【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2024年12月02日

【帰着レポート】江戸侍文化と日本の名城

<2024年11月19日~11月23日 5日間 添乗員:東京支店 吉田義和>

香川県、兵庫県の協力のもと、企画実施した5日間のツアーから戻りました。香川では丸亀に連泊し、今SNSやテレビなどでも話題の訪問地を訪れました。

香川:父母ヶ浜に銭形砂絵 絵になる訪問地へ

香川県西部、三豊市の海岸、父母ヶ浜(ちちぶがはま)。10年ほど前までは地元の簡素な海水浴場で、あまり注目はされていませんでしたが、西向きで遠浅の干潟があるという特徴から、鏡の様な写真が撮れると観光局の写真から人気に火がつき、今や日本全国から訪問者の絶えない観光地となりました。実際に訪れてみると台湾など海外の観光客も多く、世界的に知られる訪問地になっていることが窺えました。ちょうどこの日は快晴。潮の具合はあまりよくありませんでしたが、天気のおかげもあり、絶好の撮影日和となりました。日暮れには観光協会の方も写真のお手伝いに来ており、美しい夕焼けのなかみんなで楽しく撮影をすることができました。

様々なポーズで記念写真を撮りました。
日が落ちるにつれ美しいグラデーションが浮かび上がります。

また、今回は観音寺市にある銭形砂絵も訪問。江戸時代、高松の藩主をもてなすために地元の人々が一晩でつくつた「寛永通宝」の砂絵が現在にも伝わっており、高台から見ると瀬戸内海と巨大な砂絵のマッチングが見事。四国お遍路の札所である観音寺から少し坂を上りますが、近くに来たらぜひ見ていただきたい絶景です。観音寺沖に見える島は伊吹島といい、「讃岐うどん」の出汁にかかせない「いりこ」の島として知られています。近くの道の駅ではいりこも購入できますので、ぜひお立ち寄りください。

銭形砂絵の絶景 沖に見えるのはいりこの島伊吹島

兵庫:圓教寺では住職とじっくり見学

兵庫側の訪問地で印象に残ったのは姫路の郊外に位置する書写山圓教寺(えんぎょうじ)です。視察時にお願いした解説は、圓教寺第141代住職の大樹玄承さんにお越しいただきました。室町時代、赤松満祐が将軍足利義教を暗殺するきっかけとなった歴史的な塔頭、十妙院(通常非公開)を特別に見せていただいたほか、住職自ら境内をご案内くださり、摩尼殿の内陣や講堂内部の本尊など、通常見ることのできない場所をじっくりと案内いただきました。圓教寺のポリシーとして、「目に見えるものは何でもお撮りください」というものがあり、通常の寺院拝観では撮影できないような本尊や襖絵なども写真を撮ることができ、内容の濃い観光となりました。

圓教寺は住職自ら案内いただきました。
通常は入れない舞台からの景観も楽しみました。

各地の名城はガイドとともに

日本の名城がテーマの今回、現存木造十二天守のひとつ丸亀城、忠臣蔵でも知られる赤穂城、そして国宝にして世界遺産の姫路城を見学。ともにガイドの解説を楽しみながら巡りました。

丸亀城の特徴はなんといっても石垣。扇形に美しく組まれた石垣を見ながら天守まで登ると、丸亀の町を一望できました(天守は日本一小さい天守と言われています)。赤穂城は天守は造られませんでしたが、立派な天守台や本丸跡が残り、三の丸には大石内蔵助ほか赤穂義士たちの邸宅跡が残ります。今回は大石邸の跡に造られた大石神社にも参拝。史料館では堀部安兵衛が実際に利用した帷子など、貴重な文物も見ることができました。

中国の兵馬俑修復職人が造ったという義士像が並ぶ大石神社(赤穂城内)
見上げんばかりの美しい石垣が続く丸亀城

3つの城とも整えられたのは江戸時代に入ってからのこと。戦乱が起こらなかった江戸時代でも、侍たちが造った名城の数々に、当時の人々の誇りを感じる5日間でした。

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