【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2024年11月06日

【帰着レポート】会津・只見線乗車と紅葉の五色沼、迎賓館猫魔離宮の旅 

【2024年10月28日~10月31日 4日間 添乗員:東京支店 福森崇】

【2024年10月28日~10月31日 4日間 添乗員:東京支店 福森 崇】

例年以上に暑いと感じる日が長く続いたため、紅葉はやや遅れ気味と聞いた中で旅は始まりましたが、場所により適度な色づきもあり、結果としては満足のゆくレベルでした。出発前は一部の日にちで雨予報もありながら、ポイントになるところは雨に遭うこともなく、この地域独特の自然を満喫いただくには十分な環境の中でご案内できました。

乗ってみたい鉄道、撮ってみたい鉄道で知られる「JR只見線」

ツアータイトルにもあるように会津エリアのハイライトの一つ、JR只見線に乗車いたしました。「紅葉の美しい路線」第一位に選ばれたこともあるこの鉄道は、2011年の夏の豪雨で一部の橋梁が流されてしまい、長らく不通となる区間もありましたが、2022年10月にようやく全線が開通、今や国内外から多くの観光客を集める人気路線です。
私たちが到着したのは08:45頃。有名な第一只見川橋梁を、09:01分通過の下り線、09:20通過の上り線と、2回の通過を見ることが出来る貴重な時間帯に合わせたものですが、早い時間にもかかわらずほぼ同じタイミングで到着したのは台湾のグループ。あっという間にビューポイントは賑やかになりました。
鉄道が橋梁に差し掛かる直前、待ち構える人たちに到着を知らせるように「ピィーーー」と大きな音が鳴り響き、ゆっくりと橋梁を渡り始めます。撮影を楽しむ人に長いシャッターチャンスがあるように通過中は徐行運転する粋な計らいも嬉しいところでした。

会津只見線 第一只見川橋梁を渡る上り線列車(左から右へ)


天気に恵まれ、風もほとんど無かったことから橋梁を渡る電車が川面にも写りこむ様子も確認いただけると思います。現実的には赤字路線の一つかもしれませんが、地域に観光客を呼び込む重要な鉄道にまで成長したこの路線がいつまでも人々を楽しませてくれることを期待しながらこの地を後にしました。もちろんこの後には、只見線のハイライト区間と言われる会津川口駅~会津柳津駅の上り区間(所要約50分)の乗車も楽しみました。

只見線 2両編成の車両
只見線 今回乗車した始発駅の会津川口駅ホーム

静寂な空間の中で楽しむ霧幻峡の渡し船

かつては只見川両岸に位置した金山町の三更(みふけ)集落と対岸の三島町の集落を行き来していた渡し船。矢切の渡しのイメージが分かりやすいと思いますが、山の崩落など自然災害もあり、三更集落が廃村となったことを受けて渡し船が行き交うことは無くなりました。廃村となったのは1964年(昭和39年)ですが、半世紀を経て2010年に観光用として復活を果たしました。手漕ぎの船はいかにも雰囲気があり、川の流れも静かなことから、静寂の中で周囲の絶景を楽しむ贅沢なひとときでした。幸い寒さを感じるどころか日差しが穏やかで遊覧日和。今でこそ専門の漕ぎ手の方がおりますが、かつて行き交っていた時代は漕ぎ手は住民自身で、代々受け継がれていったとのこと。スピード感が求められる時代にあって、心穏やかにのんびりと過ごした貴重な時間になりました。

只見川 霧幻峡の渡し船と雄大な景観

好天の中で絶景の散策路を歩いた五色沼

宿泊した裏磐梯レイクリゾート 迎賓館「猫魔離宮」から道路を渡った反対側には裏磐梯物産館があり、有名な「五色沼自然探勝路」の入り口となります。最終日の朝に案内ガイドの元で散策を楽しみました。
前日は時おり雨の中で過ごしましたが、この日の天気予報は「晴れ」。朝起きてからすぐにカーテンを開けると眩しいくらいの晴天で、ベッドサイドで思わずガッツポーズ。五色沼は名称の通り、時間帯や光の当たり具合によって見え方が異なることで知られますが、曇天と晴天では大違いなので、幸先の良い一日の始まりとなりました。
ホテルから歩いて5分もかからず物産館へ。ガイドさんは2名だったため、普通の歩き組とゆっくり歩く組に分かれ、それぞれのペースで歩き始めました。磐梯山の水蒸気爆発によってこの地を流れていた川を堰き止め、無数の湖沼群が生まれた中で出来たのが「五色沼」。歩いてほどなく、早速迎えてくれたのは「柳沼」。晴天に無風という最高のコンディションだったため、川面に映る紅葉までが見事でした。
やや訛りのある柔らかい口調でお聞きした周辺の自然について、生息する木々や動植物の話なども楽しいもので、ガイドさんの世界に一層引き込まれていきました。
エメラルドブルーが見事な「青沼」、上部に続く「るり沼」から「弁天沼」までで片道約40分はあっという間。次はまた新緑の時期に来てみたいと思いながら五色沼散策を終えました。

五色沼自然探勝路散策 エメラルドブルーが見事な青沼の景観
五色沼自然探勝路散策 紅葉も川面に映り込む見事な景観の柳沼

同じ場所でも四季折々に景色が変わり、いつ訪れても楽しむことが出来るのが国内旅行の醍醐味です。ぜひいつかこの地にお出掛けになってみてください。

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