【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年08月19日

【帰着レポート】秋田 西馬音内盆踊りの旅 3日間 

<8/17発 添乗員:東京本社営業部 桂智洋>

 盆踊りは日本全国で行われる夏の風物詩。中でも「日本三大盆踊り」として有名なのは、秋田の「西馬音内の盆踊り」、岐阜の「郡上踊り」、徳島の「阿波踊り」日本三大盆踊りで、このたびは秋田の「西馬音内盆踊り」を楽しむ旅の添乗から戻りました。秋田県の内陸部に位置する西馬音内は、周囲を田園に囲まれた長閑な里山ですが、とても特徴的な盆踊りが受け継がれていました。             
 ※西馬音内とかいて「にしもない」と読みます。北海道のアイヌ語に起源を持つ言葉だそうです。

3年ぶちの開催で高揚感に包まれる会場の西馬音内本町通り 目の前を踊り子が通りました

秋田県の内陸部に位置する西馬音内周辺は、伝統的な文化、食事が大切に継承されていました。

東京駅により新幹線やまびこ号にて岩手県の北上駅へ。そこから1時間半かけて西馬音内へと向かいました。西馬音内は、秋田県南部の新幹線空白地帯で、空港も近くにはありません。積雪量も多い豪雪地帯のため、古くから陸の孤島のような場所で、ほかの地域との交流が少なく、そのため古くからの伝統や食べ物、お祭りがよく残されています。その代表が西馬音内盆踊りでしょう。
私(添乗員)は秋田県秋田市の出身ですが、地名こそ知っていたものの交通が不便なこともあり訪れるのは初めてでした。

米どころ秋田の食事はどれも美味しかったです。特に麹の効いたがっこ(漬物)にご飯がよく進みました。
増田町の見学。内部に床の間を配した座敷間を有する「座敷蔵」が多く、興味深い見学となりました。

野性的な囃子と、優雅で流れるような上方風の美しい踊り
その対照が西馬音内盆踊りの魅力

野性的な囃子に対し、優雅で流れるような上方風の美しい踊りの対照が西馬音内盆踊りの特徴です。踊りには音頭とがんけがあり、がんけは、月光の夜を飛ぶ雁の姿を踊りから連想した「雁形」、仏教伝来の「観化」、現世の悲恋を痛み、来世の幸運を願う「願生化生祭り」がつまって「願化踊り」と呼ばれたとの諸説があります。がんけの歌詞、節回しには哀調が漂い、本来、娯楽の踊りでなかった事を物語っていました。
当日は雨の心配もありましたが、夕方からお天気は回復して無事に本町通りのでの開催となりました。(雨の場合は市民体育館での開催です)会場は熱気に包まれ、3年振りの開催、3日目の盆踊りのフィナーレということもあり大いに盛り上がりました。ホテルに戻ると23時を回っていました。
皆様、遅くまで大変お疲れ様でした。

闇夜に浮かび上がる櫓と踊り子が幻想的な雰囲気をつくりだしていました。あっという間の3時間でした。
「盆踊り会館」では精巧な人形も展示されていました
前日は公民館で踊りの説明を聞き、予習もできました。

イザベラバードを魅了した金山町 
金山杉と白壁を用いた町は「美しく古びる」を目指していました。

西馬音内は山形県との県境に近かったことから、宿泊は山形県の北西部の金山町にしました。金山町は、町域の4分の3を占める森林からの金山杉と、白壁を用いた「美しく古びる」を目指した金山型住宅、また石造りの大堰と呼ぶ農業用水路には錦鯉を放流するなど、景観施策に意欲的な町として複数の町並みコンクールにおいて受賞実績があります。)。イザベラバードは、日本の奥地の調査のため日光から会津をまわり、新潟を経て宇津峠を越えて山形県へ入り、赤湯から羽州街道沿いに北上して明治11年に金山へ着き、上台峠をこえて金山の盆地を展望し、その美しさに感嘆したそうです。
また、宿泊したホテル「シューネスハイム金山」は、ドイツ語で「美しい家」という意味で、古い街並みを大切にするドイツのまちづくりを参考にしていたことから、ドイツ語のネーミングとなりました。緑が広がる場所で、館内には金山杉が使われ、ドイツ風の雰囲気を醸成するため、ヨーロッパの古城で実際に使われていたレンガも手配したそうです。

金山町の石造りの大堰では清流に鯉が泳いでいました
宿泊したホテル。オーストリアのチロル地方のような雰囲気でした

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