縄文文化の美の極致「火焔型土器」

縄文を旅する 新潟・上越の旅【3日間】

  • 集合場所:東京駅※越後湯沢駅合流/新潟駅離団可能
  • 出発日: 9月16日(火)
  • 旅行代金:¥178,000

ツアーコード: JP223T

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ここにご注目。旅のポイント

Point 1
新潟、上越地域に集中する、縄文文化の美の極致「火焔型土器」の魅力に浸ります。
Point 2
出土品収蔵県内随一の新潟県埋蔵文化財センターでは、縄文から弥生、古墳時代への変遷も見学します。
Point 3
長岡では、醸造の町・摂田屋地区も訪れます。

ツアープランナーより

新潟県の信濃川流域で出土した火焔型土器は、縄文時代中期を代表する芸術的遺物です。炎のように立ち上がる突起や複雑な装飾は、実用性を超えた縄文人の精神世界を表現しています。この土器を見た芸術家・岡本太郎氏は驚嘆し、その荒々しくも優美な造形美を絶賛しました。火焔型土器は、祭祀に使われたと考えられ、当時の人々の自然への畏敬や祈りが込められています。笹山遺跡や馬高遺跡などの出土地では、当時の集落跡も発見され、縄文人の生活や文化を知る手がかりとなっています。新潟の火焔型土器は、縄文文化の象徴として現代にもその輝きを放っています。この「新潟・上越の旅」では、火焔型土器とその遺跡を中心に巡ります。

見どころのご紹介

日本全国 縄文百花繚乱  縄文ツーリズムにでかけよう

縄文時代とはおおよそ1万5000年前から2300年前(紀元前1万3000年~紀元前300年)の1万年以上にわたる期間です。特徴的な縄目模様の土器などで知られます。この時代の人々は、自然と調和した持続可能な生活を営み、狩猟採集や漁労を中心に、植物の栽培や動物の飼育も行われ、定住生活が発展しました。集落には住居や墓、祭祀の場があり、平和的で協調的な社会が築かれていたと考えられます。また、土偶や装飾品などからは、豊かな精神文化や美意識が窺えます。近年、北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録され、縄文文化の価値が再評価されています。
そして、現代が少なからず閉塞感を抱え、本当の豊かさが見直されている今、現代の環境問題や多様性の尊重に通じるヒントが、縄文文化の中に隠れているのかもしれません。

芸術性豊かな火焔型土器は新潟から多く出土

火焔型土器は縄文中期、今から5800年ほどの昔、現在の新潟県、信濃川の中・上流域に突如として現れ、わずか500年後には忽然と姿を消してしまいました。その希少性と芸術性から縄文芸術の最高傑作とも呼ばれています。火焔型土器は豊かな装飾性から祭儀用の土器だと思われがちですが、かまどに載せて煮炊きした跡が発見されているため、実用的なものであったことは確実です。なぜ、これだけの装飾が付け加えられたのか。それは彼らの芸術的感性によるものではないでしょうか。

馬高縄文館-火焔土器 ©長岡市教育委員会
馬高縄文館-展示室 ©長岡市教育委員会
ミス馬高と言われる縄文土器

「笹山遺跡」の出土品を集めた「十日町市博物館」

笹山遺跡は今から5500年ほど前から4300年ほど前まで、1000年以上にわたって存続した縄文人の集落であり、ここから土器、石器をはじめ多くの道具類が出土しています。中でも5000年ほど前の火焔型土器が有名です。この遺跡からの出土品を集めたのが十日町市博物館です。火焔型土器をはじめとする出土品928点は、1999年に新潟県内で初の国宝に指定されました。縄文土器としては日本で唯一の国宝であり、縄文芸術の極致として絶賛を浴びています。

十日町市博物館
弥生時代から続く十日町の織物の展示も豊富
火炎型土器が発見された笹山遺跡

出土品の収蔵量は県内随一の「新潟県埋蔵文化財センター」

新潟県には埋蔵文化財包蔵地(遺跡)が13,000か所以上あり、調査や研究、整理、保存を行っている埋蔵文化財センターでは、縄文時代の出土品も充実しています。出土品などの整理作業風景をガラス越しに見学することもできます。また、隣接する弥生時代の国指定史跡古津八幡山遺跡や古津八幡山古墳も訪れ、縄文時代に続く弥生時代、古墳時代への変遷もご覧いただきます。

土器をはじめ、縄文時代のアクセサリーや漆工芸なども見学します
隣接する古津八幡山遺跡と古津八幡山古墳

上越・長岡の魅力ある見どころにもご案内します

縄文をテーマに巡る旅ですが、新潟・長岡の見どころにもご案内します。新潟では越後の大地主伊藤家の旧大邸宅を保存・公開する北方文化博物館へ。長岡では摂田屋地区を散策。長岡の摂田屋地区は、江戸時代から続く醸造業で栄えた歴史的な地域。この地は、信濃川の水運や交通の要所として発展し、味噌や醤油、酒などの醸造業が盛んになりました。特に、摂田屋の醸造文化は地域の生活と深く結びつき、長岡藩の御用商人としても重要な役割を果たしました。現在も、江戸から明治期に建てられた蔵や醸造所が残り、当時の繁栄を物語っています。

大地主伊藤家の旧大邸宅を保存・公開する北方文化博物館
長岡の摂田屋地区 ©新潟県観光協会

ツアー日程

3日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
東京駅09:28発 越後湯沢駅10:47着 十日町 長岡17:00着

■上越新幹線にて越後湯沢駅へ。

■午後、火焔型土器の発見で知られる笹山遺跡の出土品を集める●十日町市博物館を見学。

■その後、○笹山遺跡も訪れます。

■夕刻、長岡のホテルへ。

【2連泊】(長岡泊)

2日目
長岡09:00発 (摂田屋地区) 馬高(馬高縄文館) 長岡16:30着

■午前、発酵と醸造の町・○摂田屋地区を訪れます。

■午後、火焔型土器が初めて発見された○馬高・三十稲場遺跡へ。見事な火焔型土器が見られる●馬高縄文館、●新潟県立歴史博物館も訪ねます。

■ホテルに戻ります。

(長岡泊)

3日目
長岡08:15発 (新潟県埋蔵文化財センター) 新潟 新潟駅17:04発 東京駅19:00着

■午前、●新潟県埋蔵文化財センターを訪れます。また、隣接する○古津八幡山遺跡も見学します。

■午後、●北方文化博物館を見学。

■夕刻、新潟駅より新幹線にて東京駅へ。

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出発日・旅行代金

このツアーは3日間のコースです。

出発日 旅行代金
9月16日(火)発

旅行代金:¥178,000

※1名室利用追加代金:¥15,000
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。お1人部屋利用の場合は洋室シングルルームとなります。

 

※現地合流離団:越後湯沢駅合流(出発)/新潟駅離団(帰着) 旅行代金から¥15,000引きとなります。

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