【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年04月28日

【帰着レポート】弘前の桜と角館 春の旅【3日間】

2021年4月25日(日)~4月27日(火)、26日(月)~28日(水) 3日間 添乗員:東京支店 渋江 恭子・若生 春香

〈4/25発・4/26発 添乗員:東京支店 渋江恭子・若生春香〉

 日本屈指の桜の名所、弘前と角館に春の風景を求めた旅に4月25日発、26日発で添乗してまいりました。今年は全国的に7~10 日ほど早くソメイヨシノが開花しており、弘前、角館も例外ではございませんでした。例年の見頃に合わせて、出発日を設定していたため、今回は残念ながら、角館では河岸に並ぶソメイヨシノ、武家屋敷通りに並ぶシダレザクラはほぼ葉桜となっていました。その後、心配をしながら、弘前に向かいましたが、そこでは素晴らしい桜の景色に出会うことができました。

桜のリレーが繰り広げられていた、弘前公園

 私たちが弘前公園を訪れたのは4月26日、27日。弘前のさくらまつりのホームページではソメイヨシノの開花状況は「葉桜」、「7分散り」など期待できない言葉が掲載されていました。祈るような気持ちで、弘前公園を訪れましたが、心配は杞憂でした。弘前公園に植樹されている桜の種類は52種類。ソメイヨシノが落花した後は、八重紅枝垂桜が主役となり、様々な種類の桜が弘前公園を彩っていたのです。まだ蕾の桜もあり、長い期間に渡って桜を楽しめることがよくわかりました。日本を代表する桜の名所、弘前公園の奥深さに感服した体験となりました。

 弘前のさくらまつりには例年200万人が訪れるそうですが、今回はコロナ禍ということもあり、観光客は少なく、意識せずともソーシャルディスタンスをとりながら、桜の鑑賞をお楽しみいただくことができました。

見頃を迎えていた八重紅枝垂桜

通常では考えられないほど、観光客が少ない弘前公園。まるで貸切のようでした。
弘前城天守と桜。城郭の剛健さとシダレザクラのしなやかさの対比が絶妙です。

本丸から望む岩木山と桜。これぞ弘前の春景色。
濠に浮かぶ花筏。散ったソメイヨシノも目を楽しませてくれます。
弘前城植物園で見かけた桜の蕾。
春の祭典はまだしばらく続きそうです。

幻想的な世界に誘う夜桜の艶。

 今回は弘前駅前のホテルに宿泊し、ライトアップされた夜の弘前公園にもご案内しました。

 濠の水面にはライトアップされたソメイヨシノが映し出され、ライトアップされたシダレザクラは一層艶めかしさを増し、日中と同じ場所とは思えないほど、幻想的な世界が広がっていました。幸運なことに、訪れた日は満月でもあり、「夜桜と満月」というこれ以上ない情緒豊かな夜をお楽しみいただくことができました。

シダレザクラの下、濠に浮かぶ花筏と映し出される花影。
ライトアップされたソメイヨシノの並木。
空に浮かぶ満月が趣を添えます。
闇夜に浮かぶようなシダレザクラ。その妖艶さに言葉を失いました。
弘前城の天守もライトアップされていました。

観光列車、秋田内陸縦貫鉄道の列車旅もお楽しみいただきました

 旅の2日目にご乗車いただいたのは、「走る里山劇場」とも呼ばれている秋田内陸縦貫鉄道です。今回は、2車両あるうち1車両を貸し切ってご利用いただきました。窓は景色が良く見えるように大きなつくりとなっており、通常車両と比べ、広々とした空間です。車両の色は虹の色にあわせて全7色あり、今回は赤色の(今年2月に運行開始したばかりだという)縄文号にご乗車いただきました。縄文遺跡をイメージした観光列車ということもあり、車内には北秋田市で出土した土器や土偶、岩偶などが壁にイラストで紹介されていました。
 車窓からは、桜景色だけではなくまだ雪の残る地域もあり、幾つも流れる川の水は遠くから見ても透き通っているのが分かるほど、とても綺麗でした。途中、阿仁合駅にて地元のマタギ弁当を地元の方より受け取り、ご昼食は車内にてお召し上がりいただきました。名産品いぶりがっこや馬肉の煮付など、通常の駅弁の倍以上の大きさのある、とても豪華なお弁当に満足していただけました。
 角館駅から鷹ノ巣駅までは2時間ほどでしたが、コロコロと移り変わる景色を見ていると、あっという間のお時間でした。

運行開始したばかりの縄文号に乗車しました。
窓の外には、秋田の原風景が広がっていました。
地元の食材をふんだんに使用したマタギ飯。
運行開始したばかりで、綺麗な車内でした。

岩木山の麓にある桜林公園

 今年は暖春ということもあり、弘前では例年と比べ9日も早い桜の開花となりました。そのため、今回訪問した日程では、残念なことに角館・弘前ともに満開の時期を過ぎていました。そこで、秋田の内陸縦貫鉄道にて終点の鷹ノ巣駅に到着してから弘前へ向かう途中、(行程には含まれておりませんでしたが)特別に訪問したのが、岩木山のふもとにある桜林公園です。
 山のふもとにある公園のため標高が高く平均気温が低いため、弘前市内と比べ1週間ほど遅れての開花となり、ちょうど満開を迎えた時期に訪問することができました。バスにて公園へと向かう途中、いつもは遠くに見えた岩木山が次第に迫り来る様子にはとても迫力がありました。
 公園内には一面のソメイヨシノが花を咲かせ、人の数もまばらで、のんびりとピクニックやキャンプをする地元民の方々もいらっしゃいましまね。また、桜の話とあわせて、カタクリのお花も咲いており、この時期ならではの自然の美しさを楽しむことができました。

ちょうど、満開を迎えていた岩木山桜林公園。
カタクリのお花も咲いていました。


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