安藤忠雄の建築のベネッセハウスに泊まる

　船を降りると出迎えてくれる赤いカボチャのオブジェや、椅子に腰かけて雑誌を読むカラフルな彫刻。一歩足を踏み入れると異空間が広がるその島は、瀬戸内海の美しい自然とアートが融合した直島です。かつて高度経済成長期には、自然破壊や過疎化・高齢化の問題を抱え、活気を失いつつある島でした。その様子を間近で見てきたベネッセと島の人々は、「アートをきっかけに活気を取り戻したい」と復興の道を歩んできました。日本を代表するアーティストたちがその思いに共鳴し、モダンな建物や作品を島に合うように作り、アートの楽園を作り上げました。日帰りで訪れることの多い直島ですが、今回は安藤忠雄建築のベネッセハウスに連泊し、今や、世界でも注目される瀬戸内アートの聖地をじっくりと味わいます。

犬島・家プロジェクト

　そこに暮らしてきた人の歴史や文化を伝えたいということから始まったプロジェクト。島全体を大きな美術館に見立て、集落の点在する古民家を活かして作品にしています。島民の普段着の姿を生きた風景をアートとしてとらえることで、昔ながらの島の暮らしや風景を大切に残すきっかけにもなっています。

自然と作品が連続する空間　豊島美術館

　海を背景に美しい棚田が広がるその場所にある豊島美術館。上部にある2つの開口部は吹き抜けなので、風、雨、土、葉などすべて自然のままに入り込み、中にいながらにして豊島の自然を感じることができます。自然の延長線に作品があるように作られており、素朴なこの島に溶け込み、「アートは瀬戸内の一部」であることを象徴しているようにも感じます。

ベネッセハウス泊まる 瀬戸内アート　直島・豊島・犬島の旅

【岡山駅集合・4日間】10月5日（火）、27日（水）、11月13日（土）、23日（火）

旅行代金￥168,000（1名利用追加料金　￥50,000）

離島という場所柄、ホテルの部屋数に限りがございますので、ご興味のある方は何卒お早めにご検討ください。