【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年04月21日

【帰着レポート】京の歳時記 卯月 都をどりと春を楽しむ

<4月18日発 添乗員:本社営業部 岩田 尚之>

桜の満開の季節も終わり、少し観光客の落ち着いた京都の町を舞台に、春の息吹を感じる観光名所を訪問しました。また、コロナ禍で2年の休演を余儀なくされた春の風物詩「都をどり」が今年いよいよ再開され、華やかに着飾られた舞妓・芸妓による祇園の舞も鑑賞いただきました。1週間前に出発した土屋添乗員もレポートをアップしていますので、こちらかもあわせてご覧ください。

約2年ぶりの開催。京都に春を告げる風物詩「都をどり」を鑑賞

明治4年、日本で初めての博覧会が京都で開催され、遷都により沈滞したムードを一新しようと開催されたのが「都をどり」の起源だそうです。以来、100年以上にわたって京都に春を告げてきた都をどりですが、コロナ禍となった過去2年間、やむなく休演を余儀なくされ、舞妓・芸妓たちのお披露目の機会もありませんでした。それが今年、ようやく開催されることとなり、観光客はもちろん、地元京都市民も待ちに待ったイベントに大いに盛り上がりを見せていました。会場はほぼ満員御礼という活況で、いかに期待値が高いかがうかがい知れました。ご参加の皆様も「これを楽しみに参加したのよ」とのお声も多く、優雅な京舞をお楽しみいただきました。

通常、公演している祇園甲部歌舞練場が、現在修復工事中のため、京都南座で開催しています。
街中には、いたるところにイベントを告げるポスターがありました。久々の開催に、街全体で盛り上げようという意気込みを感じます。

京都を代表する美しい花々の名所も訪問しました。

満開の桜の時期とは少し遅れての出発ではありましたが、京都の観光各所では色とりどりの花々が私たちを出迎えてくれました。「御室桜」で知られる建仁寺は遅咲きの桜として知られ、一部ではありますが綺麗に見られました。また、鮮やかな山吹が咲き誇る松尾大社では、見事な満開を迎えており、皆様夢中でお写真を撮って楽しまれていました。さらに、西山の中腹に位置する善峯寺を訪ねました。京都市内から離れており、山腹にあるため個人ではあまり行く機会のない寺院ですが、ここには日本一の松と称される五葉松「遊龍」があります。樹齢600年以上、国の天然記念物に指定されており、階段を登った先には、迫力ある遊龍が見られました。また、ここからは、京都市内が一望でき、遠く京都タワーも見られ見晴らしも抜群です。

御室桜は散りつつありましたが、仁和寺境内には、八重桜など遅咲きの桜もまだまだ見られ、長い間桜を楽しめる名スポットです。
お酒の神・松尾大神を祀る松尾大社。この時期は山吹が満開の見ごろを迎え、鮮やかな黄色の花弁が神社を彩っています。
日本一の松と称される善峯寺の五葉松「遊龍」。全長37ⅿの地を這う様は、まるで本物の龍のよう。写真には収まりきらないほどで、ただ、圧巻の一言でした。
善峯寺の参道の途中には紅葉したモミジ、青モミジ、群生した白いシャガのコントラストが見られ、美しい対比に思わず一枚。

専門ガイドとともに、じっくりと祇園散策へ。

京都には何度も来られた方も多いですが、専門ガイドとともに解説を聞きながら散策することで、より街の歴史や深みを知ることができます。祇園周辺には、いくつかの花街をはじめ、有名な寺社仏閣が点在し、見どころに尽きません。賑わいを見せる花見小路や落ち着いた雰囲気の宮川町など花街の違いも見られ、また、建仁寺では訪問日4月20日限りの特別公開の間もありと、祇園の名所を丁寧な解説のもとご案内しました。

一足先にお祭りの終わった宮川町のお茶屋街。お店前には白い提灯が並びます。時代を経ても変わらぬ花街の雰囲気を感じます。
お祭り開催中の祇園では赤い提灯を飾っています。花見小路には、本拠地の祇園甲部歌舞練場(現在修復工事中)があります。
訪問した4月20日は、建仁寺を開山した栄西禅師の誕生日。毎年、彼の誕生日にあわせて開催されるのが、「四頭茶会(よつがしらちゃかい)」。通常は公開されない茶会の部屋ですが、コロナ禍で茶会が中止となっているため、特別に一般公開されていました。現地ガイドも「開いたところを見たことがない」と興奮気味に語っていました。
「市聖」と称された空也上人が開いた六波羅蜜寺。周辺には平家一門の屋敷も多く、清盛公の墓も置かれています。有名な空也上人像は現在、東京都国立美術館に出張中でしたが、本物と見間違うほどに精巧に造られた模像が見られました。

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