【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年12月03日

紅葉を訪ねる会津・磐梯高原の旅

2020年10月28日~10月30日 3日間 添乗員:東京支店 下平 裕史

紅葉の会津・磐梯高原の旅に行ってきました。10月下旬の東北地方は紅葉の真っ盛り。福島県は日本有数の紅葉どころとして知られ、あちらこちらで溢れんばかりの紅葉を見ることができます。「五色沼」があまりにも有名ですが、今回は、絶景秘境ローカル鉄道として知られる只見線に沿ったドライブをしながら峡谷に広がる紅葉を見てまいりました。

磐梯山を望む紅葉の絶景
大内宿のお土産屋さん。かわいらしい民芸品も売っていました。

只見線沿いの紅葉の絶景を求めて。そこには想像を上回る赤と黄色の世界がありました。

五色沼の紅葉は以前も見たというお声は多数ありましたが、今回の旅は、只見線を沿ったドライブがあるから参加されたということでした。近年、只見線は「紅葉の美しい鉄道路線」で一位に選ばれ、話題を呼んでいます。会津坂下インターで下りると間もなく左手に只見線の線路、右手に只見川が見え、川に映りこむ紅葉の景色を見ることができました。ハイライトは只見川第一橋梁の展望台から見る絶景。橋梁を列車が通過する時間にあわせて訪れました。通過時間が近づくと列車の音が聞こえてきて、皆様カメラを構えます。今回は天気が良く、列車も減速してくれたので、水面に映る橋梁と列車をご覧いただくことができました。バスの中で撮影した写真をお客様同士、その場で見せあっていた姿が印象的でした。

只見線・第一橋梁展望台からの絶景。

紅葉の季節は車窓からの景色・きれいな場所でも写真ストップもハイライトになります。

今回は敢えて目的地に最短ルートで向かうのではなく、迂回しても紅葉がきれいなルートを通りました。特に五色沼に向かう際は、天気が良かったので磐梯山の山越えの道を選びましたが、これが見事に紅葉をみるベストルートでした。道中は眼下に猪苗代湖を見下ろし、周囲は黄色と赤と緑のコントラスト、そして風でススキがなびく景色はこれまで見てきた紅葉の中で最も素晴らしい景色の一つでした。途中でバスを減速させたり、時にはバスを止めて写真ストップをしたり・・・。予定よりもだいぶ遅れてしまいましたが、裏磐梯の絶景にシャッターを押す音がバスの中でも鳴り響いていました。

磐梯山が見えるポイントでバスを下車しました。
奥には猪苗代湖を望みます。

会津若松の伝統工芸から会津藩の歴史を感じる。

今回のツアーは自然景観だけでなく、会津に伝わる伝統工芸である会津漆器のお店にもお邪魔しました。会津の漆器づくりの歴史は古く、今から400年以上も前、会津藩主である蒲生氏郷が自分の地元の近江から職人を呼び寄せて作らせたことが始まりです。瞬く間に全国へと広がり名を馳せました。今回訪れたのは、天保3年(1832)年から今に続く「鈴善漆器店」。戊辰戦争を乗り越えた老舗です。内部はスタッフの案内の元、会津塗の技術や技法に関しての説明を詳しく聞きました。会津塗の魅力、会津職人の技術の高さと心を感じることができました。その後、歩いた七日町通りなどの区画整備に尽力したのも蒲生氏郷。現在に会津に息づく伝統産業などはほとんどがこの氏郷の時代に発展したものでした。

会津漆器は400年の歴史を誇ります。
下絵の展示。下絵なしで直接描く方もいらっしゃるそうです。
様々な原料が使われていました。

鶴ヶ城、野口英世の足跡、大内宿・・・紹介しきれない魅力にあふれる福島県

紅葉がメインテーマでしたが、今回の旅では様々なスポットにご案内しました。私、個人的に秋の会津若松にお越しいただいたのであればぜひ見逃せないのが鶴ヶ城の紅葉ライトアップ。今年は10月16日から始まり日没から21時までライトアップしています。今回の旅では、ツアーには含まれていませんが、初日の夕食後、ご希望の方とタクシーで見に行きました。低地なので紅葉には少し早かったですが、ライトアップしているお城は幻想的で、秋の夜長、深い歴史の蓄積された鶴ヶ城を堪能しました。

ライトアップした鶴ヶ城を見られる時期は桜と紅葉の季節のみです。
会津若松では野口英世の青春時代の面影を尋ねました。
夕暮れの大内宿は幻想的でした。

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