【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2026年09月08日
【帰国レポート】ポーランド大周遊と世界遺産の旅
<8月19日発 添乗員 東京支店・相澤満弘>
<8月19日発 添乗員 東京支店・相澤満弘>
連泊を主体に、ポーランドの主要な5都市に宿泊する、ポーランド大周遊の旅の添乗に出かけてまいりました。意外かもしれませんが、ポーランドはEUの中で6番目に国土面積が広い国です。日本と比較して、およそ4/5の広さ。都市間の移動にはそれなりの時間を要しますが、連泊する都市では、各町の特色ある中央広場に近いホテルに滞在し自由時間を設けながら、13日間の行程でポーランドをたっぷりと満喫してきました。
首都ワルシャワや古都クラコフの二大都市が有名ですが、今回はそのほかの3都市(グダニスク、ポズナン、ヴロツワフ)について、レポートします。

グダニスク バルト海に面した港湾都市
旅の初めに宿泊した都市が、グダニスクでした。ポーランドの中では人口の規模で見ると6番目の都市とされ、ポーランドの国名の語源となった「ポルスカ」という言葉が「野原、平ら」を意味する「ポーレ」に由来するように、平原が広がるポーランドにおいては、海原が見える点でとても特徴的な町でした。
中世にはハンザ同盟の加盟都市として繁栄しましたが、近世に第二次世界大戦が始まると、この町はドイツの支配下におかれ町も「ダンツィヒ」と呼ばれました。そこにソ連軍が侵攻し、ほとんどが壊滅的な被害を受けてしまいますが、戦後にポーランド領に復帰したことで、16世紀から17世紀のハンザ同盟で反映した中世の面影をそのまま現代に復刻させた奇跡の町です。
中世の姿を見事に蘇らせた町は、昨今ではヨーロッパの人々にとってもバケーションに訪ねる場所として人気だそう。今回は8月下旬ということもあり、多くの観光客で賑わっていました。


グダニスクの自由時間では、ホテルのすぐ裏を流れる旧モトワヴァ川をゆくジャンク船でのクルーズを楽しんだり、聖母マリア教会の展望台に上がったり、賑わうドゥーギ広場(グダニスクの中央広場)で買い物をしたり、思い思いに過ごしていただきました。


ポーランド王国発祥の地 ポズナン
グダニスクに連泊した後、世界遺産の中世都市トルンを経由して、ポズナンに宿泊しました。ポズナンは苦難の歴史を歩んできたポーランド王国が発祥した場所として、ポーランドの国民にとって思い入れのある町。ポーランドでは第5の都市です。
ポーランド王国発祥というのは、この地で初めてポーランドの初代君主ミェシコ1世にキリスト教がもたらされたことと、その息子のボレスワフ1世が戴冠を受けポーランド王国が興ったため。そのミェシコ1世が洗礼を受けた場所が、町の外れにある聖ペトロ・聖パウロ大聖堂で、創建は10世紀、ポーランド最古の教会です。今見える姿は中世15世紀頃のゴシックスタイルのようですが、実は戦後に再建されたもの。様々な大国の影響を受け続けていたポーランドを象徴するような歴史です。


町の中央広場はクラコフやヴロツワフと比較すると小さ目ですが、カラフルな家々が林立する姿はかわいらしくも美しい佇まいです。クラコフに都が遷るまでの968年から1038年の間、ポーランド王国発祥からおよそ70年間、王国の首都が置かれた、とても重要な都市です。


「水の都」ヴロツワフ 小人探しを楽しみながらの町歩き
ポズナンを後にし、「水の都」「ポーランドのヴェネツィア」ヴロツワフを訪ねました。ポーランド第4の都市(なお、第1の都市がワルシャワ、第2が古都クラコフ、第3が中央にあるウッチです)で、オドラ川に望むこの地は14世紀にボヘミア王国の支配を受け、やがて神聖ローマ帝国に組み込まれ、その後、戦後まではドイツの一部でした(ドイツ語で「ブレスラウ」と呼ばれていました)。
その複雑な歴史を投影するかのように、建築物も実に多様。中央広場にある旧市庁舎は、13世紀末から250年ほどの歳月をかけて少しずつ増改築されていったもの。その分、東側の外壁は大変緻密な造りをしており、地下にはポーランド最古のレストラン、ビアホールが現役であり、ここにかつてショパンも訪ねたと言います。ホテルから徒歩数分ですので、美しい夜景もバッチリ撮ることができました。


連泊の自由時間を利用して、9名ものノーベル賞受賞者を輩出した名門ヴロツワフ大学の博物館を訪問。バロック建築の傑作とされる、ハプスブルク家により建てられた「アウラ・レオポルディナ」(現在も大学の講堂として使用中)や、少し頑張って階段を上がって、「数学の塔」と呼ばれる展望台からヴロツワフの町並みを一望しました。


また、オドラ川を渡った場所にある、ヴロツワフ発祥の地とされる洗礼者ヨハネ大聖堂も訪問。この辺りは教会建築ばかりで、いかにポーランドにとって教会が重要かがわかります。こちらもゴシックの尖塔が特徴的で、そのうちのひとつへエレベータで上がることができ、楽に空からの眺めを楽しめます。ヴロツワフ大学からとは違った視点で、「水の都」らしい景観を眺めることができました。


ヴロツワフでは美しい建築だけでなく、街角のあちこちに佇む小人探しも楽しみ。もとは1980年代、反共産党主義運動のシンボルとして、ユーモアを交えて落書きされたのが小人であったことがルーツですが、現在、その数は増え続けており、1000体を超えると言われています。本来は社会的なメッセージの強かった小人ですが、その場所ごとに風体が異なっており、その立ち居振る舞いがどんな意味かを想像しながら見つめてみるのも楽しみでした。
こちらは、相澤のお気に入りの小人です。



グダニスクやヴロツワフは連泊で滞在しましたが、朝夕にいろいろな町の表情を眺めているとあっという間に時が過ぎてしまいました。旅はその後、クラコフ、ワルシャワへと続き、合計8つの世界遺産を訪問。偶然にも最高気温が25度程度の快適な気候が続き、爽やかな夏のポーランドを満喫する旅となりました。
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