【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年09月17日

極みの宿に泊まる旅 箱根 強羅花壇

2020年9月16日~9月17日 2日間 添乗員:東京支店 桂 智洋

強羅花壇の敷地内にある自家源泉は3本、豊富な湯量を誇ります

日本旅百景のシリーズに「極みの宿に泊まる旅」があります。日本の美意識が詰まった極上の宿に泊まり、守り続けてきた伝統、品格、料理、そしておもてなしの心を存分に体験していただくことを共通のコンセプトとしています。

そのひとつの舞台が「箱根 強羅花壇」。

強羅花壇は、約1万坪の広い敷地を誇り、その歴史は、昭和5(1930)年まで遡ります。江戸時代の四宮家のひとつ、閑院宮載仁親王(かんいんのみやことひとしんのう)が夏の避暑用に岩崎康弥氏所有の土地を譲り受け、箱根の強羅の地に別邸を建設。戦後、当主を引き継いだ春仁親王は皇籍を離脱し、この強羅の土地を強羅花壇創業者の手に委ね、平成元(1989)年に全面改装を経て、現在の「強羅花壇」が誕生しました。

極みの宿「強羅花壇」に宿泊

明治、大正期から政財界人や文人が強羅花壇を訪れ、現在では海外からの要人にも多く利用され、世界にその名が知られています。また、厳しい審査をクリアし、「ルレ・エ・シャトー」の会員にもなっています。美しい自然の中に佇む強羅花壇は、その施設の美しさ、最高のホスピタリティ、極上の料理で高い評価を受けており、最高級のリゾートとして多くの人に愛されています。

敷地内に3本の源泉を所有しており、内2本は庭園内からの自家温泉です。泉質は弱アルカリ性単純温泉、無色透明な温泉は肌に優しく、大浴場には緑に囲まれた露天風呂もあり、開放感に溢れます。

この日は、少し早めにチェックインをし、ゆっくりと強羅花壇での滞在をお楽しみいただきました。季節ごとに趣向を凝らし、素材の味を最大に生かした上質な懐石料理を心ゆくまでご堪能いただけたようです。

ルレ・エ・シャトーのエンブレムがさり気なく置かれた強羅花壇のエントランス
強羅駅へのお迎えはこの黒塗りのベンツ。優雅に旅がスタートしました

芸術の町・箱根の美術館を楽しみました

厳選した観光を楽しむのもこのシリーズの特徴です。ご存じのとおり、箱根周辺は上質な美術館が点在していて、旅の大きな楽しみにもなります。

このたびご紹介したのは箱根ラリック美術館。ラリック美術館には、アール・ヌーヴォー、アール・デコという美術様式の時代に生きたフランス人のジュエリーとガラス工芸家ルネ・ラリックの作品を展示しています。館内には多数の香水瓶も展示されていますが、独創的で優美な細工が施されたガラス瓶は女性の優雅な生活を想起させる、繊細で美しい品々でした。

箱根ラリック美術館を訪問。お客様も学芸員の説明に熱心に耳を傾けていらっしゃいました

オリエント急行での優雅なひととき

ラリック美術館の自慢のひとつが、豪華列車オリエント急行の展示です。複製ではございません。1929年に作られたもので、当初はパリを出発して南仏へ向かうコート・ダジュール号として運行し、車両はオリエント急行を運行する会社に買い取られました。

その後、現役を引退したこの車両は、2004年にヨーロッパから、箱根ラリック美術館に運ばれ、現在カフェ「ル・トラン」として利用されています。車両の隣のスペースで解説ビデオをご覧いただきながら、車内では特製のシフォンケーキと紅茶でしばし優雅なお時間をお楽しみいただきました。

「乗車」の前にはオリエント急行の歴史を映像でレクチャーを受けました
オリエント急行内のカフェ「ル・トラン」での優雅なティータイム

旅の締めくくりは、富士屋ホテルでのランチを

強羅花壇と同じく箱根を代表するホテルのひとつが「富士屋ホテル」です。ルレ・エ・シャトーに加盟する強羅花壇に対して、富士屋ホテルは「日本クラシックホテルの会」の一員で、明治時代の建築様式を今に伝える和洋折衷の建築が特徴です。昭和天皇や各国の王族、皇族、ヘレン・ケラー、チャップリンなど国内外の多くの著名人に愛されてきました。

締めくくりのランチは、「メインダイニング・ザ・フジヤ」にてフレンチのフルコースです。日本アルプスの高山植物636種が描かれた天井高6メートルの折上格天井、欄間や柱にひそむ様々な彫刻も見事でした。

宿でくつろぎ、美術鑑賞やお食事も楽しむ。わずか2日間でしたが、少し日常を離れて特別な時間を満喫いただきました。

富士屋ホテルのメインダイニングでの食事
富士屋ホテルの歴史も学びました

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