視察レポート

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2023年05月15日

【視察レポート・韓国第1弾】歴代の大統領府・青瓦台の一般開放と光の水原華城へ

〈九州支店:柴尾 祐樹〉

春の陽気を感じる3月初旬、私と名古屋支店長の柴崎、そして大の韓国好き社員・光武の3名で韓国視察に赴きました。長く続いたコロナ禍を経て、この3年間で世界各地の新たな観光スポットやホテルなど最新情報を収集しておりました。その中でこれは面白いと目に留まったのが韓国。例えば、74年の時を経て青瓦台が一般開放(※完全予約制)されたことや、5ツ星の伝統韓屋スタイルホテル「慶源斎アンバサダーホテル」の団体予約が可能になったなど、これは一度現地で確かめたいと思い早速出発しました。

ようやく海外旅行が再開しましたが、やはり“久しぶりの海外”となると、ご不安があるお客様もいらっしゃるはず。まずは近場から海外を訪れて…とお考えになられる方も多いのではないでしょうか。韓国は日本から最も近い海外であり、移動距離も短いことから高騰している燃油サーチャージのご負担も少なく、為替もコロナ前と比べ大きくは変わっておりません。新しい韓国の魅力を紹介することにより、皆様の海外旅行再開の後押しになればと思います。計3回にわたって現地の最新情報をレポートしますので、是非お楽しみください。

フライング水原の前で現地スタッフと集合写真

74年の時を経て、歴代の大統領府・青瓦台が一般開放!

これまで厳重な警備守られ、長い間ベールに包まれていた青瓦台。2022年5月の尹大統領が就任後、公約でもあった青瓦台の一般開放が人数限定の完全予約制にて実現されました。私もかつて訪れた時には、門の外から遠目に青瓦台の建物を見ただけでしたので、気持ちはかなり高揚しました。朝10時の予約に合わせて敷地内へ。まずは青い屋根瓦が印象的な青瓦台本館の内部見学です。赤い絨毯が敷かれ格式高い建物の2階には大統領執務室や首脳会談が行われていた接見室もあり、テレビで見ていた世界がまさに目の前に。そして、大統領一家が生活した官邸や公式行事などを執り行う迎賓館も開放されており、中々見れないものを見たという満足感がこみ上げてきました。ヘリポートまで併設された敷地内はとても広く、予定していた滞在時間があっという間に過ぎていました。情勢によっては、公開も中止になることもあり得ますので、ぜひ今のうちにお訪ねいただきたい場所です。

ベールに包まれた青瓦台の内部へ足を踏み入れます
大統領官邸も見学ができます。
大統領執務室
青瓦台本館に入ってすぐに広がる大階段
歴代大統領の肖像画
青瓦台の瓦は近くで見るとその美しさがよく分かります

青瓦台見学の後は、国賓の接待や政治会談の会場として使われた「三清閣」へ向かいました。ここは、1972年南北合意の声明が発表された直後に代表団の晩餐が行われた歴史的な場所です。都会の中にあるオアシスような感じで眺めも素晴らしく、ツアーでは昼食をお召し上がりいただくようにしました。全国各地から届けられた食材を使い、韓食の専門家が腕を振るったお料理をご賞味ください。

三清閣
三清閣の韓食ランチ
テラスからの眺め

上空から眺めるライトアップされた世界遺産の水原華城

ソウルから車で約1時間、世界遺産に登録される水原華城を訪ねました。李氏朝鮮第22代王の正祖が築いた城郭は1796年に完成し、当時の最高峰の建築技法を駆使した城郭です。全長5.7㎞の城壁は圧巻のスケール。日中の観光も見応えがありますが、お勧めは夜空に浮かぶフライング水原からの景観です。高さ70ⅿの上空から見渡すライトアップされた城壁と水原の街並みはとても幻想的です。空から見る城壁は改めてそのスケールの大きさを体感でき、印象的なひと時になることでしょう。気球と聞いて心配していましたが、地上とケーブルで連結された係留式の気球で、フランスの技術で作られておりこれまで事故は一切ないと。また、着地の際にもケーブルをゆっくりと巻いて着地するので衝撃も全くありませんでした。安心して上空からの景観をお楽しみいただけます。

水原華城 長安門
高さ80ⅿから城壁と水原の町を一望
フライング水原から見るライトアップされた水原華城

また、水原の食といえばカルビが名物です。「王(ワン)カルビ」と呼ばれ、朝鮮時代の王様や韓国歴代大統領もこよなく愛したといわれています。今回は地元おすすめのレストランで水原カルビを用意しましたので、ぜひお楽しみに。

水原のレストランで食べた王カルビ

次回の視察報告は、韓国最高層の「シグニエルホテル」と、全30室で予約の難しい仁川の5ツ星韓屋ホテル「慶源斎アンバサダーホテル」をご紹介します。

韓国最高層のホテル シグニエルソウル
国際都市・松島にある慶源齎アンバサダー仁川 キョンウォンジェアンバサダー提供

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