【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年06月03日

【帰着レポート】新緑の白神山地と秘境イトムカをゆく 5日間

2022年5月21日~5月25日 5日間 添乗員:九州支店 柴尾祐樹

<5/21発 添乗員:九州支店 柴尾祐樹>

新緑萌える5月、北東北3県の大自然を満喫するコースへ添乗いたしました。旅のハイライトは十和田湖の秘境・イトムカと奥入瀬渓流の奥に聳える巨木ニドムカムイ。あまり知られていない未知なる観光スポットの連続に、同行のお客様も連日大喜びの様子でした。加えて、白神十二湖や八幡平の散策も楽しみ、自然好きのお客様にとっては最高の時間をお過ごしいただけたツアーとなりました。

まさに神秘の絶景 秘境イトムカ

今回のツアーで最も天候に恵まれた4日目。旅のハイライトである十和田八幡平自然公園内の特別保護区に位置するイトムカを訪ねました。イトムカとはアイヌ語で「光輝く水」という意味で、世界最大の二重カルデラ湖・十和田湖の中にできた中湖(なかうみ)入江のことを指します。秘境と称されるだけあり、陸上からの訪問は不可。今回のツアーではリムボート(エンジン付きゴムボート)に乗って入江を目指しました。道中、キリストの形をした奇跡の岩や、岩や鉄分が酸化してできた赤土の断層などボートでしか見ることができない、これまた手つかずの自然が広がっていました。

太陽の光をあびて新緑が輝きます。その中をボートで進んでいきました
水辺には険しい崖の風景も。迫力満点です。

いよいよイトムカに到着。そこには“神秘”という言葉がまさにぴったりの、驚くほどに透明に澄んだ水を湛えるエメラルドグリーンの湖面が広がっていました。青い空と周囲の瑞々しい新緑とのコントラストも印象的でした。

水の透明度が高いため、水中の倒木の様子がよくわかります。これもまた芸術作品のような美しさです。
エメラルドグリーンの湖、新緑の森、青い太陽。生命力あふれる風景です。

午後は、気持ちの良い奥入瀬渓流の散策を楽しみ、世界最大級のブナの巨木ニドムカムイ(アイヌ語で「森の神」の意味)へ。樹齢400年、幹回り6.1mの巨木は1本木では日本一に認定され、三つ又に分かれた木は重心の見極めが難しく、伐採されずに森の神として残されたそうです。新緑の森を歩くと、新芽があちこちに。新しい命の息吹に満ち溢れていたのが印象的でした

ニドムカムイ。近くで見るとよりその迫力に圧倒されます。
入口には熊に注意の看板がありますが、専門ガイドと一緒に入りますのでご安心ください。

水と緑に囲まれる奥入瀬渓流

東北の自然に癒される

がらっと雰囲気を変え、雪景色を楽しめたのが岩手の八幡平です。標高1,600m前後の八幡平頂上レストハウスに到着すると、5月下旬とは思えない白銀の世界が。出発地・九州ではすでに初夏のような気温だったことを考えると、いかに日本列島が多様な自然、気候であるかを改めて感じさせられました。東北で出会った春の雪景色にご参加の皆様も大興奮。頑張って雪道を歩いて鏡沼へ向かいました。ここまでくると、近年SNSやテレビで話題のドラゴンアイが姿を現します。雪解けの様子が、まるで龍の目に見えることからこの名が付けられた絶景ポイントで、あと1週間もすればもう少し氷が解け、目玉の部分がさらに青く見えるそうです。

さらに白神十二湖へも足を延ばしました。秋田県の北西部から青森県南西部にかけて広がる白神山地は、人の影響をほとんど受けていないブナの原生林が広がっていることから、1993年に屋久島とともに日本で初めてのユネスコ世界自然遺産に登録されました。白神山地には主たるブナだけでなく、ミズナラ、イタヤカエデ、トチノキ、ニオイコブシなど様々な樹種が生育しています。白神岳から北へ延びる尾根の末端に位置する崩山(標高940m)は1704年の大地震で崩れ、その中腹にある大崩(標高694m)から眼下を見渡すと12の湖が望めることが十二湖の名前の由来となっています。今回は、太陽の光を受けると青く輝くことから名づけられた「青池」、「ブナ自然林」、「沸壺の池」などをご覧いただきながら散策を楽しみました。

木々の間から青池が
ブナの原生林の中を歩いてゆきます
青池のほとりには展望台が

新緑の美しさを思う存分満喫した5日間でしたが、次は秋の紅葉の季節に訪れてみたいものです。

小岩井農場
大湯ストーンサークル
弘前銀行

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