼の文化を継承されています。
鵜舟の船頭は2名で、船尾側に乗る「艫乗り」が操船の責任者で、鵜匠の背の横に乗る「中乗り」が鵜匠の補助を行います。竹製の棹(さお)と木製の櫂(かい)を使用して操船します。鵜飼を見る観覧船も手こぎです。
午後8時ごろ、漆黒の闇の中から鵜船が篝火をたきながらやってくると、その回りが明るくなるのと同時に対比で周りの闇が深くなり、町中の鵜飼いでは味わえない幽玄な世界につつまれます。静寂の中に竿と櫂の操る音と、鵜匠の掛声と鵜達の水を掻く音だけが川面に広がり、周辺の素朴な自然環境の中で鵜飼が行われています。
鵜匠・足立陽一郎さんの自宅でもある風情ある古民家「鵜の家 足立」は築300余年の歴史があり関市の有形文化財に登録されています。
鵜を養うという意味での鵜養(うかい)と言われており、慣れた人間からしか餌を食べないので、1日たりとも休むことはできない大変苦労の多い仕事です。世襲制ということで、27歳からこの世界に入られ、18代目の鵜匠として、伝統と格式、文化を継承していく姿には脱帽です。
奥長良の旅情を探しに車を走らせました。
今回は関市小瀬の鵜飼いをご覧頂く為に美濃に2連泊いたします。視察時に現地のホテルスタッフから最新情報を得て、奥長良らしい旅情を感じていただく場所を探しました。場所は長良川の支流の板取川、そのさらに支流の高賀川へ。もう一つの円空記念館とクロード・モネの名画「睡蓮」にそっくりな池、通称「モネの池」を6月のツアーに訪問地を追加で組込みます。
世界的ホテルチェーンのマリオットが手がける新機軸
創業者のマリオット夫妻が、親戚や親しい友人をもてなす場としていた所有していたフェアフィールド農場の名称をとって、自然環境にあわせた非常にシンプルなホテルとして誕生したのがフェアフィールド・バイ・マリオットです。
ロビー周辺やパブリックスペースなど、洗練された落ち着いた雰囲気で、マリオットホテルのテイストが感じられます。特に美濃のフェアフィールド・マリオットは長良川が直ぐ目の前です。滞在中は是非、朝の散歩に出かけてみてはいかがでしょうか。
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