【海外】注目の旅

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2024年04月23日
【リレー連載 第2回】アブダビの魅力とルーブル・アブダビ
リレー連載 第2回 須谷和哉
ドバイと並ぶアラブ首長国連邦の重要な町・アブダビ。そもそもこの国の首都はドバイではなくアブダビなのです。アラブ首長国連邦の大統領もアブダビ首長国の首長が世襲しています。本日は私、須谷からこのアブダビの町をご紹介します。
第3回は吉田将也より7つ星ホテルをご紹介します。
アブダビのタージ・マハール:シェイク・ザイード・グランドモスク
ドバイもそうですが、アブダビの町にも「世界一」がたくさんあります。先ずは何といっても世界で最も豪華なモスクと言われるシェイク・ザイード・グランド・モスク。アブダビの観光でここを外すことはできません。アラブ首長国連邦では数少ない、観光客が内部に入ることのできるモスクです。
モスクの名前となっている「シェイク・ザイード」とは、UAE建国の父ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤン(1918~2004没)のことです。彼は総工費約20億ディルハム(当時のレートでおよそ550億円)かけてこのモスクを建設しました。残念ながら彼は完成を見ることなくこの世を去り、モスクの完成後、最初に執り行われた式典が彼の葬儀となってしまいました。順路に沿ってモスク内部を見学することになりますが、中庭や回廊部分は様々な色の大理石を使ったモザイク文様となっています。美しい幾何学模様や、花と植物を組み合わせた装飾が、白い壁に映えます。

およそ4万人収容可能といわれますが、観光のハイライトはそのうち7,000人が入れるメインホールです。「贅を尽くした」とはこのことを意味するのでしょう、とにかく絢爛豪華です。天井からは世界最大のシャンデリアが下がり、床には世界最大の絨毯が敷かれています。その巨大さにも圧倒されます。


これも見逃せない「ルーブル・アブダビ」
「ルーブル・アブダビ」はフランス・パリの「ルーブル美術館」の世界初の別館としてオープンした美術館です。アブダビ市は「ルーブル」の名を30年間使うという契約で4億ユーロ(約60億円)も支払ったとのこと。フランスのルーブル美術館から借用しているコレクションの価値はもちろん、この美術館は展示方法が何より独特です。部屋は時代やテーマごとに分けられ、異なる国や地域で造られた同時代あるいは類似する作品が同じ部屋に展示されています。中でも逃せないのは第2室のエジプトのラムセス2世像と第7室のレオナルド・ダ・ビンチの傑作「洗礼者ヨハネ」です。


アブダビの大統領官邸 カスル・アル・ワタン
ほかにもアブダビには沢山の見所があり、迎賓館でもある宮殿兼大統領官邸「カスル・アル・ワタン」も贅を尽くした建物です。これはアラブ首長国連邦(UAE=United Arab Emirates)の大統領シェイク・ハリファ・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤンらによって5年3ヶ月の月日を費やして建てられた巨大で豪華な建物です。約2年間公開されていませんでしたが、2019年3月から一般公開されることになりました。UAEの連邦内閣と連邦最高評議会、そして外交の場としても各国の要人を迎えています。アラビア建築とムガール建築を取り入れ、シェイク・ザイード・グラントモスクに劣ることのない、ゴージャスな造りです。宮殿のメインホールの中は、すべて色が統一されていて、濃い青とライトブルーは海、茶色(ゴールド)は砂漠、白は平和を表しているのだそうです。メインホールは、100m四方で、中央の大ドームは直径37mあり、あのイスタンブールのアヤ・ソフィア・モスクよりも大きいのです。


須谷和哉より皆様へ 7月から9月でもさほど暑さの心配はありません。
この時期、ドバイ・アブダビは暑いのではないかとの質問を受けますが、日本の夏に比べて特別に暑いわけではなく、しかも上記のように室内の観光がほとんどですので、ご心配には及びません。建物の中は寒いほどに冷房が効いていて上着が必要なほどです。この時期、観光地やホテルが空いているという利点もあります。
次回は吉田将也より、7つ星のホテル宿泊についてご紹介いたします。
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