【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2021年11月25日
【帰着レポート】雲仙観光ホテルと天草 畳の教会の旅 4日間
2021年11月22日(月)~11月25日(木)4日間 添乗員:東京支店 若生 春香
<11/22発・添乗員:東京支店 若生 春香>
秋の九州、熊本県天草諸島と長崎県島原・雲仙の旅より戻りました。
2018年に世界文化遺産に登録された『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』構成資産の天草地方の教会巡りとともに、九州を代表するクラシックホテル「雲仙観光ホテル」での滞在をお楽しみいただきました。
大きく天候が崩れることなく、清々しい秋晴れの空の下、観光をお楽しみいただきました。
畳の教会とも呼ばれる崎津集落の崎津教会
世界文化遺産『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』のうち、熊本県内唯一の構成資産となっている天草の崎津集落。入り組んだ入り江で島の南端に位置する集落であるため、禁教時代でも人目に付くことなく、隠れキリシタンの歴史が発展しました。
集落へと向かう途中、バスの車窓から川辺沿いに教会と家々が建ち並ぶ様子をご覧いただき、お客様からは「まるでオーストリアのハルシュタットみたいね」とのお声も。



天草下島の小さな漁村として栄えた集落の中に建つ、ひときわ目立つ教会が崎津教会です。1934年にハルブ神父と信者の協力によって再建されました。
正面から見ると重厚なゴシック建築ですが、横から見ると教会の後方がなんと木造建築になっているところが面白いのですが、建設途中に資金が足りなくなったため途中から木造へ切り替えたそうです。「日本建築の父」として知られる鉄川与助により手掛けられました。
さらに特徴的なのは、教会の中が畳敷きであること。長崎、天草に現存するどの教会を見ても、畳敷きになっているのはここだけ、まさに和洋折衷の建築でした。



天草地方の隠れキリシタン(潜伏キリシタン)史についてたくさん学びました
天草キリシタン館、天草コレジヨ館、天草ロザリオ館そして有馬キリシタン遺産記念館と、毎日天草地方の隠れキリシタン(潜伏キリシタン)史に関する資料館を訪れました。
各地で、館長さんや現地のボランティアガイドさんの丁寧な説明と解説のもと、キリシタンらの過酷な弾圧の歴史と、それまでしても信仰を続けたキリシタンたちの信仰心の深さについて改めて学ぶ機会を得ました。その後に訪ねた大江教会、天草四郎が「天草・島原の乱」を起こした原城跡の見学など、より一層理解を深めてご見学いただくことが出来ました。




九州唯一のクラシックホテル、雲仙観光ホテル
「雲仙観光ホテル」は箱根の富士屋ホテル、軽井沢の万平ホテルと並ぶ西洋式ホテルとして昭和10年に開業した、九州唯一のクラシックホテルです。日本初の国立公園である雲仙の地に当時、「東洋美と西洋美が融合した世界美」として称えられました。11月後半でしたので、ホテルの正面とフロントには大きなクリスマスツリーが。ホテルの建物に入ると、どこか懐かしい石油ストーブの温かい香りに包まれました。

国際避暑地として栄えた雲仙。もとは外国のお客様をお迎えするために造られたスイスシャレー様式の、山小屋風建築様式です。改装されており、客室内も清潔かつ快適にお過ごしいただくことが出来ますが、建物自体は当時の面影をそのままに残し、登録有形文化財に登録されています。ドアノブの位置が西洋人向けに少し高い場所に造られていたりと、いたるところで西洋の雰囲気を感じることが出来ました。

ホテルを代表する雲仙フレンチ
ご夕食は広さ200畳の広さを誇るダイニングルームにて、雲仙フレンチをお召し上がりいただきました。たまたま他の宿泊客の方がおらず、広々とした空間を貸切状態でした。暗く落とした照明にテーブルのキャンドルの明かりが灯り、高い天井にピカピカに磨かれた木の床と銀食器は、まさにヨーロッパを旅しているかのような気分に。
フレンチは、伝統的なフレンチと雲仙のこだわり素材が融合した「雲仙キュイジーヌ」。雲仙ならではの海と豊かな自然に囲まれた、地産地消のお料理をお楽しみいただきました。




禁教令など厳しい弾圧の歴史を持つ日本キリシタン史の教会巡り、九州を代表するクラシックホテルでの滞在に雲仙温泉など、様々な角度から天草・雲仙地方の魅力に触れていただく旅となりました。ぜひ今一度、熊本県天草と長崎県島原地方を訪ねてみてください。
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