【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年07月26日

神田明神神職と行く 熊野参詣道と熊野三山・特別参拝の旅

2020年7月16日~19日 4日間 添乗員:東京支店 矢澤 高宜

那智大社の宮司と神田明神神職3名の4ショットです

和歌山・熊野エリアに行ってまいりました。

ツアータイトルにもある通り、今回は神田明神の神職と行く旅でした。江戸の総鎮守、神田明神の境内に昨年完成した文化交流館の縁から実現し、禰宜、権禰宜の3名が同行してくれました。

賽銭箱の前で手を合わせる一般参拝とは違い、熊野本宮、速玉、那智三山ともに全員が拝殿に昇って正式参拝。修祓、祝詞奏上、巫女の舞、玉串奉奠といった一連の作法に則って参拝をするだけでなく、さらに宮司による説話をいただいたり、一般開放されていない本殿エリアに入って解説を伺えたり(那智大社ではご本殿の写真撮影も許可をいただけました)、予定になかった闘鶏神社にも連絡いただき正式参拝が実現したり、と特別感満載でした。

速玉大社での正式参拝の様子

日本古来の宗教、神道を見つめ直す機会となりました

各社とも手水の柄杓や鈴緒、直会のお神酒などを無くしており、コロナ禍が神域にも影響を及ぼしている現状でしたが、それ以外は普段通りでした。神職によるバス内でのよもやま話(神道とは、神社の日常、質疑応答)や宿での雅楽演奏会(笙、篳篥、龍笛)も盛り上がりました。身近にありながら、知っているようで知らない事も多い日本古来の宗教、神道を見つめ直す格好の機会となりました。

※動画は神職による君が代の雅楽演奏です。なじみ深い旋律も雅楽で聴くと新鮮に聞こえます。ぜひご視聴ください。

那智大社本殿前 通常は立ち入り、写真撮影できないエリアにも宮司の案内で入れました

蟻の熊野路

また、熊野といえば「蟻の熊野路」、熊野古道が有名です。普段は古道歩きを楽しむ人で混雑するのですが、今回は個人旅行の方と数名すれ違うくらいで、ほぼ「貸し切り」状態で古道を歩けました。2時間ほどの簡単なウォーキングでしたが、語り部さんも6人にひとり(通常時は20人にひとり)ついてくださり、まるで個人旅行のように説明を楽しみながら歩きました。

熊野古道の語り部さんの案内で歩きました
熊野古道ウォーキング 語り部一人につき6人までで歩きました

龍神温泉に連泊

龍神温泉 季楽里龍神 地場産の木材をふんだんに使った温かみのある館内でした

初日と2日目は龍神温泉に連泊。県内の8割は森林という山また山の和歌山県ですが、まさに山間の秘湯というべき地に佇む静かな温泉郷でした。

ここは日本三美人湯にも選ばれており(他は島根の湯の川温泉と群馬の川中温泉)、旧重曹泉のお湯は化粧水のようにとろとろ。温泉に入りなれている皆様も「いいお湯だ」と口々に仰っていたのが印象的でした。宿も感染症対策を万全にして私たちを温かく迎えてくれました。

最後は本州最南端の地・串本に宿泊し、帰路へつきました。

串本 本州最南端・潮岬灯台の上からの眺め

特別参拝などご好評いただきましたが、何より印象に残ったのは「大変な状況の中、よく来てくれた」と各地歓待してくださったことです。この状況下での旅行に不安をお持ちの方もいらっしゃいましたが、各地での温かいおもてなしに感激なさっていた姿が印象的でした。
 

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