【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年10月24日

【帰着レポート】日本の九寨溝をゆく 奇跡の清流 仁淀(によど)ブルー探訪の旅 

2021年10月12~16日、10月24~27日添乗員:東京支店 笹島侑弥

 <10/12、10/24発・添乗員:東京支店 笹島侑弥>

 この夏から新たに設定された仁淀ブルー探訪の旅。近年、SNSや映画の力によってにわかに知られるようになってきた、仁淀川の流域を巡る旅に同行させていただきました。このシリーズでは100km以上の長さと広大な流域を誇る仁淀川の本流、支流に点在するいくつかのポイントを専用バスで巡り、この川を全国的に知らしめた「仁淀ブルー」を狙いました。5日間コースと、4日間コースを設定している本ツアーですが、いずれも丸2日を仁淀川の散策にあてているので、天候の変わりやすい四国でも比較的高確率で仁淀ブルーに出会えるようになっています。

 他にも現存12天守に数えられる高知城や松山城を訪れたり、地元のグルメが集まる屋台街を訪ねたりと、地元の風土・文化にも触れられる素敵な旅になりました。

やっぱりすごい、仁淀川の青

 全国的にも知名度の高い四万十川が「最後の清流」と言われるのに対して、この仁淀川は「奇跡の清流」と呼ばれます。秋から冬にかけて、最も美しくみられるという通称「仁淀ブルー」を、ツアーでは2日間をかけてじっくりと巡りました。

 7年連続水質日本一を獲得している仁淀川ですが、実際のところこの仁淀ブルーが見える理由は完全にはわかっていません。一説には大地を形成する約1億7千万年前のチャートがあまりに硬いことや、急流で藻が繁殖しないこと、低水温の影響で極端に不純物が少なく、水が青い光だけを照り返す「チンダル現象」が起きているためだと考えられています。

 安居渓谷と中津渓谷は、ともに仁淀川の上流部にあたる深い渓谷。山深い四国の急流が削った荒々しい景観を楽しめる中津渓谷に対して、砂防ダムによって流れが抑えられ、ガラスのように静かな水面を眺められるのが安居渓谷。それぞれの渓谷にそこでしか出会えない素晴らしい景色があります。

中津渓谷では美しい渓流を眺めながら、往復約1時間の散策となります
“最強の仁淀ブルー”と呼ばれる安居渓谷の水晶淵。晴天時には水底までくっきり見えます

 仁淀川の支流のさらに奥、四国山脈の峰に抱かれた山中にあるのが「にこ淵」。近年でこそSNSに投稿されたり、映画の舞台になったりと、知られるようになってきたスポットですが、それまでは地元の人もめったに足を踏み入れない神聖な場所でした。今でこそきれいな階段が整備されていますが、昔は地元の人も近寄らない険しい土地でした。不幸な若い娘が蛇に姿を変えたという伝説も残るにこ淵は、地元の方々の間で神聖とされる場所ですので、節度を持って訪問します。付近にトイレはありませんし、現地での飲食は禁止、泳ぐなどもってのほかです。

人里離れた山間に立つ、小さな看板が目印です
木々の隙間から日が差す正午前後がベストタイミング

仁淀川中流域で屋形船に乗船しました

 ここまで紹介した散策スポットはいずれもかなり源流に近い場所でしたので、ある程度透明度が高いのはご納得いただけるかと思います。しかしこの仁淀川は奇跡の清流というだけあって、上流部まで行かずとも美しい景色が見られます。 仁淀川を代表する沈下橋のひとつである名越屋沈下橋の付近では、屋形船にご乗船いただきました。透けるような美しさの仁淀川に漕ぎ出すと、聞こえるのは遠くでさえずる鳥の声と、川魚が跳ねる水の音だけ。目を下にやると、滔々と流れる仁淀川に、鮎などの魚がまるで空を飛んでいるかのように、悠々と泳いでいく姿が確かめられます。

美しい水面に浮かぶ屋形船
心地よい風と都会にない静けさで、ウトウトしてきました

ほかにも四国の魅力はたくさんあります

 仁淀ブルーの他にも、この度では松山や高知を訪れます。松山では大正時代に松山城主の末裔が建てた洋館・萬翠荘(ばんすいそう)や坂の上の雲ミュージアムを訪れます。

 また高知では同じく松山城と同じく現存12天守に数えられる高知城に、さらに5日間コースでは東土佐、モネの庭まで足を延ばします。

高知名物の文旦
松山城見学はガイドと共に”攻める”ように
モネが夢見た景色を再現した北川村の「モネの庭」

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