【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2020年10月08日
熊野を歩く 世界遺産 熊野古道の旅
2020年9月29日~10月1日 4日間 添乗員:東京支店 萩原 雄太

世界遺産に登録されている熊野古道をご案内しました。熊野のウォーキングが旅のメインではありますが、紀伊半島の温泉や海岸沿いの景勝地も楽しむことができ、4日間はありますがボリュームたっぷりの内容でお届けできました。
スペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路と姉妹道提携されていることもあり、海外からの訪問客も多い場所ではありますが、とても静かな中、昔の雰囲気を味わいながらじっくり歩けたことが今年ならではだったかと思います。そのような写真も交えつつ、帰国後の報告をいたします。ご一読いただけましたら幸いです。
白浜の自然が生み出した絶景、千畳敷と三段壁
南紀白浜空港に降り立ち、空港へ。白浜は、海岸沿いの変化に富んだ景色が印象的な場所ですが、その中でも特徴的な場所が千畳敷と三段壁です。高さ60メートルほどの断崖が2キロにわたって続く様子は見応えがあります。
本日のホテルは、古賀の井リゾート&スパです。地元の旬な食材を日本食料理「神島」で楽しみ、温泉にゆっくり浸かっていただきました。モダンながらも落ち着いた内装のお風呂でした。


2日目、本州最南端を経て、世界遺産・熊野古道をウォーキング
2日目から本格的に熊野古道を歩きます。途中、本州最南端の潮岬に立ち寄りました。展望台からの景色は、天気の良さも相まって地球の丸さが良くわかるとても美しいものでした。 潮岬を後にし、那智勝浦から熊野ウォーキングに臨みました。
不揃いな石段が続く、昔を彷彿とさせる道を抜けるとそこから那智大社の表参道へと入ります。ここは階段が460段ほどあり、それほど高さはありませんが那智大社目指して皆さんで頑張って登り切りました。
那智大社の脇にある青岸渡寺にまずは到着し、お参りをした後、那智大社を見学しました。熊野らしく、八咫烏を祀った場所やお寺と神社が隣り合う神仏習合の様子もよくわかる場所です。ここでは、熊野詣の楽しみでもある、熊野牛王神符(くまのごおうしんぷ)と呼ばれるカラス文字で書かれたお札や御朱印をもらわれた方もいました。
2日目は、那智勝浦を代表するホテル浦島に宿泊。まるで竜宮城に行くように、亀をモチーフにした渡し船でホテルエントランスへ向かいます。ホテル敷地内からは荒々しい海の景観も楽しめますが、波打ち際にできた洞窟風呂が何よりもここの特徴といえます。ちょっと変わった温泉でウォーキングの疲れを癒して3日目に臨みます。




鮮やかな朱色の速玉神社を訪れ、地元の名店でフレンチを堪能
3日目は新宮市へ移動。ここでは、多くの方が驚かれる神倉神社へまず訪れました。500段以上ある階段をなんとか登り切った先には、巨石「ゴトビキ岩」と新宮市の展望が待ち受けていました。下った後は、熊野三山のひとつである速玉大社を訪ね、大きな樹齢1000年のナギの木や美しい朱塗りの瑞垣と朱塗りの社殿が横に5棟並ぶ本殿も見学しました。
見学後は昼食。地元で30年以上続く老舗「イル・ド・フランス」にて、地元の食材を活かしたフレンチを味わった後、熊野ウォーキング第二回目の高野坂入口へ。 高野坂や中辺路でも珍しい波打つ音を聞きながら歩くことができるルートでした。
熊野古道、紀伊半島の様々な魅力にふれる4日でした
最終日は、約7キロの熊野ウォーキング。朝9時頃から歩きはじめ、じっくり時間をかけてお昼過ぎまでかけて熊野本宮を目指しました。
発心門王子で皆さん揃って無事を願った後、伏拝王子を通過し、三軒茶屋跡で少し休憩してから最後は下り坂を降りて熊野本宮へ到着。誰一人ケガもなく歩ききることができました。本宮で参拝した後は、お弁当を食べて、かつて熊野本宮大社がおかれていた大斎原を最後に訪ねて熊野の地を後にしました。
4日間、熊野を歩くことをテーマに巡るコースでしたが、どのルートにも特徴があり、熊野古道の色んな顔をご覧いただけたと思います。そしてその疲れを癒す温泉も、毎日の楽しみとなり朝から夜まで紀伊半島の良さを感じるコースだったと思います。まだこの地を訪ねたことがない方はもちろん、再度、じっくり訪れたいとお考えの方にもおすすめいたします。




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