個性的な土偶・土器に縄文アートを感じる

縄文を旅する 諏訪・山梨の旅【4日間】

  • 集合場所:新宿駅、名古屋駅
  • 出発日: 9月30日(火)
  • 旅行代金:¥218,000

ツアーコード: JP221T

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ここにご注目。旅のポイント

Point 1
中部高地に点在する博物館の縄文時代の出土品を巡ります
Point 2
可愛らしい数々の土偶に出会います
Point 3
建築家・藤森照信氏が手掛けた神長官守矢史料館も訪れます

ツアープランナーより

山梨・諏訪周辺の縄文土器や土偶は、芸術性と独自性に富んでいます。山梨では、渦巻やらせん状の文様が特徴的な「水煙土器」が有名で、装飾性が高く、縄文中期に八ヶ岳周辺で発展しました。また、土偶には妊婦を象ったものが多く、豊穣や再生を祈るために作られたと考えられています。諏訪地域では、国宝「縄文のビーナス」や「仮面の女神」が出土しており、これらの土偶は女性像としての美しさと神秘性を兼ね備えています。さらに、土器や土偶には人や動物の顔を模したものも多く、縄文人の高い芸術性と精神文化を感じさせます。この「諏訪・山梨の旅」では、縄文アートを感じられる土偶・土器を中心に巡ります。

見どころのご紹介

日本全国 縄文百花繚乱  縄文ツーリズムにでかけよう

縄文時代とはおおよそ1万5000年前から2300年前(紀元前1万3000年~紀元前300年)の1万年以上にわたる期間です。特徴的な縄目模様の土器などで知られます。この時代の人々は、自然と調和した持続可能な生活を営み、狩猟採集や漁労を中心に、植物の栽培や動物の飼育も行われ、定住生活が発展しました。集落には住居や墓、祭祀の場があり、平和的で協調的な社会が築かれていたと考えられます。また、土偶や装飾品などからは、豊かな精神文化や美意識が窺えます。近年、北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録され、縄文文化の価値が再評価されています。
そして、現代が少なからず閉塞感を抱え、本当の豊かさが見直されている今、現代の環境問題や多様性の尊重に通じるヒントが、縄文文化の中に隠れているのかもしれません。

芸術性の高い水煙土器 井戸尻考古館

中部高地と呼ばれる山梨県や長野県の諏訪湖周辺にも多くの遺跡があり、こちらで多く出土されるものが「水煙土器」です。縄文時代で最も知名度が高いのは燃え上がる炎を連想させる火焔型土器と呼ばれるものですが、これに勝るとも劣らない迫力があります。渦巻やらせん状の文様が水煙を連想させ、縄文時代中期(1500~4500年前)頃に山梨県や長野県の八ヶ岳周辺で花開いた「装飾土器」です。山梨県立考古博物館や井戸尻考古館で多くご覧いただけます。

水煙渦巻文深鉢 井戸尻考古館 ©富士見町教育委員会
同じデザインが別の場所でも出土 ⓒ南アルプス市ふるさと伝承館

曲線美が艶めく「縄文のビーナス」 茅野市尖石縄文考古館

1986年、八ヶ岳山麓でほぼ完全な形で発見されたのが縄文時代中期(4000~5000年前)の土偶で、その美しさから「縄文のビーナス」と呼ばれています。像高27センチの女性像であり、1995年に縄文時代の文化財としては初めて国宝指定に。同じく国宝に指定された「仮面の女神」と併せてご覧ください。

国宝 土偶「縄文のビーナス」この地域特有の細い目おちょぼ口
国宝 土偶「仮面の女神」 ⓒ茅野市尖石縄文考古館
仮面の女神を裏から見ると仮面をかぶっているのが良くわかります

可愛らしい土偶の数々

何のために作られたのか、どのように使われたのか、残念ながら正確にはまだわかっておりませんが、そのほとんどが妊婦であることや一部が意図的に壊れされた形で出土することから、「再生への祈り」や「豊穣を願う」ためということが有力です。可愛らしい表情から3000年の時を超えて何かを語りかけてくるようです。

臺を持つ妊婦土偶 ⓒ市立岡谷美術考古館
独特な雰囲気の中空土偶 ©北杜市教育委員会
わずか5.3センチの可愛らしい「ちびーなす」 ⓒ北杜市考古資料館
愛嬌のある土偶「いっちゃん」 ⓒ山梨県立考古博物館

藤森照信氏の手掛けた神長官守矢史料館も訪れます

縄文時代の出土品だけではなく、諏訪神社上社の神官のひとつ、神長官(じんちょうかん)を明治まで務めてきた守矢家の守矢史料館も訪れます。内部の資料も貴重なもので、さらに建物はこの地で育った建築家・藤森照信氏によるもので、周りの建築と合わせて訪れます。

藤森照信氏による設計の神長官守矢史料館
諏訪神社の貴重な史料を展示する史料館内部
藤森照信氏作の茶室・空飛ぶ泥船
藤森照信氏作の茶室・高過(たかすぎ)庵

ツアー日程

4日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
新宿駅10:00発 塩尻駅12:27着 諏訪17:30着

■午前、新宿駅よりJR特急にて塩尻駅へ。

■着後、縄文時代から古墳時代にかけての複合遺跡、○平出遺跡を訪れます。

■その後、「壺を持つ妊婦土偶」のある●市立岡谷美術考古館、黒曜石の採掘がされていた●星ヶ塔ミュージアム矢の根やへ。

■夕刻、諏訪に到着。

【2連泊】(諏訪泊)

2日目
諏訪09:00発 (茅野市尖石縄文考古館) 諏訪16:00着

■午前、●諏訪市博物館を訪れ、諏訪大社の○上社本宮、資料を収めた●神長官守矢史料館を訪れます。

■午後、有名な縄文のビーナス」仮面の女神」のある●茅野市尖石縄文考古館を訪れます。

(諏訪泊)

3日目
諏訪08:00発 北社 甲府17:30着

■午前、縄文中期の「水煙土器」が見事な●井戸尻考古館を訪れます。その後、ユニークな縄文出土品で知られる●北杜市考古資料館を訪れます。

■午後、○史跡梅之木遺跡へ。その後、●釈迦堂遺跡博物館を訪れます。

■夕刻、ホテルに到着。

(甲府泊)

4日目
甲府08:30発 甲府駅14:55発 新宿駅16:25着

■午前、水煙文土器のコレクションで知られる●山梨県立考古博物館を訪れます。

■その後、「ポーズ土偶」で知られる●南アルプス市ふるさと文化伝承館、国指定重要文化財の●甲府市藤村記念館に立ち寄り、甲府駅へ。

■夕刻、新宿駅に到着。

【名古屋発の発着時間】
往路:名古屋駅10:00発(JR特急)塩尻駅11:54着
復路:甲府駅14:35発(JR特急)静岡駅16:58着 静岡駅17:21発(新幹線)名古屋駅18:37着

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出発日・旅行代金

このツアーは4日間のコースです。

出発日 旅行代金
9月30日(火)発

旅行代金:¥218,000

※名古屋駅発

※1名室利用追加代金:¥20,000
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。お1人部屋利用の場合は洋室シングルルームとなります。

■現地合流離団:塩尻駅合流(出発)/甲府駅離団(帰着)
旅行代金から¥15,000引きとなります。

 

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