【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2026年07月24日

【帰国レポート】アルプス南麓の町 アオスタ滞在とトリノの旅

<7月6日発 添乗員 東京支店・相澤満弘>

<7月6日発 添乗員 東京支店・相澤満弘>

7月初旬、ヨーロッパ各所の熱波の報道が続き心配される中でしたが、イタリア北部、アオスタの町に4泊滞在するツアーの添乗に行ってまいりました。アオスタの町は、日中、手元の温度計では35度を超えるような暑さではありましたが、乾いた空気のためからりと過ごしやすく、日陰に入ってさえしまえばかなり快適で、町中を爽やかな風が吹き抜けてゆきました。

滞在の旅のため、移動をしながらの終日観光ではなく、アオスタを拠点に半日程度の小旅行に出かけましたが、その場所の標高が1,500~2,300メートル程度あったため、日中もとても涼しい場所を選んで、爽涼な夏を楽しむことができました。

イタリア領内最高峰のグラン・パラディーゾを望む(コーニュの谷)

アオスタ日帰り旅行① アオスタからロープウェイで上がったシャモレ

アオスタの町は「アルプスのローマ」と呼ばれるほど歴史が古く、一部の城壁が現存し、東門にあたるプレトリア門やその先の初代ローマ皇帝の名が冠されたアウグストゥスの凱旋門、ローマ橋、町の中には劇場跡などの史跡がいくつも残ります。町の規模は、どこに行くにも徒歩で回り切れるほどコンパクト。4泊の間の自由時間には、アオスタを散策したり、添乗員の案内プランを設けて近郊の町に出かけたり、ゆっくりとお過ごしいただきました。

アオスタのローマ遺跡、劇場は数年ぶりの公開が2026年7月に!
アオスタ城壁の東門にあたるプレトリア門
ホテルすぐのポルタ・プレトリア通り。朝はひっそりしていますが、昼はレストラン、売店で賑わいます
ホテルを出てすぐの場所にある市庁舎広場

初めにご案内した場所は、アオスタの町のすぐ近くからロープウェイとチェアリフトを乗り継いでゆくシャモレ湖。アオスタの日中はかなりの暑さでしたが、ロープウェイでたどり着いた先のピラ(標高約1,800メートル)と、シャモレ(標高約2,300メートル)は、とっても爽やか。特にシャモレまでのアクセスは、開放感たっぷりのチェアリフトを利用。冬はスキー客で大変賑わう場所ですが、夏は緑が美しい緑の世界でした。ピラからもシャモレからも、西ヨーロッパ最高峰のモンブラン(イタリアでは「モンテ・ビアンコ」。ともに、「白い山」の意味、標高約4,810メートル)を見ることができました。
シャモレでは、軽いハイキングコースを歩いてシャモレ湖まで散策。シャモレ湖では、たくさんの人々が湖水浴を楽しんでいました。

開放感のあるチェアリフトに乗って、ピラからシャモレへ
シャモレから望むモンブランの眺め
シャモレ湖。湖畔では泳ぐ人の姿が
湖の傍を歩く人たち。向こうには雪山がそびえます

アオスタ日帰り旅行② イタリア最高峰、グラン・パラディーゾを訪ねて

翌日は、郊外行の路線バスに乗って、コーニュ(標高約1,500メートル)を訪ねました。コーニュは、アオスタと同じヴァッレ・ダオスタ州に位置し、イタリア最古の国立公園であるグラン・パラディーゾ国立公園の中に入る、観光拠点の小さな町です。ここから、イタリア領内に山頂やすべての山塊が入っているという点で、「イタリア最高峰」となるグラン・パラディーゾ(標高4,061メートル)を間近に望むことができます。
私たちはコーニュから無料シャトルバスを利用して、バルノンティを訪ねました。コーニュよりさらに南、グラン・パラディーゾに近いバルノンティの集落には、1955年開園の歴史ある「パラディシア高山植物園」があります。夏の高山植物のシーズンのみオープンする小さなものでしたが、イタリアだけでなく世界各地の高山植物も栽培しており、その数は1,000種にも及ぶそうです。四方を山々に囲まれ、アオスタらしい素晴らしい山の眺めと、木々のマイナスイオンに癒される小旅行でした。

