秋を満喫する東美濃の旅をご案内してまいりました。風景、お料理を通して季節の移ろいを感じていただけた旅になりました。

秋色に染まる二つのクルーズにご案内

ツアーは岐阜県の下呂温泉から長野県の昼神温泉まで、3カ所の温泉地に宿泊しながらご案内しました。ご好評いただいたのは、2回のリバークルーズでした。

1回目は恵那峡というダムの建設によって木曽川の中流にできた、奇岩と川が織り成す自然の景勝地です。展望台から渓谷を見下ろしても、紅葉はそれほど見えなかったのですが、30分のクルーズ中は紅葉が水面に映り、見事な秋景色をご覧いただくことができました。

2回目は有名な天竜川の川下りです。船頭さんの案内により1時間弱のクルーズでは、紅葉の渓谷を見上げながらゆったりとした時間をお過ごしいただきました。

もうひとつの秋景色は、列車の車窓から

ツアーのタイトルにもついている明知鉄道は、岐阜県の恵那駅から明智駅まで約25キロの区間を1時間弱かけて走る路線です。途中では「日本一の農村風景」に選ばれた地区を走り、車中ではこの土地で採れたきのこをふんだんに使用した、きのこ弁当をお召し上がりいただきました。きのこの炊き込みご飯や、土瓶蒸しはお弁当ではなく車中で調理して提供してくれたのには驚きました。

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昼神温泉では、石苔亭「いしだ」に宿泊

約3000坪の敷地にわずか19部屋のお部屋しかない旅館、石苔亭「いしだ」。数寄屋建築の玄関ロビーには総ひのきの能舞台があり、夕食後には伝統芸能を無料で鑑賞していただけます（今回は世界大会にも出場経験のある方の二胡の演奏でした）。

ゆったりとしたお部屋での滞在、月替わりの食事をお楽しみいただきましたが、ご好評のお声をいただいたのは、やはりその泉質です。美肌の湯ともいわれ「化粧水のお湯に入ったみたい」という方もいらっしゃいました。

1泊でしたが、11時45分のチェックアウトまで湯浴みを楽しみ、また地元の朝市や紅葉した山々を眺めながらの散策にご案内しました。

日本列島はこれから秋から冬へと移っていきます。今から冬の日本の風景をご報告できることが楽しみです。

長谷野の次回添乗ツアーのご案内