【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年03月23日

【帰着レポート】庄内ガストロノミー 鶴岡・酒田の旅

2021年3月16日~3月18日 3日間 添乗員:東京支店 鈴木洋

<3/16発 添乗員:東京支店 鈴木洋>

昨年もご好評いただき、この春も既に3本のツアー催行が決まっている、山形の庄内地方を巡る「庄内ガストロノミー 鶴岡・酒田の旅」に添乗してまいりました。                              初日は生憎の雨模様でしたが、なんとか商人の町「酒田」、そして庄内藩のお殿様のお膝元「鶴岡」の散策にご案内しました。宿泊も庄内の原風景ともいえる庄内米を作る水田の中に浮かぶように建つ「ホテル・スイデンテラス」に宿泊してまいりました。                                         庄内を歩き、庄内を食し、そして庄内の原風景である田んぼのど真ん中に泊まる。                     庄内の真髄にふれていただけた旅でした。

庄内Veg-ITALIANと銘を打つ「アル・ケッチァーノ」

ただのイタリアン・レストランではない、“庄内Veg-ITALIAN”      アル・ケッチァーノで舌鼓

                                         ←「庄内Veg-ITALIAN」と銘打った名刺のロゴ

今回の旅で感動的だったのはユネスコの「食文化創造都市」に選ばれている庄内地方の食事です。特にローカル・ガストロノミーの先駆者と言われている奥田政行シェフのレストラン「アル・ケッチァーノ」では私のイタリア料理に対するイメージが良い意味で根本から覆されました。また、庄内産の素材のすばらしさ、調理法には感動しっぱなしでした。特に甘鯛のルッコラソース、羽黒緬羊のローストの味は感動的でした。                    レストランでは海の幸を含め素材のほとんどが庄内産でした。あまり野菜をふんだんに使うイメージの無いイタリア料理ですが、ここではほぼ全ての料理にイタリア野菜や地元野菜が使われています。山形・鶴岡には約60種類もの伝統野菜があり、いまだに地産地消で地域の人々に受け継がれています。今回のお料理にも山形の山伏ポークの付け合わせに藤沢地区の「藤沢カブ」や「だだちゃ豆」をカリカリにしてソースに仕立てたものなど庄内野菜が使われており、味はさることイタリア料理の技と庄内野菜のマリアージュが本当に素晴らしかったです。 食事を終えると、このレストランが何故、「庄内Veg-ITALIAN」を謳っているのか、そして、奥田シェフがローカル・ガストロノミーの先駆者と言われる所以が良く理解でき、個人的にまた是非来たいと思いました。

オマール海老とふのりのマリネ
ズワイガニとレタスとだだちゃ豆
庄内豚のグリルと藤沢カブの焼き畑仕立て
蛍烏賊とふきのとうのストラッチ
ツブ貝とウドのタルタル
牡蠣とクレソンのリゾット
小鯛と緑野菜のアクアパッツァ
丸山さんの羊(羽黒緬羊)のロースト

北前船の貿易によって上方から庄内にもたらされた雛人形の文化

訪問した3月はちょうど雛祭りの時期で、庄内の各所で雛人形が飾られていました。               近年ではお雛様を飾る文化も薄れつつある中、山形では未だに雛人形を飾る家庭が多く、山形各所で雛人形の展示や雛まつりにちなんだイベントが行われています。                                                  その理由は庄内地方を繁栄させた北前船貿易と密接な関係があります。山形県は当時から紅花の栽培が盛んで、その良質な紅花は「最上紅花」と呼ばれ、大変な高級品でした。この紅花交易の際、人形造りの盛んだった京から持ち帰られた物資の中に雛人形があり、旧風間家住宅の丙申堂には現在でも当時の京からもたらされた雛人形が大切に受け継がれていました。

家内健康や商売繁盛を願う傘福
湊町酒田に伝わる雛人形
この時期、いたるところに傘福が吊るされています。
本間家の本家に伝わる雛人形

四季折々の景色を楽しめる日本3大急流の最上川クルーズで           芭蕉ラインに乗船

奥の細道の旅で山形に40日余り滞在したと言われる松尾芭蕉。その中で「五月雨を 集めて早し 最上川」の   俳句で知られる最上川での船下りを楽しんでまいりました。所要時間は約50分。道中は船頭さんの解説や舟歌を聞きながら変化に富んだ最上峡を下りました。                                          かつては北前船貿易の物資を米沢に運んだり、逆に紅花などを上方に届けるなど重要な役割を果たしてきました。あっという間に船下りが終わると、川の駅のレストランで山形名物の芋煮を食べ、帰路につきました。

※船頭は現役の俳優でもある、山科ノロさんが努めてくれました。

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