【国内】注目の旅

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2022年03月28日

【添乗員中屋のポイント解説】人気シリーズ「縄文を旅する」

添乗員 中屋雅之

2021年、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録されました。これらは北海道・北東北の豊かな自然の恵みを受けながら1万年以上にわたって採集・漁労・狩猟により定住生活を送った縄文人たちの精神文化を今に伝えてる貴重な文化遺産です。
その中で、私中屋雅之から特にお勧めのものを3つご紹介します。

縄文遺跡の代表と言えるのは青森県の「三内丸山遺跡」です。遺跡そのものも広大で見応えがありますが、ご注目いただきたいのは博物館に展示された「縄文ポシェット」です。これは檜の皮を使って編み上げたものであり、しかも同じパターンの繰り返しではなく、微妙に編み方を変えて模様を作り出しています。現代人が持っていても違和感のないおしゃれなものです。縄文人の技巧とセンスに脱帽です。

完全な形で残っているのは日本でこれだけです。中に入っていたクルミも一緒に展示されています。大変貴重な縄文期の発掘品です。

遮光器土偶が発掘された亀ヶ岡遺跡からほど近い場所に五能線の木造駅があります。駅の正面を見てびっくり。高さ17.3メートルの巨大な遮光器土偶が立っているのです。1992年に完成したモニュメントであり、全国の土偶ファンを魅了しています。遺跡ではありませんがぜひここにも立ち寄ってみてください。

地元では”しゃこちゃん”の愛称で知られ、電車が発着する際は目を点滅させて知らせてくれます。東北の駅百選にも選ばれています。

北海道伊達市に位置する北小金貝塚は竪穴式住居だけでなく、貝塚が復元されており見応えがあります。貝塚からはハマグリ・カキ・ホタテなどの貝類やマグロ・ヒラメなどの魚骨をはじめ、オットセイ・鯨などの海獣類の骨も出土しており、人々の食生活が良くわかります。貝塚は本物の貝殻などを使って復元され、理解しやすくなっています。

北小金貝塚は、本物の貝殻や骨を用いて復元されており、貝塚がどのように広がっているか一目でわかるよう工夫されています。

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