＜2025年12月2日（火）～12月4日（木）3日間　　添乗員：名古屋支店　柴﨑範朗＞

このたび、特別見学を含む安土桃山時代に活躍した絵師の作品などを、語り部とともに巡る京都の旅へご案内しました。まだ紅葉が綺麗に残る京都で、昨今の情勢の関係でグループのお客様も少なく（訪問地も知る人ぞ知る穴場ばかりですが）、ゆっくりとお楽しみいただきました。

語り部・狩野博幸先生に2日間にわたって同行いただきました

京都国立博物館の名誉館員で、桃山絵画がご専門の狩野先生とともに、今回のテーマである狩野永徳と長谷川等伯の対照的な生い立ちを踏まえて、その芸術性や一門の絵などをご案内。初日は、夕食前に料亭「西陣魚新」での講座や各地での解説をしていただきながら、お楽しみいただきました。特別入場や特別見学が中心だったため写真撮影不可の場所が多く、絵の写真はございませんのでご了承ください。

まだ残る紅葉もお楽しみいただきました

12月初旬で紅葉もきれいに残り、絵画以外にも京都らしい風情を味わいました。今回は、有名観光地というよりは、通の方くらいしか訪れない穴場を巡ることが多かったので、混雑とは無縁に、のんびりと紅葉をお楽しみいただけたと思います。

精進料理からフレンチまで、京都の食も楽しみました。

前述の料亭「西陣魚新」での夕食とは打って変わって、２日目の昼食は、大徳寺の参道にある「大徳寺一久」にて、精進料理をお楽しみいただきました。正直、あまり期待をしていなかったのですが、非常に手の込んだ料理で、肉や魚を使わずにこれほど美味しいとは驚きました。また有名な大徳寺納豆は、イメージする現代の納豆とは全く違う味わいで、帰りにお土産に買われる方もいらっしゃいました。最後の夕食は旧島津製作所の建物を改装したフレンチレストラン「フォーチュン・ガーデン」にて。お店の雰囲気も味も良く、皆様で乾杯をしてゆっくりと楽しみました。芸術だけではなく食欲も満たされた旅でした。