【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年06月16日

【帰着レポート】京の老舗相伝の味【4日間】

2022年6月13日(月)~6月16日(木)添乗員:本社営業部 土屋渉

<6/13発 添乗員:本社営業部 土屋渉>

 梅雨に突入し、雨が滴り風情ある京都へ行ってまいりました。今回の旅のメインは食。京都では創業100年でも老舗と呼ぶには早いといわれる世界ですが、今回の旅でご案内した料亭は創業260年から480年という老舗の中の老舗。長い間、たくさんのお客さんをもてなし続けてきた伝統の味を存分にお楽しみいただきました。

泉涌寺の僧侶の方に境内を案内していただきました。

二傳

 二傳は1757年創業で、歴史は初代傳七が魚屋を開いたところからはじまりました。店は二条城への出入りを許され、「二条城出入りの傳七」が詰まり、ほどなく屋号を「二傳」と呼ぶようになりました。250有年の間、受け継がれ磨き上げられた伝統の鱧料理が名物です。ちょうど鱧が旬を迎える今回の旅では、鱧源平焼きや鱧の柳川鍋などのコース料理をお召し上がりいただきました。

宝暦七年(1757年)創業の京料理の二傳
鱧落とし
鱧の柳川鍋

鱧のアスパラ巻揚げ

平野屋

 鮎茶屋平野屋は江戸時代から400年続く老舗で、愛宕神社への参詣者を古くからもてなしていました。現在の女将さんは14代目。今も昔と変わらず、毎朝おくどさんに火を入れることから一日が始まるそうです。平野屋専属の漁師によって保津川水系の清流で獲られた新鮮な鮎を使用した、鮎のお造り、塩焼き、甘露煮などのコース料理をいただきまました。今回提供された鮎は一人4.5匹という贅沢。鮎のお造りははじめて食べるという方も多く、「ほんものを食べたわ」と仰っている方もいらっしゃいました。食後には名物の志んこ団子とお抹茶もお召し上がりいただきました。

店の目の前には愛宕神社の鳥居が
鮎の塩焼き 酢たれにつけて
鮎の甘露煮 お腹には卵がぎっしり
古くから参詣者の旅の疲れを癒した志んこ団子

中村楼

 中村楼は八坂神社の境内に位置し、江戸時代の文献にも登場する創業480年の老舗料亭です。特別に女将さんによる中村楼の歴史を簡単に説明していただき、見た目からも食材からも初夏らしさを感じる京懐石料理をお召し上がりいただきました。

八坂神社境内に構える中村楼
土佐酢ジュレの先付
初夏らしさを感じる八寸
賀茂茄子や鱧の炊合せ

わらじや

 わらじやは京都で400年続く老舗で、わらじやという店名はかつて豊臣秀吉が入洛の時にこの店で草鞋を脱いで休憩したというエピソードから名付けられました。名物料理はうなべとうぞうすい。蒲焼きのうなぎはよくお召し上がりになる方も、こういう食べ方は初めてだわと驚かれていました。うなべはうなぎ本来の味をしっかり感じることができ、やさしい味付けの出汁が引き立てます。残った出汁で〆の雑炊を。もちろん出汁は継ぎ足してくれますので出汁をを飲み干すこともできます。店員さんによる給仕も昔ながらの伝統です。

暖簾横には店名にもなっているわらじも
まずはお抹茶とお茶菓子で一服
うなべ うなぎ本来の味を楽しめます
鍋の残った出汁で〆のうぞうすい

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