【国内】帰着しました。添乗員レポート
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2023年02月24日
【帰着レポート】富山で出逢う4つの伝統民謡と五箇山貸切ライトアップの旅【3日間】
2023年2月22日~24日 3日間 添乗員:大阪支店 八百屋健太
こきりこの竹は 七寸五分じゃ
長いは袖の かなかいじゃ
窓のサンサは デデレコデン
ハレのサンサも デデレコデン
日本最古の民謡とされる「こきりこ節」
「民謡の宝庫」の異名を持つ五箇山の代表的な民謡であり、“こきりこ”や“ささら”といった伝統楽器とともに奏でられる素朴な音色が特徴です。また、半世紀以上にわたって小学校の音楽教材として取り上げられていることからも、皆さんも一度は触れたことがあるのではないでしょうか。 このたびは「富山の民謡に出会う旅」ということで、「こきりこ節」や「麦屋節」、「岩瀬まだら」、「越中おわら節」などの民謡をワールドのお客様だけの特別ステージでご覧いただく機会を設けました。民謡を後世の人たちに伝えようと一生懸命取り組んでいる地元の方々による演奏や踊りを目の前でご覧いただくという一般のツアーではなかなか体験できないプログラムでした。
白エビ尽くしの料理を味わいながら民謡鑑賞
ツアー初日のプログラムは、富山市岩瀬港町にある、明治44(1911)創業の料亭「松月」にて。土壁と黒瓦の建物は創業当時の姿をとどめ、老舗の風格が感じられます。名物の白エビ料理には、生姜醤油漬け、から揚げ、オリジナルの福団子など白エビをふんだんに使った料理をお楽しみいただきました。
料理も進むうちに三味線の音色とともに艶やかな「越中おわら節」の踊り子さんが登場、場も盛り上がり「岩瀬まだら」の舞踊と続き、こきりこ節を現代風にアレンジした演奏などもお聴きいただきました。
五箇山の合掌の里で囲炉裏を囲んで民謡鑑賞
この日は庄川を遡り五箇山地区へ。白川郷も含めたこの地域で最大の合掌造り建築「岩瀬家」を訪れました。ふた山隔てた岐阜県白川郷の合掌造りも有名ですが、五箇山の合掌造り建築は白川郷とは異なる点がいくつかあります。その一つが入り口、白川郷が「妻入り」なのに対して五箇山は「平入り」。その入り口を入ると囲炉裏から立ち込める煙の臭いが鼻孔を刺激します。これぞ合掌造り、と思いつつ奥の間へ。そこではご当主が囲炉裏で沸かしたお茶をふるまってくれました。ご当主の話を聞き、急な階段を登り2階、3階へ。約300年前に、八年もの歳月を費やして建てられた岩瀬家は、江戸時代、五箇山で製造された火薬の原料、塩硝(えんしょう)をとりまとめ加賀藩へ納入する上煮役宅でしたが、天領白川郷に負けまいとこのような立派な合掌造りの屋敷を作ったと言われています。
囲炉裏を囲んで、岩魚や山菜の天ぷらなどの料理をいただいた後に、地元の保存会の方々による民謡の演奏と踊りの鑑賞です。
感動覚めやまぬまま外に出ると、合掌造りの家々がほのかな灯りでライトアップされ、幻想的な雰囲気でした。地元の方々も最後までバスを見送ってくれてとても思い出深い一日となりました。
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