【国内】帰着しました。添乗員レポート
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2023年10月28日
【帰着レポート】伊丹発 北東北4つの紅葉絶景 十和田・八甲田・八幡平と白神山地の旅
〈2023年10月24日(火)~10月28日(土) 添乗員:大阪支店 八百屋 健太〉
2023年10月24日(火)~10月28日(土) 添乗員:大阪支店 八百屋 健太
青森から北関東まで貫く奥羽山脈の紅葉絶景
陸奥湾に突き出した夏泊半島から栃木県の帝釈山地に至る全長500㎞もの奥羽山脈。今回はその日本最長の山脈に属する岩木山や八甲田山、八幡平などの紅葉を北から南へ縦走しながら見てきました。今年の夏の暑さは東北でも激しく、今回のツアーの拠点となる弘前市では39.3度の観測史上最高気温を記録し、8月の最高気温は1日を除き全て30度以上、35度以上の猛暑日が10日間もありました。その影響で今年の紅葉は例年よりも鮮やかさに欠けると心配されました。地元に人によると「いつもより地味だべ」とのことですが、それでもこの写真のように各地で美しい紅葉に出会うことができました。
八甲田山では燃えるような紅葉に感激!
八甲田山に続く道路をバスで登って行くと、左右の木々がどんどん彩を増してゆきます。私たちが訪れた2日前にこの辺りでは雪が降り、多くの葉が落ちてしまったとのことですが、まだまだ十分美しい景色を楽しめました。ロープウェイで山頂駅に登るとさすがに葉は落ちてしまっていましたが、標高の低い山麓駅の辺りではこの通り、燃えるような紅葉に感嘆の声も上がっていました。
十和田湖は空の青さを湖面に映し、湖岸は黄金色に輝く!
十和田湖を訪れたこの日は快晴、湖面は空の青と雲を映し、水面すれすれから黄色や赤や緑の木々が生い茂っています。この日はほぼ無風で遊覧船の立てる波が鏡のような水面を揺らしました。約50分の十和田湖遊覧、当初の予報では気温もそれほど上がらないようでしたが、湖面に出てもポカポカ温かくデッキからの眺めをお楽しみいただきました。
まさに紅葉の見ごろを迎えた奥入瀬渓流を歩く!
奥入瀬渓流では、十和田湖に近い「銚子大滝」から散策をスタート。奥入瀬渓流の本流にかかる唯一の滝で別名「魚止めの滝」。今回は渓流沿いの比較的アップダウンの少ない下りコースを「玉簾の滝」まで約1.5㎞歩きました。途中には「九段の滝」、「不老の滝」、「姉妹の滝」、「白糸の滝」などのいくつもの滝があり、美しい景観を楽しめました。
白神十二湖ではネイチャーガイドさんとブナの森を歩きました。
弘前駅からは観光列車「リゾートしらかみ」に乗車し、JR五能線を十二湖駅まで行き、白神山地の入り口にあるアオーネ白神からネイチャーガイドさんと一緒にブナの森を歩きました。1本の木が朽ちて倒れると、若い木が日光を浴びてスクスク育ち、倒れた木はキノコ類や苔のベッドとなり、やがて土に返ります。森を歩くと森全体が一つの生命体であることを実感します。
青森から秋田、岩手へ。八幡平国立公園はもう冬支度!
弘前から日本一長い高速道路「東北自動車道」で秋田県と岩手県にまたがる八幡平国立公園へ。全長27㎞のドライブウェイ「八幡平アスピーテライン」を走ります。「アスピーテ」とは、楯を伏せたような形の火山を示す名称ですが、11月上旬には雪で通行止めになるため今年最後のドライブという訳です。岩手県側に下った松川渓谷には、最後の紅葉を見ようとたくさんの人が訪れていました。
弘前城ではこの日から「菊と紅葉まつり」が開催!
弘前城内の植物園では、毎年恒例の「菊と紅葉まつり」が開催され、お城もライトアップされています。闇に浮かび上がる追手門は昼間に見るのとはまた違った美しさ。門をくぐり、ふと振り返ると幻想的な景色に出会いました。開かれた門の向こうにはライトアップされた紅葉が、こういう景色に出会えるのもこの時期だけのもの。ふと見上げるとまん丸のお月さまものぼっていました。
青森のシンボル「岩木山」この時期には珍しくはっきり見えました!
岩木山は標高1,625 mで青森県の最高峰。お岩木やまと呼ばれ津軽の人々に親しまれています。てっぺんから裾野までスッキリ見えるのは珍しいと言われますが、この日はバッチリと姿を現してくれました。岩木山をご神体とする北門鎮護の岩木山神社も訪れ、皆さんで旅の安全を祈りました。
夏の異常な暑さのため、紅葉情報が芳しくなかった今回の旅ですが、いざ蓋を開けてみれば、天気にも恵まれ各地でとても美しい紅葉を見ることができました。一年を通じて様々な景色を見せてくれる東北地方。次は季節を変えて訪れてみてください。
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