【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年03月23日

【帰着レポート】志摩観光ホテルとアマネムの旅

2021年3月16日~3月18日 3日間 添乗員:東京支店 福島 伸彦

<3/16発・添乗員 福島伸彦>
 

 2016年に「G7伊勢・志摩サミット」のメイン会場に選ばれたことで一躍全国にその名前が知れ渡った「志摩観光ホテル」。名前こそ知っていたものの、訪れるのは今回が初めてでした。実際に訪れてみて、最も印象に残ったのがこのホテルであり、また先進国の首脳が集まる重要会議のメイン会場に選ばれた理由もよく分かりました。

 今回のコースは人気があり、3日連続、3本催行したのですが、3月15日発の添乗員であった佐藤も最も印象に残ったのがこのホテルであったとのことで、私は庭園及びベイスイートの魅力、佐藤は70年前の創業時からの歴史ある「ザ・クラブ」と「ザ・クラシック」のレポートをさせていただくことになりました。

国内外の賓客を迎えてきた名門ホテル 庭園にもその足跡があちこちに

 志摩観光ホテルの魅力のひとつは、周囲の自然景観の美しさにもあると思います。1946年という早い時期に国立公園に指定されて以来、温暖な気候による豊かな植生が守られており、それが数多くの昭和の詩人や作家を引き付けてきたのでしょう。その魅力の一端が感じられるので、「ザ・クラシック」から「ザ・ベイスイート」までの庭園散策はお勧めです。ゆっくり歩いても20分程度。簡単にご紹介します。

 スタート地点「ザ・クラシック」の玄関を出て、駅へ向かう道を50メートルほど。庭園入り口の歩道が整備されているので、中に入りますと、まずはパネルが出迎えてくれます。ここはG7およびアウトリーチ招待国首脳の集合写真が撮影された場所(館内にもパネル写真がありました。紛らわしいのですが、G7首脳だけで撮影した場所とは異なります)。背景には緑豊かな庭園とクラブハウスの赤が映えており、選ばれた理由が分かります。

招待国含めた首脳の記念撮影場所
記念写真パネル

 すぐ近くには昭和天皇の御製碑(ぎょせいひ)「色づきし さるとりいばら そよごの実 目にうつくしき この賢島」とあります。昭和天皇は志摩観光ホテルに5回ほど行幸されており、他にも「宝中の鼻」(ほうじょうのはな)という植物の視察に行かれた場所も残されています。ちょうど桜の花が咲き始めていました。

昭和天皇の碑文
桜が咲き始めていました

 たびたびこのホテルに宿泊した現代俳句を牽引した山口誓子の句碑の少し先にあるのが藤棚。この下で1987年にアメリカ、カナダ、EC(現EU)、日本代表が会議を開催した場所です。ここから橋に向かうのですが、左側を眺めると庭園の入れ替え用植物を育てている大温室が見えます。

山口誓子の俳句 碑文
1987年に会談がおこなわれた藤棚

 ここで橋を渡るのですが、木々が生い茂る中をゆっくりと歩くとまるで空中散歩。橋の途中で立ち止まり、鳥のさえずりを聞くだけで心身が癒されます。

 橋を渡ればすぐに海上の守り神として信仰される金毘羅宮が祀られています。ホテル開業前の昭和5年からここにあり、今でも毎年10月に秋の例大祭が開催されているのだとか。ここから少し歩けば庭園を抜け、「ザ・ベイスイート」に到着です。

橋を渡って空中散歩を楽しむ
金比羅宮
ベイスイートに到着

ザ・ベイスイートのゲストラウンジは是非お訪ねください

 志摩観光ホテル「ザ・ベイスイート」は新しく建てられたホテルで、落ち着いた大人の雰囲気の「ザ・クラシック」とは異なり、現代的なデザインです。特に特徴的なのは様々な場所で地元の特産品である真珠が使われている点です。その数なんと、5万3千粒以上。エレベーターの手摺りなど、気にしなければ気付かないかもしれませんが、ロビーにある9千粒の真珠を利用したシャンデリアは一見の価値があります。

 ロビーからは5階にある宿泊者専用ラウンジへ(※「ザ・クラシック」の宿泊者もベイスイートのラウンジは利用可能です)。コーヒー、紅茶、或いはアルコール類、スイーツやおつまみなど全て無料でお楽しみいただける快適な空間なのですが、何といっても素晴らしいのはその景観。遮るものが無い中で伊勢の自然景観を堪能出来ます。

ベイスイート屋上からの景色
宿泊者専用ラウンジからの景色
9千個の真珠を利用した「ベイスイート」のシャンデリア
ラウンジではワインもサーブしてくれます
ラウンジにはスナックも用意されています

 屋上には空中庭園もあるのですが、ここでG7首脳の集合写真が撮影されています。今でもパネルと、各国首脳の立ち位置が靴跡で残されていますが、よく見るとメルケル首相の靴跡が小さく出来ているなど、かなり芸が細かいです。

G7伊勢志摩サミットの写真パネル
メルケルさんの足跡は小さい

 ご宿泊の際には是非、ホテル内散策にお出かけください!

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