【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2023年01月10日

【帰着レポート】「金沢の年越し」ゆく年くる年Bコース 4日間

〈12月30日発 添乗員:本社営業部 岩田尚之〉

 出発日1週間前は、ニュースで連日報道されるほどの北陸地方の大雪。無事に新幹線は出るのだろうか、観光に支障は出ないだろうか、出発当日になっても不安でいっぱいでした。しかし、実際には、ご参加の皆様のパワーのおかげか、大きく天候も崩れることなく金沢を中心に観光地をしっかりご案内することができました。Bコースでご案内した世界遺産白川郷や五箇山の部分も合わせて年末年始の金沢の様子をレポートいたします。

雪を抱いた世界遺産。変わらぬ日本の冬景色がありました。

金沢からバスで2時間ほど、岐阜県に位置する白川郷と富山県に位置する五箇山(相倉集落)に行きました。どちらも1995年に世界文化遺産に登録されています。名実ともに日本を代表する観光地として、すでに訪れたことのある方も多いのではないでしょうか。山間部に佇む茅葺屋根の集落は春夏秋冬四季折々の景色を見せてくれますが、やはり冬の季節が個人的には一番景色映えするのではないかと改めて思いました。集落に吹く風の影響を考慮し、同じ茅葺屋根でも白川郷と五箇山では窓の向きや作りが微妙に違っている点も比較できて面白いところです。豪雪地方に生きる先人たちの知恵がしっかりと刻まれていました。

駐車場から村内に入るため「であい橋」を渡ります。山、川一面雪が積もって幻想的です。
滑らないように慎重に渡っていきます。
白川郷では全て窓はこの向きに。これも風向けを考え積雪を防ぐ目的があります。統一感があって遠望からの眺めも綺麗です。
五箇山・相倉集落はさらに積雪があり2ⅿを超えるところも。観光客も少なくのんびり散策できました。
自宅前の雪かきをする少年の姿も。雪は天然の遊び場に変わります。

新しい文化と歴史を紡ぐ街・金沢の魅力をたっぷり満喫

加賀百万石の時代より、藩主前田家によって文化保護に力を入れてきた時代背景から、金沢の町並みには、新旧の文化が融合したそれぞれの見どころがあり観光客を惹きつけています。藩主が居城し加賀藩の中心地であった金沢城公園、そして代々藩主によって受け継がれ増床されてきた名園兼六園。いわずもがな金沢を代表する観光地です。近くには、金沢城に卸していた御膳所であり、今では市民の台所となっている「近江町市場」もあり、年末年始の大賑わいを見せていました。

兼六園の冬の風物詩「雪吊り」は北陸地方に冬が訪れることを告げる恒例行事です。
代々藩主が住んだ金沢城。旧陸軍第九師団が置かれたり、金沢大学のキャンパスが置かれたりといった時代を経て、今では綺麗に整備され市民の憩いの場となっています。
宿泊した金沢東急ホテルの裏手には、加賀藩に仕えた中級武士が住む武家屋敷が今でも綺麗に残されています。
この時期の旬はやはり蟹。店員の威勢の良い掛け声はとても活気がありました。
元旦には、初詣に「尾山神社」へ参拝。加賀藩宗主前田利家と正室お松の方を祀っています。

 一方、2020年10月に東京国立近代美術館工芸館より移転された国立工芸館には、国内外のアーティストによる作品が国別にコレクションされているほか、人間国宝となった蒔絵師、松田権六の作品なども展示されていました。さらに、全国の美術館集客ランキングで第一位に輝いたこともある21世紀美術館には、三が日とは思えないほどの多くの観光客が訪れており、独創的な現代アートをご覧いただきました。

左の展示棟は旧陸軍第九師団司令庁舎をそのまま修復し利用しています。右の事務棟も同陸軍将校の社交場であった建物をそのまま利用しており、建物自体の歴史的価値もあります。
松田権六の作業場が完全再現されています。作業風景もビデオ上映され好評でした。
次から次へと21世紀美術館へ訪れる観光客。建物は円形をしていて、正面を作らずどこからでも気軽に入れる「市民に開かれた美術館」を示しています。
有名な作品の1つ「スイミングプール」アルゼンチン出身レアンドロ・エルリッヒの作品です。

今昔の文化を融合させた見どころの多い金沢の旅となりました。ゴールデンウィークには、七尾にも足を伸ばす3連泊の旅も発表しています。世界無形文化遺産の「青柏祭」で迫力ある山車をご覧いただきます。下記リンクよりご覧ください。初夏の涼やかな金沢もおすすめです。

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