【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2021年10月05日
【帰着レポート】漁港を食す 鳥海山の絶景と北前船の港町 【4日間】
2021年8月2日(月)~8月5日(木) 4日間 添乗員:東京支店 山田 周
<8/2発・添乗員:東京支店 山田周>
夏真っ盛りの鳥海山、象潟・九十九島へ行ってまいりました。東北地方の日本海側を秋田県男鹿半島から、象潟・九十九島、山形県・庄内地方酒田、新潟県境の鼠ヶ関まで、旬の岩牡蠣をはじめとする海の幸、温泉を楽しみながら、鳥海山の絶景、澄み渡る青空と海、色彩やかな緑が印象的な田園風景を満喫しました。
「道の駅・象潟」で鳥海山、九十九島、日本海の絶景を楽しむ。
東北地方にはなんと152も道の駅があり、道の駅ファン向けに道の駅巡りのガイドブックまで発売されるほどの人気です。JR大人の休日倶楽部の広告撮影で吉永小百合さんが訪れたことで有名になった象潟にある道の駅には鳥海山と九十九島、日本海を360度見渡せる絶景展望があります。東北で最も有名な独立峰の鳥海山は夏でも山頂付近に雪渓が残り、その美しさから人気の高い山です。山頂が雲に隠れていることも多いのですが、今回は道の駅の展望台から鳥海山とかつての潟湖(現在は田んぼ)に点在する九十九島を皆様にご覧いただくことができました。




象潟と庄内・酒田を結ぶ鳥海山ブルーラインの山越えドライブを楽しむ
秋田県のにかほ市・象潟から山形県町内地方の港町・酒田まで鳥海山五合目(1150m)の鉾立展望台を通る絶景ドライブを楽しみました。鉾立展望台は鳥海山山頂(2236m)を目指す登山の出発点です(山頂までは片道約4時間半かかります)。間近に山頂を眺め、眼下には奈曽渓谷を見下ろす展望台でひと時を過ごし、その後、下山しました。中腹の太平展望台から庄内平野、象潟・九十九島、日本海に浮かぶ飛島も見ることができました。山麓にある伏流水の湧き水から形成された神秘的な丸池様(青池)も訪れました、伏流水の小川には梅花藻の花も咲いており、彩やかな緑が印象的な田園風景と日本海、鳥海山の織り成す変化に富んだ風景を満喫しました。





漁港を食す 旬の岩牡蠣、日本海の海の幸を満喫
日本海の天然岩牡蠣の漁期は6~9月の3か月間しかありません。太平洋側で水揚される真牡蠣に比べると深い海底で育つ岩牡蠣は貝殻も分厚く、身も一回り大きなサイズです。養殖が難しく、漁師さんが海に潜って獲らなければならないため水揚量も少なく、産地以外ではなかなか食べる機会がありません。今回の旅では象潟の天然岩牡蠣の名店「新よし」にて旬の岩牡蠣尽くしの昼食をいただきました。その日の朝に水揚げされた新鮮な岩牡蠣は身もプリプリで味も濃厚、大満足でした。


北前船の港町、酒田で料亭文化、庄内藩の歴史に触れる
江戸時代から明治時代にかけて上方から出航する北前船が日本海の港を経由し、北海道までを結ぶ新たな航路ができました。鉄道や車がない時代に、一度に大量の物資を運べる唯一の手段が船でした。北前船の交易拠点の酒田は庄内地方名産の米を全国に運び出すと同時に、様々な物資だけでなく上方からの京文化が運び込まれました。その一つが料亭文化です。現在は博物館となった名料亭「相馬楼」では現役の舞妓さんが私たちを出迎えてくれました。北前船主を地元の商人が接待した当時を再現した部屋、美人画で有名な竹久夢二の美術館も見学しました。日本一の大地主として酒田の発展に貢献した本間家の旧本邸では樹齢400年の見事な赤松、二千石格式の長屋門構えの武家屋敷を見学しました。本間家は酒田藩の河村瑞賢が北前船の西回り航路を開いてから江戸、大阪への米の出荷、帰り荷の日用生活必需品の商いで商売を大きく発展させました、その後、飢饉で捨てられた荒地を買い取り、長い年月をかけ農地開拓をして、稲の品種改良にも尽力、現在の美しい庄内平野、庄内米の礎を築きました。



源義経上陸の地「鼠ヶ関」を巡る
山形県鶴岡市、新潟県村上市の県境にある鼠ヶ関は「白河の関」、「勿来の関(なこそのせき)」と並び、平安時代から残る奥羽三大古関のひとつです。兄の源頼朝に追われた義経一行は青春時代を過ごした奥州平泉を目指し、京の都から琵琶湖を渡り、幕府の警備が手薄だった北陸道から日本海沿岸を北上、鼠ヶ関(念珠関)を経て平泉へ辿り着きました。義経、弁慶が山伏に変装し、関所での捕縛を逃れる場面を描いた歌舞伎十八番のひとつ「勧進帳」は、ここ鼠ヶ関が舞台です。かつての関所跡、弁天島の厳島神社、盆栽を地植えした樹齢400年の「念珠の松」、漁港の集落を隔てる珍しい県境(新潟県・山形県)、義経、弁慶が宿泊したと伝わる網元の家(車窓)などを見学しました。




東北地方日本海沿岸部の象潟、鳥海山山麓地域は、東京からの鉄道交通網が不便なため、今までご紹介する機会の少ないエリアでした。この地域の心が洗われるような素朴さ、青空と海、雄大な鳥海山、田園風景の美しさに抱かれながら、地産地消の漁港の海の幸を食す貴重な機会となりました。
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