パラディシア高山植物園からのグラン・パラディーゾ
草を食むウシの群れ。カウベルの音色が心地よい

アオスタ日帰り旅行③ スイスとの国境にあるプラト・ローザ展望台へ

また別の日には、郊外への路線バスを乗り継いで、スイスとの国境に位置するかわいらしい村ブレイユ=チェルビニア(標高2,050メートル)を訪ねました。ここは、マッターホルン(イタリアでは「チェルビーノ」。標高4,478メートル)の景勝で知られる場所です。
残念ながら雲が厚く、はっきりとマッターホルンの雄姿を見ることはかないませんでした。それでも、巨大ゴンドラやロープウェイを乗り継いで、イタリアとスイスの国境線にある「プラト・ローザ展望台」を訪ねました。ここは3,480メートルの高所にありますが、晴天のため上着はほとんどいらないほど暖かかったです。イタリア側の展望台は雲で真っ白で何も見えませんでしたが、スイス側は晴れた空の下、スキーを楽しむ人々の姿が良く見えました。私たちも白銀世界をしばし眺めて、スイスの国境警備隊の方と記念撮影をして過ごしました。(イタリア側で展望がないからか、パスポートを見せたら快くスイス側に招いてくれ、20分ほど滞在しました)。

このプラト・ローザ展望台よりさらに先までロープウェイは伸びていて、通常数時間かかるアルプス越えの山道も、私たちが訪ねたブレイユ=チェルビニアから、スイスのツェルマットまでわずか90分で繋いでいます。路線バスを利用しての旅でしたので、待ち時間があるなど少し不便な点もありますが、アオスタに暮らしながら休みの日にちょっとお出かけをする気分で、地元目線のバスの旅というのも趣がありました。

ブレイユ=チェルビニアから、まずは自転車も乗る大型ゴンドラで
10分少々の空中散歩
コンドラの次は、ロープウェイに乗り継ぎ
その次は、また別のゴンドラで、プラト・ローザ展望台へ
私たちのいる場所はスイス型。スキーヤーの姿がたくさん見える白銀世界
国境を警備する方々。決めポーズをとってくれました
4連泊した「ドゥーカ・ダオスタ」。町中心で、観光にも買い物にも何かと便利
ロビーもおしゃれで風情があります
朝食のテラス席。朝昼夕、ヨーロッパの方はテラス好き(屋内の席もあります)

旅の最後はトリノにて

アオスタに贅沢に4泊の後、お隣のピエモンテ州へ。旅の終盤は州都トリノに2泊して、アオスタと比較すると短い時間でしたが、滞在を楽しみました。
トリノの市街は碁盤の目状に整備された計画都市です。その基礎はローマ時代に遡りますが、近世にサヴォイア家によるサルデーニャ王国の首都が置かれたため、近代的な美しい街並みに整備されています。また、トリノ王宮、マダーマ宮殿、カリニャーノ宮殿など、世界遺産にも登録されるバロック建築のファサードはとても豪華で見応えがありました。近代、1861年のイタリア統一の際は、最初の首都に選ばれた都市でもあり、その建築の佇まいはなんとも誇らし気です。

トリノの街散策の最初は、ローマ時代の「パラティーナ門」から
美しいバロック建築のトリノ王宮
波打つファサードが美しいカリニャーノ宮
四方をバロック建築で囲んだサン・カルロ広場

そのバロック建築で周囲を囲んだサン・カルロ広場へは、自由時間のカフェタイムにご案内。トリノといえば「食の都」であり、カカオとコーヒーを合わせた甘いドリンク「ビチェリン」や、ヘーゼルナッツを練り込んだチョコ「ジャンドゥーヤ」発祥の地。歴史ある「カフェ・サン・カルロ」にて、食前酒かビチェリンで、トリノっ子気分をちょこっと体験しました。アオスタもトリノも、観光客であふれるという様子はなく、思いのままに暮らすような旅ができたのは、とても嬉しいことでした。

サン・カルロ広場の歴史ある「カフェ・サン・カルロ」
私たちが注文した甘~いビチェリン
トリノの宿泊は老舗「グランド・ホテル・シテア」。街の中心で、散策に便利
客室もエレガントな雰囲気が漂います
自由食でご案内したトリュフ・バー「タブイ」。ホテルから歩いて3~4分

また、イタリアは州や都市ごとにその表情も変わるものと改めて実感しました。今はまだ暑い夏ですが、過ごしやすい秋のシーズンには、ぜひイタリアへお出かけください。

10月 イタリア・ルネッサンスの旅 はこちら

10月 まだ見ぬヨーロッパ 秋のピエモンテからトスカーナへ はこちら

10月 シチリア島旅情 はこちら

11月 晩秋のサヴォワ地方とフレンチ・アルプスの都グルノーブルの旅 はこちら

11月 イタリア中世の華ボローニャとベネチア周辺の旅 はこちら

山がお好きな方は、こちらの旅もお勧めです!

11月~2月 ヒマラヤの絶景とエベレストフライトの旅(ネパール)はこちら

この記事に関するキーワード

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
湘南
0466-27-0111