「海の天草」、「山の阿蘇」。そして人気の黒川温泉郷へ

天草の世界遺産、﨑津教会

長崎の五島列島や平戸とともに、キリスト教伝来またキリシタンの地として歴史に名を残す熊本県天草。美しい自然景観とともに今も信仰が息づく小さな集落や教会、キリシタン関連の所蔵品を展示する博物館など見どころは豊富です。このツアーでは、世界遺産の﨑津集落と内部の畳の教会など見逃せないスポットをご案内します。天草地方では、世界遺産「長崎と天草の潜伏キリシタン関連遺産」のひとつ、﨑津教会にもご案内します。港の向こうにそびえるゴシック様式の教会は1934年に再建されたもので、内部は畳敷きの珍しい造り。「海の天主堂」とも呼ばれ、今も人々の篤い信仰を集めています。五島列島の多くの教会に手掛けた鉄川与助設計のゴシック式の教会で、堂内は畳敷きの和洋折衷。日本文化に溶け込んだキリスト教を代表する教会です。美しい島と海の絶景を楽しめる天草諸島。通常1泊か日帰りで通り過ぎてしまう天草諸島に宿泊し、天草の魅力をお楽しみいただきます。

阿蘇中岳の火口見学と「国宝」通潤橋

このたびは阿蘇観光に外せない絶景ポイントの大観峰はもちろん、阿蘇五岳（根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳）の中で、現在も活発な活動を続けている阿蘇中岳（1506ｍ）の火口見学もお楽しみいただきます。周囲4㎞の巨大な噴火口では、激しく白い噴煙を上げる様子を間近で見ることができます。また、このたびは2023年に近代土木構造物として、日本で初めて「国宝」に指定された「通潤橋」も訪れます。近世最大級の石造アーチ水路橋で、長さ約78m、高さ約21.3ｍの大きさで、1日に一回だけの大迫力の放水シーンの時間に合わせて訪れます。

重伝建「豆田町」あるき

江戸時代、九州各藩に貸し付けた利子により多額の利益を得たことにより、経済的に豊かになり、町が整備された豆田町。今でも県内最古の商家や蔵屋敷が建ち並ぶ碁盤目状の町並みは、「九州の小京都」とも言われています。平成13年には、国土交通省の「美しい町並み大賞」を受賞しており、平成16年には、重伝建に選定されています。秋色の豆田町さんぽをお楽しみください。

個性あふれる露天風呂の宝庫「黒川温泉」に2泊

熊本県の阿蘇のさらに奥地、大分県との県境に近いエリアに位置する黒川温泉郷。高速道路からも駅からも遠い、豊かな自然に囲まれた里山の温泉地です。田の原川の両岸には落ち着いた旅館が立ち並び、静かな秘湯の雰囲気が味わえます。宿一つひとつが個性あふれる露天風呂を持ち、立ち寄り湯でそれらを巡るのが黒川温泉ならではの楽しみ方です。

入湯手形で黒川温泉を満喫

黒川温泉の名を一躍全国区としたのが、「温泉手形」の存在です。温泉街自体を「一つの旅館」、それぞれの旅館は「離れ部屋」、そして旅館をつなぐ小径は「渡り廊下」にというコンセプトの下、お好きな黒川温泉の湯を3カ所楽しめる手形です。せっかく2泊しますので、ツアーでは終日の自由時間もご用意。入湯手形を活用し、浴衣姿で風情ある温泉郷の散策と湯めぐりをご満喫ください。

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