町並み百選

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2022年04月01日

醤油発祥の地 歴史ある湯浅の町並み(和歌山)

 和歌山の湯浅は古くから熊野古道の宿駅として、また紀伊水道の港町として栄えた歴史ある町です。そして江戸に入り醤油が作られるようになり、大いに栄えた商工の町でした。


 当時からの古い町並みは大変貴重で国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定され、醤油発祥の地として日本遺産にも選定されています。東西に400メートル、南北に300メートルと広い範囲が保存地区で、醸造業関連の町家や土蔵が並び、醤油蔵の黒壁の続く路地など印象的です。単に古い町並みというだけでなく、日本の食文化の象徴のような存在の醤油作りの工程を見たり、大変魅力的な町歩きを楽しめます。


 また港には平安時代の石垣積みの中波止や、紀伊国屋文左衛門がこの地に生まれ、有田のミカンを江戸に運び成功をおさめた船出の地などがあり、歴史を感じさせてくれます。


 ちなみに金山寺味噌もここが発祥の地で、金山寺味噌の製造工程から出る旨味のある汁が醤油の始まりだそうです。

©公益社団法人和歌山県観光連盟
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