視察レポート

視察レポート

2022年06月14日

佐渡の新たな魅力を発見!

2022年6月3日(金)~2022年6月5日(日):東京支店・酒井康行

<2022年6月3日(金)~2022年6月5日(日):東京支店・酒井康行>

 6月第1週目の週末に、10名様限定の新ツアー「夏の佐渡じっくり周遊の旅」の視察のために佐渡島を訪ねました。大野亀では山吹色のカンゾウの花が咲き乱れ、相川の京町通りから奉行所にかけては相川音頭が優雅に踊り流れる「宵乃舞」が開催されており、佐渡の初夏を感じることの出来る視察となりました。
 このたびの視察報告では、新ツアーの内容に含まれている見どころを中心にご紹介します。

大佐渡石名天然杉を見て来ました!

 標高900m付近の天然杉を気軽に楽しめるのが石名天然杉の周遊コース(約650m)です。このあたりは冬期間の積雪が多く、強い季節風に晒されるなど、杉の生育には非常に厳しい環境にあるため、長い年月をかけ特異な形状に生長した杉を見ることが出来ます。
 徳川幕府直轄の天領であった佐渡において、「御料林」として保護され大切にされてきたために、天然杉の巨木は、今日まで守られてきたのです。
 積雪の影響もあり、遊歩道を歩くことが出来るのは5月下旬から11月中旬までと限られますが、古い町並みが残る宿根木集落や相川集落の散策や「たらい舟」遊覧に次ぐ新たな佐渡の観光資源として、今後注目されていくことでしょう。

駐車場から砂利道を約500m登ります。ここは結構きついので、休みながら行きましょう。
約650mの遊歩道はここからスタート。木道もしくは枯れ枝が敷かれているので、遊歩道はまあまあ歩きやすいです。
大小6本の杉が変形して合体した象牙杉。枝の張り出しが特徴的で、像の牙を連想させます。
4本の杉が合体し周囲長は林内最大の四天王杉。力強い4本の杉の姿が、並び立つ四天王を連想させます。
遊歩道のほぼ中央に位置し、幹の太さが単木では最も大きく、家屋を支える大黒柱を連想させることから大黒杉と呼ばれます。
5本の杉が合体し、それぞれが寄り添って見えることから、絆の強い家族を連想し、家族杉と呼ばれます。
枝が四方八方に張り出している羽衣杉。根元から出た枝の様子が、風になびく羽衣を連想させます。

佐渡を代表する景色「岩首昇竜棚田」に感動!

 このたびの視察では、佐渡島を車で1周しましたが、随所で見ることが出来たのはスカイブルーの青空と紺碧の日本海、そして緑鮮やかな棚田のグラデーション。佐渡島の方にとっては何気ない通常の景色なのでしょうが、訪佐渡者からすると、どんな景色よりも佐渡を思い出す時に真っ先に思い浮かぶ光景なのではないかと、個人的には感じました。
 そんな景色の中でもとりわけダイナミックな景観であったのが岩首昇竜棚田。大佐渡石名天然杉同様に、車1台がやっとこさ通れるような道を登って行くと、棚田がそこかしこに現れ、視界が開けると岩首昇竜棚田に到着です。視界が良好ですと、新潟市内まで見渡せるそうで、あまりの美しさに、暫くの間、見惚れていました。

展望台から岩首昇竜棚田および日本海を望みました
道中も美しい車窓が広がります
棚田は見る角度によって表情が変わります

佐渡金山で潤った町・相川を舞台に繰り広げられる「宵乃舞」を鑑賞しました

 佐渡金山で潤った町・相川のメインとなる京町通りは、金山が栄えた江戸時代初期と変わらぬ面影を今に残す優雅な小径です。宵乃舞では、かつて商家が建ち並んだ歴史の道を、6月3日と4日の夜だけ、雪洞(ぼんぼり)の淡い灯りが照らし、佐渡内外の参加団体が「相川音頭」で優雅に踊り流します。それぞれの流しは、すべて生で演奏され、哀調を帯びた唄声とともに踊り手が進んで行く様子に、見物客は初夏の風物詩として惹き込まれます。フィナーレは「佐渡奉行所」で、こちらでもしっとりと優美な音頭流しが観られます。
 久々に見学した日本の祭りでしたが、あらためて地元に根付いた祭りは、日本らしくて良いなと思いました。

京町通りから鐘楼を経て佐渡奉行所跡に向かいます。
佐渡奉行所跡に到着しました。
佐渡奉行所跡でも優美な音頭流しは繰り広げられます
北沢浮遊選鉱場跡もカラフルにライトアップされていました

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
藤沢
0466-27-0111