【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2026年08月17日

【帰国レポート】アンドラ公国と天空の景勝列車・美しきピレネー山麓の旅

<2026年7月16日~7月25日 10日間 添乗員:湘南支店 桂 智洋>

<2026年7月16日~7月25日 10日間 添乗員:湘南支店 桂 智洋>

スペインとフランスの国境に連なるピレネー⼭脈。その雄⼤な⾃然に抱かれたアンドラ公国から旅を始め、世界遺産のボイ渓⾕、ピック‧デュ‧ミディ、ルルド、そして⼭岳観光鉄道アルトゥース号へ。さらに中世の⾯影を⾊濃く残す⼭村や城塞都市を巡り、旅の締めくくりは地中海の⼤都市バルセロナへ。変化に富んだ⾵景と歴史、⽂化にふれる10⽇間となりました。

「標高約2,000m、ピレネーの絶景を駆け抜けるプチトラン・アルトゥースト

天空の景勝列車「アルトゥース号」で絶景のピレネーを駆け抜ける

旅のハイライトの一つが、標高約2,000メートルを走る山岳観光鉄道「アルトゥース号」でした。麓の町ファブレージュからロープウェイで山上へ上がると、待っていたのは赤と黄色の可愛らしい小さな列車。もともとはダム建設の資材運搬用として敷設された鉄道ですが、現在ではヨーロッパ屈指の景勝路線として多くの人々を魅了しています。
列車がゆっくりと動き始めると、眼下にはエメラルド色の湖、切り立った断崖、そして幾重にも連なるピレネーの山々が次々と現れます。速度は時速15キロほど。ゆっくりだからこそ、一つひとつの景色をじっくり味わうことができます。カーブを曲がるたびに表情を変える風景に歓声が上がり、車内では皆様、夢中になって写真を撮られていました。終点付近ではダム湖まで散策し、爽やかな高原の空気を胸いっぱいに吸い込みながら、ピレネーの大自然を満喫しました。

切り立つ岩壁に沿って、ピレネーの懐深くへ。絶景の中を走るプチトラン・アルトゥースト
窓のない開放的な車両から、間近に迫る岩峰や高山の風景を満喫
ピレネーの名峰を間近に望む、雄大な山岳景観との出会い

旅の途中では、標高2,877メートルのピック・デュ・ミディにも足を延ばしました。ロープウェイで一気に山頂へ登り、展望台からは果てしなく続くピレネーの山並みを一望。さらに世界遺産ボイ渓谷では、900年以上の歴史を誇るロマネスク教会群を訪ねるなど、この旅ならではの山岳風景と歴史が印象深く心に残りました。

ピック・デュ・ミディの展望台 天空へせり出す展望台から一望しました

祈りの聖地ルルド ろうそくの行列に願いを込めて

フランス最大の巡礼地ルルドでは、世界中から集まる巡礼者とともに、幻想的なろうそく行列を見学しました。2泊したので、翌日は行列に参加する機会も得ました。日没後、「アヴェ・マリア」の歌声が静かに響き渡る中、一人ひとりが手にしたろうそくの灯が少しずつ大きな光の帯となり、聖域全体を優しく包み込んでいきます。国籍や言葉、宗教を超え、同じ願いを胸に歩く人々の姿は、自然と心を打たれるひとときでした。
翌日はベルナデッタゆかりのマサビエルの洞窟やロザリオ聖堂、聖なる水が湧く泉を訪れました。静かに祈りを捧げる巡礼者の姿を目の当たりにし、この地が今なお多くの人々の心の支えであり続けていることを実感しました。

世界各国から集った巡礼者たち。夕闇のルルドを無数の祈りの灯が包みます
暮れゆく空の下、ろうそくを手に聖域へ――祈りの列に加わる特別なひととき
幾千もの祈りの灯に包まれる、ルルドの夜
聖母マリア出現の地、マサビエルの洞窟

山岳の絶景と歴史ある街並みに魅せられて

今回の旅では、美しい景色だけでなく、個性豊かな町や宿泊施設も大きな魅力でした。旅の始まりは、スペインとフランスに挟まれた小さな山岳国家アンドラ公国。石造りの街並みやロマネスク教会、中世から独立を守り続けてきた独自の歴史にふれました。
その後も、世界遺産ボイ渓谷、中世の城塞都市アインサ、オルデサ国立公園の玄関口トルラなど、ピレネー山麓ならではの美しい村々を巡りました。7月のピレネーは緑が最も美しい季節。放牧された牛や羊、澄み切った青空、山々に咲く高山植物など、車窓から眺める景色の一つひとつが印象に残ります。

宿泊もこの旅ならではの楽しみでした。アラン渓谷を見渡す「パラドール・デ・ビエリャ」、17世紀の修道院を改装した「ホテル・モナステリオ・デ・ボルターニャ」など、土地の歴史を感じられるホテルに滞在し、その土地ならではの時間を過ごしました。

アンドラ・ラ・ベリャの街角を彩るダリの彫刻
山あいに佇むアンドラのロマネスク教会
ボイ渓谷を代表するロマネスク教会、サン・クリメント・デ・タウル
中世の面影を残すアインサの石畳の路地
歴史ある修道院を改装したホテル・モナステリオ・デ・ボルターニャ」
ピレネーの山々に抱かれたコープ湖
ツール・ド・フランスの舞台となるピレネーの峠
ピレネーの山々に抱かれたトルラの村

旅の最後は、華やかなバルセロナへ。ガウディ建築のカサ・ミラ併設のレストランで旅の締めくくりの夕食を楽しみ、自由時間にはサグラダ・ファミリアやグラシア通りの散策も満喫。山岳地帯から地中海の大都市へと移り変わる風景は、この旅を美しく締めくくるフィナーレとなりました。

池に映るサグラダ・ファミリア 2026年2月外観が完成しました
夜の光に浮かび上がる、ガウディの傑作カサ・ミラ
ガウディが生涯を捧げた世紀の大聖堂

ピレネーの絶景を眺めながら列車に揺られ、世界遺産の教会や中世の町並みを訪ね、祈りの聖地ルルドで静かな時間を過ごす。そして最後は芸術の都バルセロナへ。山岳風景と歴史、文化が見事に調和した今回の旅は、ピレネー地方の魅力を存分に感じられる充実した10日間となりました。

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