【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年07月30日

【帰着レポート】招福楼も楽しむ奥琵琶湖の旅

2021年7月28日(水)~7月30日(金) 3日間 添乗員:東京支店 若生 春香

<7/28発・添乗員:東京支店 若生春香>

「名料亭『招福楼』も楽しむ奥琵琶湖の旅」に添乗してまいりました。3月に大好評をいただいてから、3回目の出発です。個人ではなかなか予約を取ることのできない料亭「招福楼」でのお食事をはじめ、奥琵琶湖・湖北地方にひっそりと佇む旅館「紅鮎」での滞在など、  ガストロノミーの旅に並ぶこだわり抜いたお食事と旅館での滞在を中心に、奥琵琶湖に流れるゆったりとした時間をお楽しみいただきました。

奥琵琶湖の湖畔に佇む温泉旅館「尾上温泉 紅鮎」での滞在

 今回ご宿泊いただいたのは、奥琵琶湖の湖畔に佇む温泉旅館「尾上温泉 紅鮎」です。  宿に到着し、木の温かみのある炉端を中心に造られたフロントロビーからは、竹生島が浮かぶ奥琵琶湖ならではの佳景が広がっていました。全客室から、またお部屋に取り付けられた 半露天風呂からも、奥琵琶湖の優美な景色を望むことができます。お部屋には、小さな花火用のバケツに「紅鮎」でしか購入することのできない最中のお茶菓子、到着直前に用意してくれた冷たいお茶のサービス、心のこもったメッセージ付きのマスクケースやマッサージチェアなど、近江商人らしいきめ細やかなおもてなしがたくさん施されていました。このお宿での滞在を目当てに、奥琵琶湖を訪れる人も多いことも納得です。

 ご夕食には、2階の宴会場にて夏の高級食材の一つとされる鮎を贅沢に使用した会席料理を、2時間ほどお時間をかけてゆっくりとお召し上がりいただきました。かつては江戸の時代から、朝廷への献上品とされるなど高級食材として親しまれてきた歴史を持ちます。琵琶湖で獲れる鮎は 琵琶湖を海の代わりとし、竹生島のあたりで越冬します。提供された鮎はすべて琵琶湖で獲れたものですが、一般的な川で獲れる鮎とは異なり、餌とする食べ物の違いから10㎝ほどしかない小ぶりの大きさと、川の薄さと苦みが少ないことがその特徴でもあります。そんな、この時期ならではの鮎をふんだんに用いて、またその盛り付けなどにも一品一品、工夫が施されていました。

 観光はそこそこに、お宿での滞在を、奥琵琶湖の景色と共にお楽しみいただきました。

木の温もりに包まれたフロントロビー
テラスに出て、外の風にあたるのも気持ちよいです。
全客室に半露天風呂が付いています。
ご夕食の鮎会食。
盛り付けにも夏を感じるこだわりが。
全客室から奥琵琶湖の景色を一望できます。

「招福楼」でのご昼食-門をくぐった途端、そこには別世界が広がっていました

 食通の方なら一度は聞いたことがあるであろう、日本を代表する名料亭「招福楼」。「日本料理の真髄を知るなら絶対に訪れるべき一軒」とも言われております。琵琶湖のほとりの近江八幡にほど近い八日市市にひっそりと位置し、大都市から少し離れた場所ではありますが茶懐石の名店として広く知られ、全国各地からお客様が訪れます。

1868年(明治元年)に創業され、元は鍛冶屋から始まり、三代目が料亭として改めたことからその歴史は発展していきました。数ある料亭の中でも、招福楼で修業をされたお弟子さんの多くが名店と呼ばれ、ミシュラン3つ星・2つ星に名を連ねることでも有名です。

神社仏閣を思わせる門をくぐった途端、そこには別世界が広がっていました。1200坪の広々とした敷地に、現在はたった6部屋のみの茶室という贅沢な造り。門番さん、女将さんに温かく出迎えていただき、今回お食事をお召し上がりいただいた「七宝の間」まで案内していただきました。

お部屋からは日本庭園の景色が広がります。冷酒での乾杯から先付に始まり、煮物椀、御造り、寿、八寸に焼き物、煮合、たい紅煮茶漬けと、デザートには水ようかんとお抹茶を。2時間ほどのお時間をかけて茶懐石料理をごゆっくり、日本庭園の新緑豊かな景色と共にお楽しみいただきました。お料理はどれも旬の素材の持ち味を大切に、シンプルに上品な味付けがされており、気配りの行き届いた接客には「禅の精神とお茶の心を基とする料理」を体感していただけたことと思います。

門をくぐり、門番さんの案内と共に進みます。
門をくぐり歩くと、ようやく入口が見えてきました。
お部屋に向かう途中、日本庭園の様子
静謐な雰囲気の中、一品一品、料理が運ばれてきます。
シンプルな味付けの鯛紅煮茶漬け
旬のお魚もいただきました。

近江牛の老舗「かね吉」では、贅沢に近江牛のすき焼きを

 最終日のご昼食ではセジールに代わり、近江牛の老舗店として知られる「かね吉」にて 近江牛のサーロインステーキ、すき焼きをお召し上がりいただきました。かつて牛肉を扱う確かな目を見込まれて宮内省のご用達として近江牛を納めてきた歴史を持ち、現在でも首相経験者、著名人を始めとし全国各地から多くの方が訪れるお店として知られています。

 琵琶湖の畔で育った近江牛の歴史は古く、澄み切った空気と湖の環境のもと、麦や米、ぬか等を食料として育てられました。そのため細くて柔らかい肉繊維に大理石模様の霜降りと、口に入れるととろけるような柔らかな触感と風味が広がります。

 すき焼きにだし汁は一切使わず、お砂糖と醤油のみ。また野菜の水分を利用して煮込んでいきます。シンプルな味付けですがしっかりとお肉のうまみが凝縮されており、この土地ならではの近江牛の味わいをご堪能いただきました。まさに、お食事を楽しむ今回のご旅行に相応しいご昼食でした。

繊細な繊維と柔らかな触感の近江牛を、贅沢にいただきました。
お店の方が、ひと鍋ずつ丁寧に味付けをしてくださいました。
明治30年創業の老舗店です。

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