佳景・名景・絶景

佳景・名景・絶景

2023年06月02日

世界遺産 白川郷(岐阜県)

まさに白川郷は「日本のふるさと」(荻町城跡展望台より)。あと10日もすれば田植えが終わっているのではと思うと、ツアーの予定を立てるのは難しいものです

 久しぶりの撮影ツアーで、世界遺産の合掌造り集落で有名な岐阜県の白川郷と富山県の五箇山に行ってきました。白川郷は個人的には何度か撮影に行ったことがあるのですが、今回は弊社の「知求アカデミー 写真講座」に参加されているお客様を中心にご案内しました。人気の観光地である白川郷は日中観光客が相当多く、なかなか村本来の静かな雰囲気を撮影することが難しいことから、民宿3件に分かれて宿泊しみんなで撮影することに。特に夕暮れの撮影がしたいという方が多く、いちばん有名な「荻町城跡展望台」へ。観光客は私たちのグループだけで存分に写真撮影ができました。

所々に花々が
観光客はまばらでした(写真正面は和田家)
3つの合掌造りが並ぶ三連合掌。もう少し後になれば左の田んぼにも水が張られ田植えも……。ちょっと早かったかな
この写真は今回撮影したものではないのですが、桜の時季もいいですよ。(もちろん春夏秋冬いつ訪ねても魅力的)

荻町集落では「売らない、貸さない、壊さない」の三原則を定め、民家の外観を壊す改装は行わないようにしているそうです。維持管理も相当な苦労があるそうですが「結」と呼ばれる住民の相互扶助組織があって、屋根の蓑き替えなどの家屋維持を共同して行なう慣習が残る点も興味深いものものがありました。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されましたが、それは建物や景観だけではなく、そんな相互扶助の営みも高い評価を受けたとそうです。

ほんのりとリライトアップされいい感じです

【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。

この記事に関するキーワード

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
藤沢
0466-27-0111