【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2021年01月13日

人気の「あめつち」全線乗車と足立美術館秋季・冬季特別展の旅

2020年11月28日~12月1日 4日間 添乗員:東京支店 萩原雄太

足立美術館の展示替えに合わせ、人気の列車「あめつち」に乗車し、4日間かけて山陰地方をゆっくり巡りました。まだあまり知られていない「あめつち」の乗車レポートと、1日の休みもなく展示替えをする足立美術館の様子をお届けします。

地域の魅力が詰まった列車「あめつち」

昨今様々な観光列車が登場し脚光を浴びていますが、2018年から運行する「あめつち」もそのひとつ。ユニークなその名は、日本神話の舞台である山陰地方ならではで、古事記の「天地(あめつち)」の記載に由来しています。

列車の先頭にも「天地」のロゴが入っています
車窓手帳は開くと大きな地図に。イラスト入りで景色が紹介されています

私たちは始発駅の鳥取から終点の出雲市駅まで乗車。車内で配られる「あめつち車窓手帳」を見ながら、ゆっくり流れていく車窓の風景を楽しみ、島根を目指しました。

11時頃にはあめつち弁当が配られ、景色を楽しみながらのランチタイム。島根県に入ると、宍道湖が見える辺りや八岐大蛇(やまたのおろち)の正体ともいわれる斐伊川の周辺で徐行してくれたので、写真にもバッチリ収めることができました。

あめつち弁当は山陰の具材がたっぷり
売店にはオリジナルグッズも

ミシュラン3ツ星の足立美術館の庭園とオープンしたての魯山人館を鑑賞

島根では出雲大社や宍道湖の景色をお楽しみいただきましたが、旅のハイライトでもあった足立美術館はやはり見応えがありました。2日間にわたって訪ねるのがポイントです。

初日は11月30日まで開催している秋季特別展を見学。創設者・足立全康の「庭園も一幅の絵画」であるという信念の下手をかけられた、まるで日本画のようなミシュラン3ツ星の庭園を愛でていただきました。それから本館2階で開催されている特別展「日本画ベストアーティスト10」を鑑賞。横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂などの作品をご覧いただきました。

天気も良く、日本庭園の美しさがより際立っていました。
生の掛け軸といわれる、庭園を背景とした和室の風景

鑑賞時間を3時間半とたっぷりお取りしていたので、普段は混雑でなかなか入れない庭園が見えるカフェでもおくつろぎいただけました。そして、特別企画展だけではなく、2020年にオープンしたばかりの、料理人、書家、陶芸家として生きた北大路魯山人の作品を集めた魯山人館をお訪ねいただいたほか、足立美術館賞を受賞した作品をはじめ見応えのある現代日本画などもじっくり鑑賞していただき、初日を終えました。

今年オープンの魯山人館は盛況でした
カフェでのひとときも楽しめました

そして迎えた2日目の12月1日。実はこの日から冬季特別展がスタートします。前日も通常どおり営業し、当日も毎日欠かさず行われる庭園清掃を朝からスタッフ総出で行っておられました。にもかかわらず、2階の展示は様変わり。皆様驚くと同時に感激されていました。

冬季特別展は「愛の日本画」がメインテーマ。足立美術館が所有する大観などの作品をご鑑賞いただき、2日続けてたっぷり足立美術館をご堪能いただきました。

通常、駆け足で回ってしまいがちなエリアかもしれませんが、今回の旅のように連泊しながらじっくり時間をかけて丁寧に訪ねてみると、より深く当地の芸術にふれられたり、景色を様々な角度から楽しむことができたり、山陰の魅力をあらためて見直すことができました。このような山陰に焦点を絞ったコースがありましたら、ぜひおすすめしたいです。

ほかにもこんな場所を訪ねました!

鳥取砂丘と併せて、砂の美術館も
神在月の出雲大社に多くの方が詣でていました
ゴーギャン作品も収蔵する島根県立美術館
日本に現存する江戸からの天守を残す松江城

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