【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年12月20日
【帰着レポート】師走 奈良の歳時記 唐招提寺特別拝観と年に一度の東大寺秘仏公開 4日間
<12/15発 添乗員:東京支店 萩原雄太>
年に一度、12月16日のみ公開される東大寺の3つのお堂の秘仏鑑賞と合わせて、普段見学できない唐招提寺の礼堂の特別鑑賞も楽しみました。その他にも通常あまり訪れない柳生地域のお寺を訪ねたり、ならまちでは、人気のお店でのお食事を味わったりなど、4日間様々な奈良・京都の魅力を楽しむコースでした。
東大寺3つのお堂の秘仏公開
東大寺最古の建物とされる三月堂=法華堂では、ご本尊の不空羂索観音立像はもちろん、秘仏公開ということで、ご本尊の裏に位置する執金剛神をご覧いただきました。創建以来の色彩を保ち、1000年も前から変わらず敵より人々を守ろうとする姿は、5分間という制限時間まるまる見入ってしまうほどでした。
続いで訪問した開山堂は、良弁僧正をお祀りした御堂。良弁僧正は、東大寺の前身である、金鐘寺に住した後に、東大寺創建に尽力されたことで知られています。秘仏である良弁僧正坐像は、平安時代に造られた彫像。普段は、厨子の中なので、保存状態が良く、色彩が残り、本人のどっしりとした重厚な風格をよく表していました。
3つ目に訪ねた俊乗堂は、平安時代に焼失した東大寺復興に大きな足跡を残した重源上人の為に造られました。秘仏であり国宝の重源上人坐像は、口を固く結んだ厳しい表情、大きく張った肩や膝、骨太のがっしりとした手など、重源上人の秀でた精神性と最晩年の姿を見事に表現した彫刻です。
どれも素晴らしい保存状態の秘仏で、一部並びながら順番待ちでの鑑賞もありましたが、例年に比べると人では少なく、スムーズに鑑賞できたことも、今の時期ならではだったと感じます。


唐招提寺の特別見学や柳生訪問も好評でした
秘仏公開以外にも見どころは盛沢山でしたが、中でも好評だったものが、唐招提寺の礼堂特別見学です。鑑真和上が開いた修行の道場である唐招提寺。境内の中心には8世紀後半に建てられた創建時の姿を残す金堂があり、本尊は廬舎那仏増です。このたびは、かつて僧房として使用されていた通常非公開の礼堂も見学。縄状に結われた髪が特徴的な13世紀の釈迦如来立像、お釈迦様の遺骨「如来舎利三千粒」が収められた日供舎利塔をご覧いただきました。
また、個人では訪れに難い場所として、好評だったのが柳生街道です。今回のツアーでは、最後に訪ねる平等院鳳凰堂と絡めて、浄瑠璃式庭園を有する2つの寺院をご案内。運慶の初期の傑作を所有する円成寺と国宝である九体阿弥陀如来像をご本尊とする浄瑠璃寺の見学は、初めてだった方も多く、喜ばれているのが印象的でした。


ならまちの名店で美味しい食事も味わいました。
4日間のツアーでしたので、3回あった夕食では、ならまちを代表するお店でのお食事をご案内しました。初日は、江戸末期の家屋を改装した「O・MO・YA」にてフレンチを。2日目は、ミシュランで星を獲得されたこともある隠れた日本料理店「かこむら」へ。そして3日目は、金沢の名店「つる幸」で修業された店主が定評のある魚料理を中心に提供する「つる由」にて昼食。どれも味はもちろん、色合いや器も素敵で、目も喜ばされてくれるお料理でした。




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