【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年01月16日

【帰国レポート】フランス&スペイン バスク巡歴の旅【9日間】

<11月14日発 添乗員・東京支店 笹島侑弥>

<11月14日発 添乗員:東京支店 笹島侑弥>

北ヨーロッパから多くのバカンス客、避寒客が訪れるバスク地方。チーズケーキが美味しいのは知ってるけど、実際どんな場所? と思われている方も多いかもしれません。実はバスク地方はフランス、スペインにまたがる7つのエリアから成り、言語系統不明のバスク語が話されている謎とロマンに満ちた場所なのです。町の風情もフランスやスペインとはどこか違っていて、分離独立を目指す地域ならではのアイデンティティや郷土愛にも溢れる場所です。最近では中心都市サン・セバスチャンを筆頭に、美食の地として日本でも知られるようになってきました。そんなバスク地方を巡る、弊社でも長年人気のツアーに添乗してまいりましたので、その様子を報告いたします。

スペインの古城ホテル、オンダリビアのパラドールに3連泊

フランス国境に面したスペインのオンダリビアは、ビダソア川の河口を見下ろす風光明媚な町で、ここではパラドールと呼ばれる古城ホテルに宿泊しました。オンダリビアのパラドールは10世紀に要塞として建てられ、その後神聖ローマ皇帝カール5世によって改装された本物の古城を利用したホテルです。城塞都市となっているオンダリビア旧市街に建っていますので、3連泊する間には、町の散策や地元のレストランなどをゆっくりお楽しみいただきました。

パラドールのロビー。ホテルを歩くと、まるで中世にタイムスリップしたかのようです
パラドールがあるオンダリビアの旧市街

オンダリビア滞在中はフレンチバスクへの日帰り旅行へ

バスク地方には、フランスのピレネー山脈北部も含まれます。ここは経済的に発展はしていないものの、豊富な農業生産や行き交う巡礼者たちによって、牧歌的ながらも賑やかで、宝石のように美しい町々、村々が点在するエリアです。

唐辛子で有名な町エスプレット。白壁に赤い戸がこの地方の街並みの特徴です
サンチャゴ巡礼の要衝、サン・ジャン・ピエ・ド・ポーの風景
「フランスの最も美しい村」アイノア村のノートルダム教会。左右の木製バルコニーはバスクの建築様式で、上段は男性用の礼拝場所です
サン・ジャン・ド・リュズの教会でも、同じバスク様式のバルコニーが見られます。ルイ14世が結婚式を挙げた歴史的な教会です

バル巡りで楽しむ、スペインの居酒屋文化

スペインの人たちは朝に、昼休みに、散歩の途中で、夕食前にとどんな時でも「バル」に立ち寄り、地域の交流の場となっています。夜は1つのバルに長居せず、1杯飲んでは次の店へ渡り歩くのが地元流です。特にスペインのサン・セバスチャンはその聖地とも言われており、レベルの高い食文化も相まっておつまみの一品一品(タパスやピンチョス)は彩りも個性も豊かです。我々も夜の町へ繰り出し、3軒、4軒とバルを巡って、それぞれのバルの自慢料理に舌鼓を打ちました。

まずはカウンターで「Perdón!(すみません!)」と声を掛けてから、指差しで注文を始めます
北大西洋のエビやマグロ、イベリコハムのピンチョスが並びます。どれを食べてみようか、迷ってしまいますね
サン・セバスチャンのバル「Txalupa」にて。しし唐は素揚げながら味わい深い人気のタパスです
マテ貝が食べられるらしい、と聞きつけて向かった路地裏の人気店「La Cuchara」。肉厚のマテ貝はシンプルにバター風味でいただきます

バスク地方はフランス、スペイン観光のついでに立ち寄るのはもったいないほど、魅力たくさんの場所です。近年はサン・セバスチャンを中心に、バル巡りやショッピングで人気の訪問地ですが、一歩街を離れると山バスクと呼ばれる牧歌的な村々や中世の雰囲気漂う巡礼路、バスク特有の建築物など、バラエティー豊かな見どころがあります。両国をすでに訪問された方はもちろん、そうでない方も、それから美食家の皆様も、ぜひ今度の旅はバスク地方に足を運んでみてください。

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